タイ|ASEANと日本の架け橋を目指して。KCPの楠本さん、宇野さんにインタビュー!

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今回はアジアの挑戦者100人取材プロジェクトとして、タイでご活躍されているKCP(KUSUMOTO CHAVALIT & PARTNERS)の楠本さん、宇野さんにお話をお伺いしました!

−プロフィール

楠本隆志氏:大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業後、商社勤務。 サウジアラビア現地企業出向等を経て、ニューヨーク現地法人副社長、シアトル現地法人社長を歴任。ワシントン大学大学院経営管理プログラム修了。タイ国政府系商業銀行バンクタイ執行副頭取。タイ企業初の日本企業買収など多くのM&A、J.V.を手がける。バンコクの大手弁護士事務所であるサイアム・シティー弁護士事務所、アイラ証券投資銀行部門、コーポレートディレクション、タイ大手のプラスティック・ゴム製造メーカー、イースターン・ポリマー・グループ等の顧問を歴任。専門分野はM&A・J.V.設立・投資関連・税務分析。

宇野勝浩氏:京都大学経済学部、京都大学経営管理大学院でファイナンス、会計を専攻。卒業後、株式会社DeNAに入社。EC、旅行部門のマーケティング、営業、販促支援と幅広く業務経験した後、16年1月KUSUMOTO CHAVALIT & PARTNERSにジョイン。

−まず最初に、事業概要を教えてください。

M&Aアドバイザリー、合弁事業アドバイザリー、業界・市場調査、法律相談を行っています。弊社のサービスの強みとして、独自のネットワークを通じ、M&A、合弁の対象会社を探索し、常に多数のターゲット会社をプールしています。他社では提案できない案件をいくつも抱えているのが弊社の強みです。また、弊社は「とことん会う」をモットーにしており、弊社クライアントのリクエストを受け、タイの現首相のプラユット氏との面談を実現しております。

−大学生時代はなにをされていたのでしょうか?

楠本:私は大阪外国語大学で、ペルシャ語を勉強していました。確信犯で、海外で仕事をする為に自身のキャリアを選択しました。実は小学生・中学生の時くらいからずっと規則の多い日本に馴染めませんでした。本能的に何かおかしいと感じたんです。男声合唱団に入っていましたが、福永武彦、柴田翔さんとかカッコイイ本ばかり読んでいました。

−大学卒業後のキャリアを教えていただけますか?

楠本:20代の人は悩みが多いように感じます。私も多かったです。文学で救われるかなと思いましたが救われませんでした。なので、これは実社会で解決するしか無いなと思い、大学卒業後、商社に入りました。私はペルシャ語ができてアラビア語が読めるので、この分野では少し有名になりかけました。これで一生安泰だなと思いましたが、社命にニューヨーク、シアトルに行きました。そこで、40代過ぎでしたが始めて転職してバンコクに来る機会に恵まれました。 

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−転職されることに抵抗はなかったんでしょうか?

楠本:日本人が不幸なのは、海外に比べ転職をあまりしないことだと思います。徐々に変わってきていますが。そういう我慢をすることが美徳という考えは古いです。時代とともに考え方も変わり、どんどん転職でキャリアアップして行くべきだと思います。なので、抵抗はありませんでした。

—タイへの進出のきっかけはありますか?

楠本:弊社の設立は2010年。当時、M&Aを専門にした日系アドバイザリー会社はタイにはなく、政府系商業銀行バンクタイの執行副頭取として培った経験とノウハウを日タイ両国の企業へ提供するために、タイで幅広いネットワークを持ち、また著名な弁護士のひとりであるチャワリット氏と弊社設立に至りました。

−今後の事業の見通しを教えてください。

楠本:一社でも多くの日系企業がM&A、合弁組成を活用してタイ進出で成功していただけるようより一層サポート体制を強化していく予定です。すでに進出している企業については事業拡大、分社化、あるいは事業再生などの分野でM&Aを活用いただけるようスタッフ数100名態勢で臨む覚悟です。すでにミャンマーで大型合弁案件を進めるなど、タイにとどまらずサポート体制をアジア全域に拡大しています。

−タイで事業を拡大する際に大切なことはなんですか?

