創業110年!海外進出の先駆者、YAMAGATA株式会社に訪問インタビュー!

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アジアマガジンでは、「アジア進出の先駆者企業を取材する」ということで取材をしてきました。今回は、創業からなんと110年のYAMAGATA株式会社の本社がある横浜までお伺いし、訪問インタビューしてきました。

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YAMAGATA株式会社の概要について

▼会社概要

社名:YAMAGATA株式会社
URL:http://www.yamagata-corp.jp/
所在地:〒220-8515神奈川県横浜市西区高島 2-6-34
Phone:045-461-4000
創業:1906年6月1日

▼事業概要

YAMAGATA株式会社は1906年創業の印刷会社です。主に製品取扱説明書の制作・翻訳・印刷事業に取り組んできました。手掛ける取扱説明書は、携帯電話・液晶TV・PCから自動車・航空機・鉄道車両まで多岐にわたり、携帯電話では一時期、国内製品40%以上のシェアを持っていたこともあります。取扱説明書製作を通じて培ってきた翻訳・ローカライゼーションサービスでは、世界40ヶ国語以上の言語に対応しています。昨今では、携帯・Webアプリの企画・製作をはじめとするデジタルコンテンツの製作にも携わっております。

▼アジア進出の沿革

1989年 シンガポール に、YAMAGATA SINGAPORE Pte Ltd 設立
1991年 マレーシア ニライに、YAMAGATA MALAYSIA Sdn. Bhd 設立
1995年 タイ バンコクに、YAMAGATA (Thailand)Co.,Ltd)設立
1999年 中国 厦門にYAMAGATA (Xiamen) Co., Ltd. を設立
2000年 香港にYAMAGATA(Hong Kong)Co.,Ltd. 設立
2002年 中国 無錫に YAMAGATA(Wuxi) Co., Ltd. 設立
2003年 中国 東莞にYAMAGATA (Guangzhou) Co., Ltd. 設立
2005年 ベトナム ホーチミンにYAMAGATA VIETNAM Co., Ltd. 設立
2007年 インド チェンナイにYAMAGATA PRINT SOLUTIONS (Chennai) Pte. Ltd.を設立
2010年 マレーシア クアラルンプールにYAMAGATA INTECH MALAYSIA Sdn. Bhd.設立
2013年 ベトナム ハノイにYAMAGATA SOLUTIONS VIETNAM Co., Ltd.を設立

▼取材にご協力くださった方

・営業開発部 マネージャー 山口剛二郎 様
・営業統括部 海外営業グループ グループ長 滝昌哲 様

では、インタビューのスタートです!

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(YAMAGATA株式会社オフィスにて 滝様)

— 事業内容を教えてください。

主に日系メーカー向けに、現地で高品質の取扱説明書を印刷・制作・翻訳するサービスを実施してきました。1989年にシンガポールへ進出し、現在東南アジアには、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、合計4つの拠点があります。

— 現地のスタッフの人数はどれくらいいらっしゃるんですか?

タイ、マレーシアには工場があり300名ほどいます。日本人スタッフは各拠点に3〜4名ほどです。現地スタッフ100名に対して、日本人1人というのが1つの目安になっています。

— 滝さんは何年海外にいらっしゃったんですか?

最初はタイに駐在して、その後ベトナム拠点にて勤務致しました。東南アジアにて、合わせて合計10年間ほどいました。

— 東南アジアでのビジネスの面白みはなんですか?

日本での「ものづくり」が海外に移行しているので、「ものづくり」に携われるところが面白いです。またベトナム等、活気とエネルギーがある国が多く、そこで日系企業として国の発展に貢献をする、という使命のもと仕事ができる点にやりがいを感じていました。

— アジアに行く前と行った後の印象の変化はありますか?

行く前から不安はあまりなかったんですが、日本で想像していたよりも治安は良いと感じました。特にタイやベトナムは仏教国なので非常に親日で、人種間や宗教といったところでの障壁はなく、日本人にとっては仕事がしやすいと感じました。日本の若者にとっても、積極的に出ていけるエリアだと思います。

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(タイ・バンコクの街並み)

— ビジネスマナーの違いなどはありますか?

東南アジアのビジネスマナーは、まだ未成熟です。日本式のやり方が必ずしも正解だとは思わないですが、日系企業が培ってきた経験やノウハウを教えていくことは日本企業の使命だと感じています。

— 現地で文化の違い等で苦労したことを教えてください。

東南アジアの方々は良い意味でも悪い意味でも、物事を深く考えない国民性です。そのマインドを理解した上で、きちんと責任感を持って仕事に取り組んでもらえるまでに時間がかかりました。

— 意識を変えていくために、具体的に実施していたことはありますか?

全体の前で叱ったり指導せず、なるべくマンツーマンで話して理解してもらうようにしていました。基本的に現地の方はわからなくても質問しないなど、恥ずかしい、叱られたくないといったメンタリティが日本人よりもあります。そのため、みんなの前ではなかなか本音を言わない傾向があります。

— タイとベトナムの違いは何かありましたか?

タイの方が日系企業の進出が早かった、という背景があります。アジアの中でも人材、企業、市場ともに成熟しています。ただ、ベトナムの方が安価な労働力や若い人材などのポテンシャルがあるので、今後急速に伸びていく面白さというのはタイよりも感じます。

ミャンマー、カンボジア、ラオスなども十分ポテンシャルがある国々だと思いますが、現時点ではインフラ整備が整っていない印象です。いま現在の状況を考えると、ベトナムは、人材や市場やインフラを考えた上で魅力的な国だなと思います。

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(ベトナム・ホーチミンの街並み)

— 現地の人材はどうでしたか?

