大卒後そのままタイへ。タイのビジネスならなんでも知る阿部さんにインタビュー!

阿部俊之氏プロフィール

現在、タイ王国現地で働きながらタイの経済情報をリサーチする市場調査会社代表。タイで高級車販売をしていた職歴・経験でタイの富裕層、日本人社長とのネットワークを広げつつ、独自にタイ企業の現場、各地域の産業の市場の分析、アドバイスを日系企業、タイ企業へ提供している。

同社ではアセアンの企業を支援することを目的にタイ経済のデータ・市場情報リサーチの提供、法人向けコンサルティング、タイ企業の日系向けマーケティング、タイ現地の企業訪問、セミナー事業を行う。

−会社概要

アセアンジャパン・コンサルティング株式会社
http://www.asean-j.net/
〒135-0063 東京都江東区有明3丁目7番26号
有明フロンティアビルB棟9階 TEL 050-5539-5053
アセアンの企業を支援することを目的にタイ経済のデータ・情報リサーチの提供、法人向けコンサルティング、タイ企業の日系向けマーケティング、タイ現地の企業訪問、セミナー事業を行う。

 −それでは始めに、初めてタイに来たきっかけを教えてください。

大学の時に早稲田の商学部に通っていました。当時、大学には国際部という学部があり、そこの授業が面白かったので国際部の授業に出ていました(笑)。なので、外国人の友だちがとても多かったんです。2000年当時は、携帯電話が爆発的に普及しだした時期で、日本人の大学生が携帯電話を持ち始めていました。外国から来た留学生が、それを見て僕、私も欲しいと言っていたのですが、外国人登録証の手続きが煩雑で手が出せない状態でした。なので、留学生の手伝いをしてあげた時に、すごく喜んでくれていたのを覚えています。手伝ってあげたタイ人留学生の1人が「夏休みに家に来ないか?」と誘ってくれたのがタイに来たきっかけです。

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−初めてタイに来た時の印象はどんな感じでしたか?

当時、タイに来る前の印象は象がいるのと熱帯雨林がイメージでした。しかし、留学生の自宅にお邪魔することになったのがきっかけでタイに来たのですが、その留学生がとてもお金持ちで驚いたのがカルチャーショックでして

東南アジアに対するイメージが変わりました。

−大学時代にタイに行かれたとのことですが、他には何をされていましたか?

僕の大学4年間は留学生との交流が主でした。これからASEANが成長してくるということはだいたい予想していました。ASEANが2015年に統合していくニュースもあり、各国の規模、文化、特徴などを大学時代に調べて行きました。

 −大学を卒業してから現職までの経緯を教えてください。

大学を卒業して、タイでトヨタのレクサスの販売、企画、マーケティングをしていました。タイの場合は車の価値が高いのに加え、関税が高く設定されていて日本の高級車はとても高い為、富裕層向けマーケティングを主にしていました。

タイは所得格差が激しく、トップの人は本当にお金持ちなんです。なので、実はレクサスが月に20台とかバンバン売れるんですね。当時はびっくりしたんですが、調べてみると、固定資産税が無いとか、相続税が無いとか、株式の売却によるキャピタルゲイン税が無いとか、タイでの経済やルールを自分で勉強しているうちに今の仕事のベースになりました。

−タイで仕事をする際に大事なことはなんですか?

前倒しで、起こりうるハプニングを事前に潰していく作業が非常に大事です。あとは、文化と考え方の違いを理解することも大事です。日本だと、お客様第一で考えますが、タイだと嫌なら客にならなくていいといった発想なんです。

−ありがとうございます。では、今後の展望をお伺いできますか?

少し新しい取り組みとしては、タイの上場企業を解説した小冊子を作っています。タイでは就職四季報に当たるものがないので、タイの就職四季報を作ろうと思っています。業界を図式化したものすら無いので、弊社で作りました。資料を1時間ほど見れば、タイの企業がどれくらいの規模で何をしているのかがひと目でわかります。日本員の駐在の方、商工会議所などでご利用頂いています。

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後は、和僑会に所属しています。香港発祥の日本人の起業家コミュニティーです。現在、海外に約20ヶ所の地域にあります。商工会議所と言うと大手の企業が中心なのですが、和僑会が設立された背景は独立独歩で仕事をされてきた方々が華僑のように助け合いの精神で協力し合おうというものです。なので、これからもコミュニティーのネットワークを通じて事業を拡大させたいと思います。

−タイで事業をする際に気をつけておきたいことはなんですか?

日本の技術が良いから、日本人のサービスが良いから買ってもらっているという事実はあるにはあります。しかし、「私達はタイで働き稼がせてもらっているんだ。」ということに対して感謝の気持ちが大事です。

タイ人は極めて親日的で、一緒にやっていこうといった気持ちをもっていただいているので、それに感謝することを忘れないのが大切だと思います。また、日本人として見られているということを忘れないようにすることも大切です。私達は日本というブランドに守られて仕事ができているのも事実なのでそのブランドを落とさないようにしなければなりません。

img_0729 −タイで働くメリット、デメリットはありますか?

メリットはタイが新日的な国なのでビジネスをしやすいということがあります。2点目はタイでは会社を作るのがそんなに難しくないということです。3点目はタイでは一人あたり合計GDPが5000ドルを越えていて次のステージに生活水準が上がっています。衣食住等に関する不安が減っているので、次は保険や、モノでなく経験など付加価値サービスが良い市場になると思います。

なので、ここで一気にシェアを取らないと参入できなくなりますが、チャンスでもあります。デメリットとしては、やはり人件費コスト、不動産コストがあがっていることですね。また言葉の壁として、一般的なタイ人ではタイ語のやり取りが必要になってきます。

—最後に、学生の時にしておいた方が良いことを教えてください。

社会人になると本当に勉強できなくなってしまいます。それは、お金や人材の管理に時間を取られてしまう為です。なので、学生の時に勉強をしておいた方が良いと思います。30代、40代になった時に後々活きていくと思います。

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阿部さんありがとうございました!

取材担当コメント
実際に阿部さんが作成した資料をインタビュー中に見せてもらいましたが、その調査のクウォリティーの高さに正直驚きました。インタビューだけでなくトップレベルのリサーチも見ることができたのでとてもいい経験でした。

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