日本マイクロソフトで17年の経験を経てマレーシアで独立起業!阿部さんに取材!

−プロフィール
・阿部慎吾氏
TK International Sdn.Bhd.  Managing Director

・愛媛県出身
・1997年1月マイクロソフトに入社、営業部門やマーケティング部門にて営業部長や支店長を歴任
・2014年9月同社を退職し、家族とともにマレーシアに移住 ・2014年10月株式会社ティーケーネットサービス顧問に就任
・2015年5月マレーシア法人としてTK International Sdn Bhdを設立。同社CEOに就任 ・2016年7月株式会社ティーケーネットサービス取締役に就任

・会社URL
http://tk-international.com/

−会社概要を教えてください。

一言でいうと「IT商社」と呼ばれるような会社を作りたいと思っています。ITの世界はいち早くボーダーレス化していて、便利で品質の良い日本のITサービスは経済成長著しいASEAN諸国においてもニーズがあるのではないかと考えて事業を立ち上げました。現在、約10社のIT事業者と提携して、日本で開発されたクラウドサービスの海外展開を支援しています。

−マレーシアに目をつけられた理由はなんですか?

ITを活用して日本と世界を繋ぐ仕事がしたいと思っていましたので、距離や文化的に日本に近いアジア圏での起業を考えました。シンガポールやフィリピン、タイなどを旅行して、家族で住むならシンガポールかマレーシアという2か国に絞りこみました。起業する国としてはシンガポールの方が魅力的に見えたのですが、オフィス賃貸料や人件費、生活費など初期投資や維持費が高くなります。そこで、経済発展している割に比較的に安価に起業できる、マレーシアという選択に行きつきました。IT事業者は外資100%で法人を設立できますし、国家プロジェクトでIT産業の育成を支援していることも評価したところです。

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−マレーシアに進出される際に覚悟などはありましたか?

覚悟というと大げさですが、自分で自分の人生を作っているという感覚はありました。なので、マイクロソフトで働いているときも受け身ではなく自分の意思で働いていましたし、仕事も自分でモチベーションをもってやっていました。

主体は最初から自分だったので、マレーシアに進出するからといって急にガラッと変えたわけではないですね。周りの環境や仕事の内容は変わりましたが、自分の人生を自分でクリエイトしているというのは変わらなかったので覚悟というほどのものはありませんでした。

−阿部さんの学生時代について教えていただけますか?

僕が生まれたのは1973年なんですが、第二次ベビーブームの真っただ中でしたので、学生の数も多く、受験戦争とか就職氷河期など言われた時代です。何処に行っても競争でした。そんな時代だったので社会に対する期待は余りなく、固定概念にとらわれず自分になにができるのか、なにが将来できるようになっていくのかを考え、それを行動に移していくことをやっていました。大学では経済学の専攻だったのですがコンピューターへの関心が強くなり、自分でパソコンを買って自習したり、ソフトウェア開発会社でプログラミングのアルバイトをしていたこともあります。そんな時、大学のコンピュータールームでまだ世の中に登場したばかりのインターネットに触れる機会があり、「これは社会が変わるな。」と思いました。社会が変わるところでビジネスチャンスはでてくるので、大学卒業後、起業をしようと思ってアメリカに渡ったのですが、そこでマイクロソフトに出会い、就職する道を選ぶことになります。

−時代が目まぐるしく変わっていく中で、今後20年スパンで今、学生がやっておくべきことや身につけておくべきスキルはありますか?

世の中の変化のスピードはどんどん早くなっていくので、ある意味将来を予測することは難しくなっています。ですので、変化に対応していく事が常に大事だと思います。変化に対応できる状況を自ら作っていき、変化を楽しむモチベーションを維持することだと思います。

−自分で会社を経営してみていかがですか?

面白いですよ。自分で経営してみるとまた新しい世界が見えますし、やってよかったなと思っています。いままでバックオフィス系の仕事はしてこなかったのでバランスシートを書くとかは本当に新鮮でしたね。

−起業に必要な知識は学ばれてから起業したのでしょうか?

やりながら知識は学びました。もちろん勉強は本を読んだりMBAのコースを受けたりはしています。

−学生のうちにやっておいたほうがいいことはありますか?

まず自分の価値はなんであるかを見つけることだと思います。その上でどう価値を伸ばすかということも大切です。価値とは人とは違うことができるということです。先進的な技術を持っているとか、知り合いが多いとかも一つの武器だと思います。今後は、ある程度マーケットのある業界でいかに希少性をもってビジネスができるかが大切になってくると思うので、そういった価値がいかにして創り、発信できるかを考えてみるのもいいかもしれません。

−阿部さん自身、自らの価値はどこにあると考えていますか?

まず学生の時からITに精通していますし、マイクロソフトで17年間も働きました。この時点でかなり希少性はあると思います(笑)。かつパートナーの方々との関係や、仕事に必要な知識やスキルがあります。そのうえで、マレーシアに住んでいます。多分これで「おまえしかいないだろー」って状態ですよね(笑)。

ある程度マーケットのある業界でいかに希少性をもってビジネスができるかが大切になってくると思います。

−今後の展望を教えてください!

取り扱いサービスを増やしつつ、そのサービスをマレーシアやアジア圏で販売、サポートできる組織を作っていくいくことが直近の目標です。もう少し大きく言うと、日本と世界を繋ぐ「IT商社」を目指して、日本のより良いものを海外で発信し提供していくことを通じて日本の社会に貢献していきたいです。

阿部さん、ありがとうございました!

取材担当コメント
時代の変化のスピードは早くなり続けている。変化に対応できる人材になるり、希少価値高く生きる事が大事だよという阿部さんの言葉はマイクロソフトで17年間仕事をしITに精通している阿部さんであるからこそ腑に落ちました。僕も希少価値高く生きる為に様々な経験を積んで行きたいと思います。
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