主観的ですが、東南アジアは、女性が勤勉で真面目ですね。弊社では各拠点とも、オフィスでも工場でも女性が活躍しています。実を言うと、先日採用をした日本人スタッフ6名も全員女性で、現在全員が海外赴任をしています。

— 日本本社では外国人も採用されているんですか?

そうですね、日本の本社でも国籍にかかわらず採用進めています。社内にも外国籍の方が多いです。30数名ほどはいます。皆さん日本に留学していた方が多く、日本語は普通に話せる人が多いです。

— 外国人の方も多いんですね!

弊社は創業から110年、一貫して外国との関わりを持った事業に取り組んできました。港湾で使用する輸出入関連の書類作成など、明治時代から脈々と、グローバルなDNAが流れているのかもしれません。実際に日系企業の中でもいち早く、1980年代後半から海外進出を始めていました。

— ちなみに東南アジア以外に拠点はどこにありますか?

中国だけでも7拠点、ヨーロッパ、アメリカにも拠点があります。経緯としては、弊社がメーカーや工場の部品の取扱説明書などを作成してきたので、日系企業の進出に合わせて、併設するような形で進出していました。

現在は海外拠点の現地化に取り組んでおり、シンガポール拠点では日本人が働いていません。中国でも拠点ごと2名ほどいるだけで、基本的には現地の人達にオペレーションのほとんどをまかせています。今後は本質的な意味でのグローバル企業になっていきたいと考えています。現地では優秀な方々が多く、バイリンガル・トリリンガルが当たり前になっています。

— 現地化はどのように進めれば良いと思いますか?

シンガポール拠点は20年以上運営しているので、そこで優秀な人材や企業文化が育ち、現地化することができました。ただ、現地化ができるかどうかは国々の状況によって違います。例えば現時点でベトナムで現地化を進めるのには厳しい状況があります。これはベトナムの文化、教育制度などが関わっていると思います。あと5年、10年経てば他東南アジア諸国のようになってくる時代がくると思います。

— 東南アジアでビジネスをやる上で大変な点を教えて下さい。

やはり、品質レベルの統一が難しいと感じています。当然、日本企業様からは日本レベルの品質を求められますが、現地の方に任せると品質が保てなくなります。実際に日本企業の求める品質要求は、グローバルスタンダードから見ても非常に高い部分があります。その基準を工夫しながら対応できるようになってきたため、弊社へのお問い合わせを頂けるようになっています。

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(バンコクの街並み)

— 品質管理のために実施していることはありますか?

各拠点にて、現地のニーズに合った設備を導入しております。またワーカーの作業工程管理も、日本と同じ管理方式を取っています。品質に関する「当たり前」の基準が、日本企業と現地ワーカーとは大きく異なるので、マネジメントには力を入れています。

— 言語はどうされていましたか?

管理職レベルですと英語でのコミュニケーションになりますが、工場のワーカーだと英語は話せない方が多いので、現地語になります。なるべく現地の言葉で接してあげることが大事です。そうすると心理的にも距離が近くなり、チームワークが生まれやすくなります。

— 現地の方のチームワーク形成のために何かしていましたか?

大切だと感じたのは、「お昼ごはん」でした。現地スタッフと一緒にローカルのものを食べて、コミュニケーションを取るようにしています。お昼は日本人同士で日本食を食べるのではなく、現地スタッフと現地のものを食べることで、彼らとの距離を縮めています。また日本人が知らないような美味しいローカルフードも発見できるので、面白いですよ。

— これから世界で活躍していくためにはどうすれば良いと思いますか?

日本人だからとか、日本の企業だからこうだ、などにはこだわる必要がないと思っています。今後は国籍などが関係のない時代になっていくと思います。日本人としてのアイデンティティは既に生活の中で身についています。なので、日本企業の文化に合わせるより、これからは日本人のアイデンティティを武器にして、グローバルスタンダードに適応して、スピード良くやっていくことが大事だと思います。

— 御社の今後の展望は?

社内のグローバル化を進めていきたいです。品質管理においては、世界中のどこで作っても日本と同じ高品質なものが生産ができる環境を作っていこうと思っています。さらには、今まで培ってきた東南アジアのネットワークを活用して、アジアから全世界に商品の供給ができる、グローバルサプライチェーンを構築していきたいと考えています。

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— これから東南アジアに進出する企業さんにメッセージをお願いします。

個人的に、面白いのはベトナムだと思います。ベンチャー企業にも活躍の場があり、安価な労働量を最大限に利用した分野、特に携帯ゲームやアプリの開発など人的な労力がかかる分野に携わっていらっしゃる方にオススメしたいです。

— また、アジアで働きたい人へのメッセージをお願いします。

アジア各国はどこも若者が多いです。新しいことに抵抗感がなく、積極的に挑戦をしていく文化やエネルギーがあります。若い市場に飛び込むのは、できれば若いころの方が良い。私自身も最初に海外拠点に行ったのは20代の頃でした。ぜひ早いうちにアジアに挑戦してもらいたいと思います。

YAMAGATA株式会社の山口様・滝様、
この度は取材へのご協力を頂き有り難う御座いました!

アジアマガジンでは引き続き、アジアビジネスのお役に立つ情報を発信してまいります。

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