日々、発展し変化し続けるアジア各国。その中でもアジアマガジン編集部が注目した、今週のニュースをまとめました。
【ベトナム】ベトナム初のZARAが出店予定
スペインのストリートファッションブランドZARAは今年中にベトナムで初の店舗をオープンする。
ZARA Vietnamの公式サイトによると「ベトナムにおける急速な都市化とグローバル化によって、国際的なハイストリートファッションを求める顧客数が急増している」と述べており、若年層から中年層までをターゲットにファッション市場に参入する。
ソース: VietNamNet Online Newspaper
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
ZARA公式サイトによると、今のところASEANではシンガポール・マレーシア・インドネシア・タイ・フィリピンでは既に出店を果たしています。
ファッションブランドの出店状況からも東南アジアが急速に都市化していっていることがよくわかりますね。
【ベトナム】在韓ベトナム人数13.4万人、国籍別で中・米に次ぐ3位に
韓国法務省によると、2016年1月末時点で韓国に在留する外国人の数は前年同期比+5.9%増の188万人に達し、うちベトナム人が13万4164人で全体の7.1%を占め、国籍別で中国と米国に次ぐ3位となった。(ソースより抜粋)
ソース: VIETJO
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
ベトナムと韓国という組み合わせは過去のベトナム戦争における諸問題が暗い影を落としがちですが、一方ベトナムから韓国へ出稼ぎ労働者を派遣する事業が盛況です。
留学生の数も増えているため、グローバルに活躍する次世代の人材も増えていくでしょう。
【タイ】LCCのノックエアー・パイロット不足で欠航が拡大
タイの格安航空会社のノックエアーはパイロット不足を理由に今月3月10日までに120便ほどの欠航が発表されていたが、状況は更に悪化し今月末まで1日60便ほど欠航することがわかった。(ソースより抜粋)
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
ノックエアはタイ国際航空が39%の出資しています。タイのLCCは空軍あがりのパイロットが多いとも聞きますが、深刻な人材不足なようです。
状況が改善されることが望まれますね。
【タイ】ガリガリ君が本格進出 ソーダ・白桃・ゆず味 19バーツ
今月3月10日よりセブン-イレブンの一部店舗と日系スーパー UFMフジスーパーでガリガリ君の販売が開始。ソーダ・白桃・ゆずの3種類で1本19バーツ(約60円)。
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
乾季で気温がぐんぐん上がるこの時期、国民的アイスキャンディが食べれるのは嬉しいですね。
なお、以前の記事で紹介したようにベトナムでは先月2月よりタイより輸入したミロやキットカット味のアイスクリームの販売が開始されています。
【フィリピン】電動トライシクル事業 日本電機メーカーが落札
アジア開発銀行(ADB=本部マニラ首都圏マンダル―ヨン市)が5億ドルの巨費を投じ、フィリピン国内のトライシクル(サイドカー付き3輪車)350万台の内、10万台を電動化する事業で2015年5月に行われた3000台分の入札で、日本の総合電気メーカー『渦潮電機=本社愛媛県今治市』が落札していたことが明らかになった。(ソースより引用)
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
東南アジアでは電動トライシクル・トゥクトゥクをはじめ、電動自動車、電動バイクなどCO2を排出しない次世代型の乗り物が次々と導入されています。
タイ・バンコクでは、2月末よりドンムアン空港とモーチット駅の区間で電動バスの試運転が開始しています。Thai PBS
環境問題に関しては先進国に一歩で遅れがちなASEAN諸国ですが、持ち前のスピード感でこういった動きを促進していきたいところです。
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いかがでしたでしょうか? 個人的には在韓ベトナム人が国籍別3位というニュースが印象的でした。また、アイスキャンディ・アイスクリームの話も、ガリガリ君は日本からタイへ、ミロやキットカットはタイからベトナムへとグローバル化の進展を感じることができるニュースですね。今後もアジアのニュースを引き続きウォッチしていきたいと思います。
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