カナダで1年間留学した後に、フィリピンでも1年間留学した理由とは?

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大学生のうちから海外に出て行く方が増えています。留学の仕方も様々です。今回はカナダに1年間留学後に、フィリピンに1年間留学してきた学生さんにコラムを書いてもらいました。ぜひ留学を考えている方はご参考にされてください!

山口僚太:自己紹介

山口僚太 1994年生まれの21歳
趣味:ドラム、海外旅行、とにかく人と話すこと

中学2年生の時にニュージーランドに留学プログラムで、1週間派遣されたことを機に海外に興味を持ち始める。高校2年生の時にフィリピンのセブ島へスタディーツアーで行き、ストリートチルドレンの存在にショックを受けた。英語コミュニケーションと国際開発を学ぶべく、関西外国語大学へ進学。

大学に在学中も、留学生専用の寮に住んだり、台湾へバックパッカーとして1週間ほど行ったり、フィリピンのマニラへ語学留学したりと、海外の人たちとコミュニケーションを取ることが当たり前になる生活を送る。

2015年にカナダのトレント大学というところへ1年間留学。国際開発学だけでなく、経済学、哲学、政治学など幅広い分野を学ぶ。夏には、とある無人島に1人家を建てて住んでいる人の下で生活したり、ゲストハウスで住み込みで働いていたり、1人でアメリカ東海岸を縦断したりと、刺激の多い生活を送る。

2016年の現在はフィリピンのアテネオデマニラ大学に留学中。現地でフィールドワークを通して、国際開発への理解を深めつつ、様々な国からの留学生と意見交換・交流を自ら進んで行っている。

将来の夢は、世界から不平等な貧困を失くすことと、全世界196か国に友人を作ること!(現在、45か国)

なぜカナダとフィリピンに2カ国留学したのか??

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留学した理由はとてもシンプルです。自分は高校2年の夏、高校からのスタディーツアーでフィリピンのセブ島に1週間ほど行きました。そのときに、バスでの移動中で見た、ストリートチルドレンたちの存在にショックを受けました。そこで自分に何かできることはないかと、国際開発学を勉強しようと思い始めました。大学で英語コミュニケーションを2年間学び、カナダのトレント大学というところに1年間留学しました。そして、フィリピンのアテネオデマニラ大学というところに1年間留学しました。

1年目にカナダを選んだ理由としては、2点あります。1点目は他国からの留学生が多く、いろいろな視点からの意見が聞けると思ったということ。2点目は国際開発に対する知識がほとんど0に近い状態だったので、まずは勉強する環境がしっかり整った先進国で、座学を中心にしっかりとした知識の土台を作ろうと思ったからです。

2年目にフィリピンを選んだのは、カナダで培った国際開発の知識をアウトプットすべく、実際に現在発展途上国であり、さらに自分にも馴染みのあるフィリピンでフィールドワークを中心に学ぼうと考えたからです。

フィリピン留学してみてどうだったか??

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生活面、学習面、遊び面の3つについて分けて書いていきたいと思います。

1)生活面

まず生活面で言うと、自分はフィリピンに来るのは今回で3回目なので、もう生活面で困ることはないだろうと思っていたのですが、やはり苦労することはたくさんありました。観光者向けの場所に行くスタディーツアーとは違い、留学中は、現地の店や大学の食堂で食事を摂るため、中には全く口に合わないものもあり、今までどれだけ美味しくないものでも、食べ物を残したことのない自分が人生で初めて食事を半分以上残してしまったということもありました。

部屋も寮ではなく、自分で個人的に1か月1万2千円ほどの激安物件と契約したため、畳3畳分くらいの、エアコンなし、共有トイレ・シャワー(温水なし)、窓が1つという刑務所のようなところで暮らすこともありました(まあ自己責任なのですが・・・)。夜は扇風機の風が届かず、窓が1つしかないので風が入ってこず、毎晩汗だくになって、朝は喉がカラカラというのが日課でした。ただ、フィリピンの人は親切な方が多く、物件の大家さんにもすごく可愛がってもらい、会うたびにお菓子や、料理の残り物をくれたり、時には屋上でパーティーを開いてご馳走を作ってくれたりと、いろいろと良くしてもらいました。

2)勉強面

勉強面では、フィリピンの大学はカナダとは全く違ったスタイルで、慣れるのにかなり時間がかかりました。カナダの大学では、100人ほどの生徒が大講堂で教授の講義を聞くというスタイルでした。ただ、フィリピンの大学では、取った授業全てが20人ほどの少人数スタイルでした。

さらにカナダでは個人的な論文や課題の提出が多かった中、フィリピンではグループでの論文提出やプレゼンテーションに力を入れていました。Google Docsというソフトを使い、グループで1つの論文を書くという作業をしたことがなかったので、どこまで自分の意見や考えを主張していいのか、勝手に編集していいのかがわからず、みんなの足を引っ張ったこともありました。あと、フィリピンの学生は、提出期限ギリギリに課題をやり始めるので、1週間前からコツコツとやっていくスタイルの自分とは合わず、かなり苦労しました。

3)遊び面

遊び面ではカナダと比べ、とても充実していました。やはりカナダでの1年間の経験は大きく、英語で授業を聞き、課題をすることにも慣れてきていたので、週末はしっかりと友人との交流の時間に充てることができました。フィリピンは物価がとても安いため、友人と思いっきり飲み食いしても、1人1000円するかしないかというくらいだったので、週末は必ずというほど飲みに行っていました(笑)

交友関係は、他に留学していた日本人以外にも、フィリピンの現地の学生や、インドネシア・韓国・ブルネイ・シンガポールなどのアジア人グループやフランス人留学生たちのグループにも参加したりと、幅広く交流していました。

フィリピン留学で何を学んだか?

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学問的な面で話すと、カナダで学んだ国際開発と、フィリピンで学んだ国際開発の内容に大きな違いを感じました。まず、先進国であるカナダでは、どの授業にも必ず「グローバリズム」という単語が出てきました。これは、貧困などの社会問題の解決には、自由貿易などによる世界のグローバル化が最良の解決策であるという資本主義的な考え方を遠回しに伝えているのだということを、講義を通じて感じました。

逆にフィリピンでは、どの授業でも必ず出てきた単語が「マルクス主義」でした。これは、現在の貧富の差は、資本主義の考え方による、富裕層の資源の独占によるものだという社会主義的な考え方を伝えようとしているのだと感じました。

このことから、先進国と発展途上国の間で、貧困解決に対する考え方のギャップがあることに気づき、これが存在する限り、いつまでたっても貧困はなくならないのではないかと考え、現在は、それを踏まえたうえでどのようなアプローチをしていけばいいのかを考えています。フィリピン留学では、先進国での留学だけでは気づけなかった、現地の目から見る国際開発に触れることができ、とても貴重な経験となりました。

アジアマガジンからのコメント

先進国と新興国の二カ国での留学は、違いに気づける良い経験になるようですね!大学生のうちにこんなに濃い経験ができるのは羨ましい限りです。世界を知るという意味で、二カ国留学というスタイルは広がっていきそうですね!

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