【書評】『海外でデザインを仕事にする』“世界の果てまで広がるフィールド”

【書評】『海外でデザインを仕事にする』

こんにちは、アジアマガジン編集部です。今回は海外×デザインというテーマで書かれた『海外でデザインを仕事にする』という本をご紹介させていただきます。

〜概要紹介〜

ざっくり言うと、デザインという軸で海外で活躍された方/されている方の貴重なお話が、ギュッと詰まっている本になります。海外×デザインというテーマで、キラキラしているお話を想像される方もいると思いますが、そうではない部分もあったり、なかったり・・・。

本書は、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカの10か国を拠点に活動するデザイナー14名が、自らの体験を綴った本である。日本を飛び出し、海外で仕事を獲得し、キャリアを積み重ねながら独自の働き方を見出していく過程は、現在進行中のビビッドなものばかり。読んでいると、彼らと一緒にデザインの広い世界を探検しているような気持ちになる。

これから海外に出ようとする人たちにとっては、14人がそれぞれに異なるロールモデルとなるだろう。留学先の選定からインターンシップの仕組み、ビザの取得や、給与水準、住宅事情や生活費など、他では得にくい有用な情報が豊富である。仕事の具体的な進め方や同僚たちとのコミュニケーションなども、読んでいて学びが多い。自力で道を切り開いている者たちらしい爽やかで熱気に満ちた文章も、読む者を駆り立てるに違いない。

本書 前書きより抜粋

▼『海外でデザインを仕事にする』詳細情報
・編者:岡田 栄造
・著者:鈴木 元 , 森山 茜 , 青木 翔平 , 福定 良佑 , 村上 あずさ , 德島 泰 , 今村 ひかる , 長田 喜晃 , 青木 慶一 , 小林 耕太 , 山本 尚明 , 中山 雄太 , 清水 花笑 , 川島 高
・出版社: 学芸出版社

特に印象的だったところ

本書には、合計14名の日本人の方のお話が掲載されており、すべて視点が違い魅力的でした。どのお話も素敵でしたが、今回はフィリピンで3Dプリンタ事業を立ち上げた、徳島さんのお話を少しだけ紹介させていただきますね。

安くて高性能な製品を社会に提供するためにと、自信を持って開発していた自分たちの最先端の技術は、ひいては製造業界全体の構造は、何も知らない人たちに被害を与え続けていることでしか成り立たないのか、と心が張り裂ける思いだった。

P.105 本書

徳島さんが20代前半の頃に中国の工場を見学した経験が、世界で働く原点となったエピソードは、特に印象に残りました。そこでは、工場の廃液がそのまま小川へ流れていく光景が衝撃的だったと語られています。

その廃液とは、日本ではイタイイタイ病を引き起こす、有害物質と並ぶような毒性の強い廃液だったとのことです。

それなら、と私が考えたのが、現地にデザインを根付かせるための「デザイン環境」を最初にデザインすべきだ、ということだった。

P.110 本書

フィリピンでの当初の徳島さんの活動が、現地の暮らしを良くすることに全く繋がらないと感じたそうです。そのために、現地の人たちがモノづくりができる仕組みを作ることを、まずはやっていくべきだと決心したとのことでした。

今までの経験をローカライズさせていく時に、持続性や再現性が無かったことに気づき、その課題に対してアクションしてくエピソードはとても印象に残りました。

おわりに

みなさん、いかがでしたでしょうか。実際に読んでみると、デザインという軸で活躍されている方のお話はとても新鮮でした。そのため、“デザイン×海外”に当てはまらない人も、読んでみると新しい発見があるのではないかと感じました。少しでも興味を持たれた方は読んでみてはいかがでしょうか。

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