楠本:大抵、日系企業がタイに進出してくると、日系同士で仲良くビジネスをしている会社が多いです。しかし、それだと長続きしません。現地パートナーとの協働が大事です。

宇野:タイでビジネスを始めようとすると、業種によりますがタイ人と組まないといけないといった外資規制もあります。

−タイで働く魅力を教えてください。

宇野:魅力は3つあると思います。まず、1つ目は日本での常識がタイでは非常識になることが多いということです。その分、学びや気づきが多く充実しています。2つ目は雇用形態など「こんな考えもあるのか!」といった思考の広がりを実感できるところも面白いです。3つ目は寛容性です。日本ではLGBTが話題になっていますが、タイでは日常であり、日本人がタイ人から学ぶことはたくさんあります。

−20代でやっておくべきことは何でしょうか?

楠本:森有正という哲学者がいます。彼は「経験を拓く」と言いました。私はこれが向いているとか、私はこれが向いていないとか言うべきではない。とにかく何でもしてみるべきでだと言うことであり、要するに経験値を上げろということです。その為に色々なことをやらなければいけません。20代の方は恋愛にしても就職にしても色々な悩みを抱えていると思います。でも、経験をすることによって全てクリアしていくことができるんです。20代で将来自分がやりたいことがわからない。そんなの当たり前です。わからなくていいと思います。

その上で、経験値を上げるためにやっておいて欲しいことは3つです。本を読んで、人に会って、旅をすることです。特に海外に行って日本人以外の人に会って欲しいです。

宇野:まさしく、僕も20代のうちにやっていなくて後悔したことがこの3つです。事前打ち合わせしてないですが同意見ですね(笑)。やっぱり本を読むということと、旅行するということ、人に会うことはマストですね。

−人に会うという点ではやはり外国人の方がベターなのでしょうか?

楠本:同じ国で、同じご飯を食べて、同じ事を考えている人といくら会っても得られるものは少ないと思います。全然違う事を考えている人と会うべきです。

宇野:日本の常識がタイでは非常識なので、やはり日本人と同じように接して、同じようにマネジメントするとだめですね。みんな1ヶ月で辞めてしまうと思います。ちなみにタイの失業率は1%以下です。完全に売り手市場なので、そういったいろいろな条件を考慮したうえでどうせ接していくのが一番いいのか。考えさせられることばかりです。

−本という点では自分の世界を広げるという点で幅広く読んだ方が良いのでしょうか?

楠本:本を読むことは勿論ですが、他にも田中宇、元アメリカ大統領候補のロン・ポール、レーガン政権の財務省高官のポール・クレイグ・ロバーツの記事や本など英語で発信されている情報を読んだら良いと思います。かなり正確な情報を発信していると思います。

−英語の文献を見るということは語学力も求められますね。

楠本:そうですね。語学力を伸ばすことも学生、20代のうちにやっておいたほうが良いことの1つです。

宇野:英語1つをとっても、タイに行けばタイのイントネーションがありますし、シンガポールに行けばシンガポールのイントネーションがあります。なので、色々な国に行き、色々な国籍の人と英語で喋ってみることも大事ですね。

−最後に20代に向けてメッセージをお願いします。

楠本:日本は一昔前、バイタリティー溢れる活気のある人材が沢山いました。しかし、現在はなかなかそういった人材はいません。20代のみなさんが今後、バイタリティー溢れる人材となり世界で活躍することを願っています。

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楠本さん、宇野さん、お話ありがとうございました。

取材担当コメント

楠本さん、宇野さんのお話を聞き、感じたことは、「教養」の大切さです。
自分の専門領域だけでなく、様々なトピックのお話をお伺いし、人としての「深さ」を感じました。

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