大学生主催のカンボジアスポーツフェスティバル開催レポート!

こんにちは、学生団体SeedA代表の飛矢智希と申します。大学生メンバーでカンボジアで運動会を開催したので、その開催レポートをアジアマガジンの場をお借りしてご報告させて頂ければと思います!

我々は2016年8月20日(土)、8月21日(日)にカンボジアで文化交流フェスタと運動会を開催いたしました!開催目的などについては、ホームページや下記の過去記事をご覧ください

ホームページ:http://www.seedaproject.com/

<団体情報>
名称       学生団体SeedA (シーダ)
スローガン   世界の子供達に学校教育を
理念     すべての子供達が学校教育を受けることの出来る社会を創る。
設立者    飛矢智希 (一橋大学2年 当時)
メンバー   現在15名(運営スタッフ)

今回は主に両日の子供達や我々の活動の様子を記していきたいと思います!

カンボジア運動会2016 開催レポート!

①カンボジア〜日本の交流の懸け橋に。

【文化交流フェスタ 2016年8月20日(土)】

土曜日は午後4時~午後7時まで文化交流フェスタを行いました。カンボジア人の校長もやる気満点で、暗くなることを想定してなんとスポットライトまで用意してくれました。

午後四時にはたくさんの子供達が会場にひしめいていました。

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輝く笑顔がいっぱいで、我々の気合いたっぷりでした。当日にダンスの打ち合わせをしっかりとして、本番へ向かいました。

今回の文化交流フェスタの目的は、「カンボジア×日本の文化交流の懸け橋となること」。カンボジアと日本の伝統的な踊りや歌を織り交ぜたフェスタにすることを意識しました。

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盛りだくさんでした。当日は日本人だけでなく、ボランティアで学校へ来ていたマレーシア人やインド人の先生方とも協力し、たくさんの国々を交えた文化交流を行うことが出来ました。

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我々も始めて見る日本文化に子供達が戸惑わないかなどたくさんの不安がありましたが、すべての催しにおいて子供達は大盛り上がり。特にドラえもん音頭は、動きが簡単で覚えやすいという理由もあり、子供達には大人気でした。もう一回、もう一回の声がなりやまないほどでした。さすがドラえもんですね。

ステージの対面のブースでは日本文化紹介の鶴の折紙を行いました。カンボジアの子供達はとても手先が器用で、いとも簡単に鶴を折っていました。自分は中学になるまで折ることが出来なかったのですが(笑)、たくさん楽しんでもらえたようです!

%ef%bc%94%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a一日目の文化交流フェスタは何とか大盛況の内に幕を閉じました!

②届け、スポーツのチカラ。

【スポーツフェスティバル 2016年8月21日(日)】

この日の起床は午前五時でした。まだニワトリも泣かない内に、本番の日曜日がスタートしました。朝はとにかく備品を学校から会場まで運ぶ作業で大忙しでした。スタッフみんなでこの日のために手作りして準備した数々の備品を、壊さないように大切に運びました。

そのあとは7時からの予定の運動会に間に合わせるため、みんなせわしなく準備にとりかかりました。7時頃から、ぞろぞろと子供達が会場に入ってきます。我々もだんだん士気が高まってきました。 %ef%bc%95%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a今回の運動会スタッフには津田塾大学の学生団体レアスマイル様から10名もの人々にご協力頂きました! 合計20名以上の頼もしいスタッフ。みんなオリジナルTシャツを来て気合いも満点です。

開会式が終わり、いよいよ運動会です。種目はこちら。赤組と青組に別れ、5種目を争う今回の運動会。勝つのはどちらなのでしょうか。 %ef%bc%96%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a

一種目目、綱引き

実はカンボジアにおいて綱引きはなにかとゆかりがあります。子供達は綱を見た瞬間に大盛り上がり。 笛もならないままに引っ張り合いが始まりそうな勢いでした。
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真剣に綱を引き合う子供達。 どれもいい勝負でした!

