ベトナムの美容改革を目指すRosereveの山崎瞳さんにインタビュー!

山崎 瞳氏プロフィール

Rosereve 代表取締役

大手エステサロンに就職後、2カ国海外の美容学校卒業。日本で単独起業し、ベトナムでも自分のサロンを起業。

−早速ですが、会社概要について教えてください。

ベトナムで日本クオリティーの美容サロンを経営しています。フェイシャル専門店で商材や機械は全て日本製で、最先端の世界特許取得機器を使用しています。一般的なサロンとは違い、医学博士と連携を取りながら安全かつ最高級のサービス品質を提供しております。また、多くのサロンはオーナーが遠隔操作で経営していますが、ここでは私がオーナーとして実際に現地で経営しています。広告費用も一切かけていないため、日本平均価格の約80%割引となり低価格で利用できます。 現在ではホーチミンに駐在されている日本人のお客様、ベトナム人のお客様から、口コミ人気サロン第1位に初めて選ばれた日系サロンです。

−なぜ広告費をかけずに口コミで集客をしたんですか?

莫大な広告費をかけて宣伝しても、やはり広告というものは忘れられるものの一つなんですね。広告はお金を出せばどこでもできるので、口コミの方が信頼性もありますしものすごい影響を及ぼすので口コミだけでやっていこうと決めました。最初はお客さんが集まらなくて経営的にも厳しかった時期はありましたが、開業して3年を経て口コミだけで1万件の会員数になりました。

−美容には昔から興味があったのですか?

当時はカリスマ美容師が流行り始めていた時代だったので単純に面白そうだと思って 大手エステサロンに就職しました。就職していた5年間は働きながらエステの資格を何個か取っていました。

−日本での起業について教えてください。

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20代後半になると将来を考えるようになり、ずっと人に使われる人生でいいのかと思い始め、起業したいと思いました。 最初はコネもお金もなかったので自分で人脈を作るしかないと思い50社くらい一人で回りました。売り上げの一部をあげるので無料で温泉にあるマッサージ屋を経営させてください!って頼み込みましたね(笑)。そこで1社から了承が降りたので経営をさせてもらいました。

−そこからなぜベトナムで起業しようと思ったのですか?

日本で起業できるなら海外でもできるのではないかと思いました。そこで美容技術の最先端を誇るスイスやバリ島の学校で世界にも通用する美容技術を学びました。当初は発展途上国で起業をすることなんて考えていなかったのですが、ベトナムに来たときにものすごく衝撃を受けました。怪しい経営者が変な機械を使ってサロンを運営している上、そもそもベトナム人の美容に対する意識や正しい知識が全くなかったんです。紫外線も強い国なので多くの人がすぐに肌が汚くなっていて単純にかわいそうという問題意識が芽生えました。これを変えるのが自分の使命だと感じました。

−ベトナムに暮らしていて感じる魅力を教えてください。

日本では日本人と接することしかできませんが 、ベトナムでは西洋人とかイスラム系の人とかいろんな人種や価値観を持っている人と関われるので人間的に成長できる気がします。また、現地スタッフと一緒に働いていて感じるのはあまりお金にこだわらないところです。お金より家族や恋人との関係を重視していて見ていて幸せそうです(笑)。実際にお客様の母親が会社に来て挨拶しに来てくださることもあるので家族ぐるみの付き合いになって面白いです。日本でも起業経験があるのですが、そこでノウハウを教えるにあたってベトナム人の方が手先が起用で覚えが早い気がします。

−ベトナム人と日本人の違いはありますか?

ベトナムは海外旅行するのがビザとかの関係でとても大変なことなんです。日本だと基本的には行きたい国に行けるので日本人は世界の視点を見れる固有性を持っています。また、日本人はあまり依存しなくてなんでも自分でやるという国民性があるのかなと思います。例えば事故があった場合、ベトナム人だったらその賠償金とか慰謝料をすぐ人に頼む傾向があります。ですので、日本人はもうちょっと人に頼った方がいいですし、ベトナム人はもうちょっと自分でやったほうがいいと思いますね(笑)。

−今後の展望について教えてください。

普通だと店舗展開とかを考えると思うのですが、私はエステで初めての上場企業を作ろうと思っています。ベトナムでは政府関係の企業しか上場できないので少しむずかしいですが、頑張っていきたいです。

−20代へのメッセージをお願いします

今は経営する人が少ない気がします。経営を難しく捉える人がいるのですが、誰でもやってみればできるのでまずは挑戦してみましょう!上司とか他人の目を気にして落ち込んでしまうときがあるかもしれませんが、その人とは一生付き合うわけではないので精神力を強い方向に持っていくことを意識してください(笑)。また、自分には経営なんかできないと思って諦める人はいますが、能力とかスキルがなくてもやればあとからついてくるので大丈夫です。こういった経営人が増えていけば日本国内も活性化していって面白くなるのではないかと思います。

−学生の内に起業するメリットはありますか?

まず学生起業家って社会人に対してのアポイントが取りやすいんですよね。社会人同士のアポイントだとどうしてもお互いの利害関係しか考えられなくなってしまうので、学生の内に起業すれば面白い話を聞くことや面白いことに挑戦しやすい環境で成長できると思います。そういう環境下で生活することでなにか刺激になるものを見つけることもできて、視野が広くなるのでぜひ学生の皆さんには起業してほしいですね。

−目的もなく悶々とすごしている大学生はなにをすればいいですか?

歳をとれば取るほど学生時代でこんなことやればよかったとかあんなことやればよかったとか考えてしまったりします。海外にでるとか美術館にいって綺麗なものを見るとか、恋愛や人間関係を大事にするとか、結局は人間らしいことが一番大事だと思います。学生の間はこういった経験をするだけの時間はあるので老人になって後悔しないようにやりたいことを思いっきりやりましょう。やりたいことをやれる人が人生の成功者だと思っているのでとにかく楽しみましょう!

取材担当コメント

僕は生活する中で日々いろんなことに問題意識を感じていますが、ただ感じているだけでそれに対してアクションをなにも起こしていません。山崎さんはベトナムに来て感じた疑問や問題に対して実際に起業する勇気と行動力があってお話を聞いていてとても刺激になりました。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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