とにかくパワフル!インドで学習塾を経営する山田ちおいさんを突撃取材!

山田ちおい氏プロフィール

20歳で両親の設立した学習塾運営を引き継ぎ、当時、学習塾では異例の海外合宿や交換留学制度を実施。同時期、東京・横浜でレストランバーを運営。30歳でアフリカに進出し、ガーナ共和国ローリング元大統領主導の女性解放運動December 31st Women’s movement でニマ小学校運営に携わる。また、日本の大学生をガーナ等の現地校に派遣するアフリカ研修プログラムを発足。2014年7月よりインド・グルガオンに学習塾を開校。2015年インド人を対象とする2校目を開校予定。フェリス女学院大学卒業。教育学修士。

ーまずは山田さんの事業内容を教えてください。

海外における学習塾運営、学校設立を行っています。去年の7月に開校したインド校では、約100人の生徒が通塾しています。インド人や日本人をはじめとした多様な国籍の方を対象に授業を行う、グローバルな教育施設を提供しています。今年2016年2月には2拠点目も立ち上がり、現在事業拡大のために奮闘しています。

ー山田さんの20代について教えてください。

とにかく駆け抜けた20代でした。20歳でガーナ人と学生結婚しました。それから親の学習塾を継ぎました。せっかくなのでインターナショナルなことをやろうと思い、オーストラリアで研修をしようとしたらビザ申請を断られました。書類は全て揃っていたんですけど、それは夫がアフリカ人だからということでした。知り合いの弁護士に頼んだりもしたんですけど、断られました。

今までは割とお嬢様として育てられてきたところもあったのですが、そうではない世界的な社会身分の下の方のアフリカ人と一緒に暮らすと、今まで手に入ったものが入らなくなりました。でも、その時に既に生徒30人も集まっていたので、何とかしようと思っていろいろしたのですが、ダメでした。大学名など自分の枠を越えた時に初めて、今まで私はそれらの枠の中で生きていたんだなと悟りました。結局、オーストラリアに行くことはできました。当時は珍しかったので取材もたくさん受けて、「姉妹校にしてください!」という申し出も多かったんです。でも、正式な学校ではなく塾だとわかったらみんな一斉に断られました。最初から隠していたわけでなく、当時オーストラリアでは塾の概念がなかったのでスクールって呼んでいたんですけど、思い違いがあったようですね。

でも、逆に中だけでなく、海外などでは外枠から入らないといけないとわかりました。これら以外にも、ものすごくたくさんのいろいろなことを経験しました。ベビーシッターが逮捕されたり、大学院の授業を取ったり、手術を受けたりなどですね。

ーインドで働く魅力を教えてください!

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もともとアフリカを研究していたので、インドに特に行きたいと思って来たわけではありませんでした。でも来てみてわかったのは、みんなリスクを怖がらないことです。この前ここで働いてる掃除婦の人の娘が結婚して、持参金を60万近く出したと言っていました。私からすれば、これからどうするんだろうとか思いましたけど、彼はすごく喜んでいました。

インドでは掃除婦の仕事はカーストの中でも一番下で、給料も低いです。それでも今年よりも来年の方が良くなると心の底から信じています。日本ではみんなお金を出すのをリスクとして惜しむので市場にお金が回らなくなります。私は高度経済成長を見て育ったので、あの頃の日々進歩する日本を常にどこかで求めているように思います。そしてそれが今のインドではないかなとも思います。

ー将来が不安な学生へメッセージをいただけますか?

例えば大学の授業が面白くないのであれば、それは当たり前。そもそも大学の授業を面白いものだと思って臨んでいるのが間違っています。そう言う人はおそらく結婚しても結婚生活が楽しくないと言うと思います。楽しいと思うかどうかはその人次第ですから。人生のイニシアチブは第三者に委ねられていません。

私がアフリカ人の夫と結婚したとき、周りの人はかわいそうと言いましたが、その時初めて「私ってかわいそうなんだ(笑)」って思いました。以前、当塾の塾長が「塾のせいにして、塾を変える生徒さんはどこに行っても同じです。中身がダメなら器を変えてもダメですから(笑)」と言ってたんですけど、その通りかもしれないですね。でも、日本の学生が将来に悩むのは選択肢が多すぎるからだと思います。だから自由でいたいと言いながら、誰かに命令されるのを待っていると思います。そんな時こそちゃんとした大人が常に若者と接点を持つことが大事です。もちろん、私の意見が全部あっているわけではありませんが、大人がいれば違った視点からアドバイスできるはずです。

もう一つ、夢が持てないって悩んでる人にもアドバイスあります。まず自分が熱意を注がなければ持てるはずがないです。私は不登校の生徒から大人気なんですけど、そのために私も最初にいろいろやります。それだけのことをして初めて信頼が得られるのだと思います。今自分がいる環境の中でできることを、自分がやりたい分野でなくても、まず一生懸命やってください。

ー20代の若者にメッセージをください。

20代なら何でもできます。寝てる時間がもったいないです。私は平均睡眠時間が2時間だったんですけど、その理由は寝る時間がもったいないからです。一度入院して気づいたのは、毎日寝なきゃいけない状況で寝るのは非常な苦痛でしかないということです。寝ることを最大限楽しむには最大限働いた後に寝ることです。20代をどう生きるかで30代がどうなるかが決まります。自身の10代を思い返してみればわかると思いますが、あの時こうしていたから今がありますよね。だから今頑張れる人はいつでも頑張れます。

取材担当コメント

長年塾で教えておられるためにお話が面白いだけでなく、山田さんの心の温かさが伝わってくる取材でした。記事を編集する際に録音させてもらったものを聞いていると、取材している時に感じた思いが戻って来て、インドで感じた気持ちが擦れてきていることを実感しました。この編集を通して改めて熱いうちに行動せねばと思いました。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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