日本の食文化でインドに勝負する網谷研二さんに突撃取材!

事業内容紹介

Wajo Promotion& Consulting
バンガロールでうどん/ラーメンなどの麺や日本酒などの食文化をインドに広めるべく事業を行う。麺は主に日本食レストラン/五つ星ホテルなどに卸しており、家庭への直販や食文化を広めるイベントなども行っている。

−製麺事業を始められたきっかけはなんですか?

もともとは日本酒を輸入してインドに広めたいと考えていました。たまたま出会ったお金持ちのインド人が日本酒大好きで、土産としてお持ちしたお酒をすごく気に入ってくれたのがきっかけです。そこから経産省のジャパンブランド育成支援事業に申請したところ、ありがたい事に採択して頂き、3つの蔵元様方(※1.)のご協力のもと試飲会などを行いました。( ※1. 藤居本家:、北川本家、大門酒造 )

そこで日本酒を輸入したいインド人パートナーと出会い、今の会社を立ち上げました。ただ会社設立直前にモディ政権に変わった関係からか、たくさんの輸入酒がインドの各港で通関ができず止まっているという記事が出たんです。(※2. 新政権となったインド人民党はヒンドゥー至上主義を唱える政党で、酒類に比較的非寛容という事情があります。)ただでさえお酒の輸入はリスクが高い上に、そういった状況でしたので、日本酒は一旦ストップしようという話になりました。

会社はできたのに、商売が始められる目処が立たず途方に暮れていたのですが、ふと以前検討した事のある麺事業はどうかと思いつきました。

僕がバンガロールに初めて来た時には、ラーメン専門店や本格的なラーメンを出すお店がまだなく、チャンスがあるのではと検討していた時期があったんです。ラーメンもうどんも世界のたくさんの都市で人気ですし、シリコンバレー帰りのインド人エンジニアにも受けるのではと思いました。また何よりも自分が美味しいラーメンやうどんを食べたかったんです。笑

ちょうどモディ首相は「Make in India = インドでものづくりを」という政策を目玉にしていましたし、現地で作れば輸入通関の難しさに悩まされる事もありません。( その代わり現地で製造するのは、また別の難しさがあると後で分かりましたが。笑 )そこで中古の製麺機を輸入して、現地の材料で試行錯誤を重ねながら試作を続けたり、試食イベントを開いたりしました。現地の日本食店や在住日本人の皆様のご協力のおかげで何とか納得して頂ける麺が製造できるようになり、今の麺事業をスタートさせたという流れです。

−今はお酒の事業はされていますか?

もちろんお酒を広める事も諦めた訳ではなく、今もトライし続けています。麺事業でレストランや五つ星ホテルとの関係もできていますし、輸入さえできればという状態です。早く素晴らしい日本酒をインドの方に広めたいですね!

−今後の展望を教えてください!

食文化に限らず、日本文化の素晴らしさをインドに広めたいと思い、動画などのプロモーション事業にも力を入れたいと考えています。

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−インドの魅力を教えてください!

良くも悪くもフランクですね。僕みたいなタイプでも気軽に付き合ってくれることですね(笑)。あと機会に対してすごく前向きです。日本人だと調べて尽くして結局やらないとかが結構ありますよね。インドだとやってみようかな、じゃあやってみようなんですよね。前にイベントを予定していた会場がイベント三日前にアクシデントで使えなくなってしまったことがありました。でもさんざん告知していたので、やらないわけにもいかず、近くのインド人が経営するクラブに話に行っていきなり交渉したら意外とすんなりOKしてもらえました。日本だとそんなに急に予定抑えられないですよね。

−20代で頑張ったことを教えてください

大学の時はアルバイトでお金を貯めて、ずっとスノーボードをしていましたね。岩手や長野にアパートを借りて友達と山籠りをしたり、アメリカやニュージーランドでもたくさんスノーボードしました。あと頑張ったことといえば、環境問題の勉強でしょうか。その頃地球温暖化の問題が騒がれていたのですが、温暖化でスノーボードができなくなると困ると思って調べていました。環境ビジネスがこれからいいのではと思ってNPOの手伝いなどもしていました。

−もし今大学生に戻れるなら何をしていますか?

今なら大学に行かないですね。起業してしまえば学歴はあまり関係ないですし、そのまま起業していると思います。これからは日本の中小企業も海外の販路開拓を目指すべき時代だと思いますし、もし今学生だったら海外にインターンに行きますね。どんどんチャレンジしていくことをおすすめします。

取材担当コメント

非常に謙虚な姿勢の方で一見すると控えめな方ですが、チャレンジングなところはさすがインドで起業されている方だな、と感じました。いまなら大学に行かずに起業する、というのも新しい選択肢で驚きました。自分も常識にとらわれずに動いていきたいと思います。

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