【後編】現地に恩返しを。カンボジアで運動会をやろう!

さて、海外インターンを経験した学生コラムの後編です。日本帰国後の活動について、ご紹介をしてもらいたいと思います。下記、ぜひ見てみてくださいー!(アジアマガジン編集部より)

子供達に体を動かすことの大切さを。
海外インターン経験のその先へ。

次は自分が動く番だ。

前編で述べさせて頂いた海外ボランティアインターン経験で、様々な原体験を得ました。輝く笑顔がまぶしい子供達で出会えたこと。高層ビルが立ち並び活気づく商店街。様々な「光」を経験すると同時に、「影」の部分も感じることが出来ました。レストランに訪れるたびに出会う物乞いの子供達。現地語を話すのもままならない中で、「お金ちょうだい」という日本語は流暢に話せました。クラスにおいても、クラスの子たちは自分の勉強が終われば遊び時間。7歳から12歳まで、様々な年齢の子供達が同じクラスにいる中で、助け合いの精神があまり感じられませんでした。

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前述しましたが、私にとってのこの6週間は様々なことを「学べた」かけがえない6週間でした。と同時に「もっとこうすれば」という問題を様々に見ながら、実際に大きな変化を起こすことが出来なかった悔しさも経験しました。インターン後、私は日本に帰り、文献においても様々にカンボジアのことを知る機会を得ました。

しかし、私は「もっとこうすれば」を実現していない。子供達の輝く笑顔が映った写真を見るたび、カンボジアに、出会った子供達に何か役に立つことがしたい。インターンでかけがえのない経験をさせてもらった恩返しをしたい。そしてカンボジアに本当に価値のあるインパクトを起こしたい。その思いは日々強くなっていました。 

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そしてその想いを現実のものとすべく発足したのが、SeedAプロジェクトです。継続的な運動会の実施を通してカンボジアの体育教育の拡充に貢献することを最終目標に掲げ、現在活動を続けています。どういう過程で運動会を開くに至ったのか、それをこれからお話させて頂きます。

カンボジアでの運動会プロジェクトとは?

カンボジアで経験した小学校での英語教育において感じた課題は2つです。

1つ目はクラスの協調性・それぞれの責任感の薄さでした。英語のクラスで、数名のグループに分けて「病院」をテーマに劇をする授業をしたのですが、そこで起こったのが、自分のセリフだけを覚えておけば大丈夫現象。チームで練習する機会を子供達は自分から設けることなく、セリフを忘れてしまった生徒に対して他の生徒が迷惑そうにそれをなじるだけでした。もっと、「クラスみんなで頑張ろう」「みんなで助け合って頑張ろう」という機会を提供することが出来れば、クラスとしての協調性が生まれ、「早くみんなに会いたい」と学校へ行くのが待ち遠しくなる子が増えるかもしれない。そんな風に感じていました。

2つ目。同時にカンボジアの教育に関して文献を通して勉強を繰り返す中で私が学んだ大きな問題の一つが、「体育教育の不足」でした。カンボジアでは2009年から体育教育のカリキュラム化がなされましたが、カリキュラムを実施するための体育用品や施設(マットやスポーツ用品、プールなど)が全く整備されていないため、そのカリキュラムの実施には至っていません。

この2つの問題に焦点を当て、それを解決することが出来るものを考えました。そして私は「運動会」にその可能性を見出しました。運動会を実施して、現地で実現したいことはたくさんあります。

まずは、運動会は子供達にとって、クラスで一丸となって優勝に向かって頑張る経験になるはずです。それによって子供達の協調性と責任感を育みます。運動会の練習を通して、クラスの仲間と本当の友情を築き「早くみんなに会いたい」と思えるクラスを創り、学校に行く楽しさを増やします。

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そして、運動会に保護者の方々や他の学校の関係者の方々、またカンボジアTV(まだ確定ではありませんが)を招待して、運動会を見てくれる人に、体を動かすことをみんなで思いっきり楽しむ子供達の姿を見てもらいます。そしてすべての人々に体育教育の大切さを認識してもらう機会にしてもらいます。

また、この運動会を継続的な収益を上げることの出来るイベントにすることで、そこで得た収益を、体育教育の未実施の一番の問題であった「体育用品の提供」に充てることが出来ます。

これらによって子供達だけでなく、関係するすべての人々に体育教育の大切さを実感してもらえる状況が生まれると同時に、体育用品が充実している状況が同時に実現すれば、運動会によっていままで行われなかった体育教育の拡充が達成されるのではないか。そのように考えています。 

体育教育、ないしは学校におけるスポーツプログラムの推進は、子供達が学校に入学し、出席することを促進し、学習の達成効果を上げることに寄与します。また、スポーツに根差したコミュニティ教育は、学校に行くことが出来ない子供達に選択可能な教育の機会を提供します。(国連ミレニアム開発目標(MDGsより)体育教育の拡充は、教育の拡充と密接に関わります。運動会が最終的にはカンボジアの学校教育自体の拡充に貢献することが出来ることが出来ると私は信じています。

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最後に

今はまだ目標に過ぎませんが、運動会実施一年目として、この想いを忘れることなく日々活動に励んで参りたいと思います! 子供達と共に作りあげる最高の運動の実施を目指して。インターンで感じた「もっとこうすれば」の本当の実現に向け、頑張っていきたいと思います。

活動についてのご質問など、いつでも募集しています。カンボジアで運動会を一緒に盛り上げてくれるスタッフも絶賛募集中です。ホームページやクラウドファンディグページにも詳しい説明が載っていますので、ぜひご覧ください!

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コラムを読んで頂き有り難う御座いました!!

SeedA代表 飛矢智希(ひやともき) (一橋大学2年)
Gmail: cambodia.sportsday@gmail.com


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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