2種目目、段ボールリレー

これは、クラスから数名の選抜メンバーをあらかじめ選んで実施しました。段ボールをそれぞれが持ち、走って次の人に渡すので、だんだん段ボールのタワーは高くなっていきます。最後は五個になって、子供達の背丈よりも高くなります。

%ef%bc%98%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a5個目を持って、見事にゴールする生徒たち。最後はキラキラの笑顔でした。

3種目目、台風の目リレー

4~5人一組で1つの長い棒を持ち、コーンの周りを回るシンプルなゲームですが、子供達は真剣そのものでした。

安全面でも、この種目は特に気を配らなければならない種目です。小さい子を一番外側においてしまうと、遠心力で飛ばされてしまうことも。そんなことがないように、スタッフで必死に目を配りました。

%ef%bc%99%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a実際の競技の様子。本当に楽しそうですね!なかなかの白熱ぶりでした。

4種目は玉入れ

これは全員出場の競技です。 %ef%bc%91%ef%bc%90%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9aひたすら投げ続けます。 ジャンプしてそのままかごに玉を入れようとするノッポもいました。どんどん入っていきます。

毎回の勝負で入る玉は100個以上。運営側は数えるだけで大変です。どっちが勝ったのか。子供達は数え上げられる玉に興味津々でした。

5種目の前に、NPO法人ワールドシップさんにオーケストラ演奏を行って頂きました!

なんとワールドシップさん、今回バスを使って会場に来て頂く手筈だったのですが、道幅が狭すぎてバスが立ち往生。なんとみなさんトゥクトゥクに乗り換えて会場まで来て下さいました。 %ef%bc%91%ef%bc%91%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a普段みることのないオーケストラの演奏に子供達は大盛り上がり。

最後は生徒の一人がステージに立ち、指揮者を経験していました! 自分の手でオーケストラの演奏をした感想はいかがだったのでしょうか^^

ワールドシップのみなさん、本当にありがとうございました。

そして最終種目、選抜リレー

クラスから選ばれたリレーメンバーが、それぞれの組の期待を背負って走ります。%ef%bc%91%ef%bc%92%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a走る姿は真剣そのもの。最後の競技に、子供達は一丸となって取り組みました。

そして閉会式、勝ったのは青組でした!%ef%bc%91%ef%bc%93%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9aこうして、長かったスポーツフェスティバルも幕を閉じました。

スポーツ×国際協力の世界

~自分で創った「スポーツのチカラ」~

このスポーツフェスティバルの企画を始め、団体を結成して約4カ月。この日のためにノンストップで走り続けてきました。自分が今回の挑戦で学んだことはたくさんあります。

1、自らの力で創った「子供達の輝く笑顔」

物事を一から作りあげることは容易ではありません。自分もそれを今回の団体設立の経験やスポーツフェスティバルの運営で痛感しました。

でもやっぱり、それを達成できた時の喜びと充実感は人一倍のものがあります。今回のスポーツフェスティバルでは、備品を全て自分たちで手作りすることにこだわりました。それが子供達の笑顔につながった瞬間は、自分とって本当にかけがえのない体験でした。

そして、自分で創る経験を通して自分がたくさんの人に支えられていることを知りました。社会は一人で変えることは出来ない。志を同じくするたくさんの人々に支えられてこのスポーツフェスティバルが達成されたことを実感しました。

2、一度だけで終わらせない

このスポーツフェスティバルを経て、自分の達成したい目標を再確認することが出来ました。継続的にスポーツフェスティバルを開催し、スポーツのチカラを子供達に届けること。そして、自分が問題意識として大学1年の渡航で実感したドロップアウトの現状を改善すること。これを達成するために、さらなる改善を加えていきたいと思います。

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自分にとって今回の経験は、2度と訪れることのないかけがえのない経験でした。関わって頂いたすべての人々。運動会を楽しんでくれたすべての生徒達。そして何より、一緒に運動会を創り上げたスタッフのみんな。運動会が終わったあとは、感謝の気持ちでいっぱいでした。

そして、次のステージへ。

まだまだ、活動はこれからです。第二回のスポーツフェスティバルの開催が2017年3月4日~11日に決定しました!

次の舞台はアンロンベン。シェムリアップから北へ車で2時間ほどのカンボジアの中でもかなり田舎の地域です。ポル・ポト政権が最後までゲリラ戦を続けていた地域で、カンボジアの中でも最も開発の進んでいない地域の一つとなっています。

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さらにこの度は一般社団法人の方々・教授の方々とも協力し、スポーツを通した開発の分野から、どのようにスポーツ教育を届けることが出来るかを学問的にも考えていきます。

この地域の希望の星となれるように、しっかりと準備していきたいと思います。感謝の気持ちとさらなる向上心を決して忘れず、前に進んでいきます。これからも応援よろしくお願い致します。

ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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