日々、発展し変化し続けるアジア各国。
その中でもアジアマガジン編集部が注目した、今週のニュースをまとめました。
【タイ】水かけ祭りでシャツなし半裸の西欧人、逮捕
今年よりタイ正月(ソンクラーン)の水かけ祭りで半裸になるなどの露出を禁止となりました。タイ北部チェンマイでシャツなしで歩いている西欧人が警察に連行され、罰金100バーツ(約300円)を言い渡されました。
ソース: Coconut Bangkok
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
年々禁止事項が増えるソンクラーン。罰金100バーツよりもネットニュースに掲載されてしまうほうが大きな痛手といえるかもしれません。ルールは守らないといけませんね。
【タイ】タイ正月4日間、交通事故で2,378人負傷、259人死亡 (4/19 追記あり)
ソンクラーンの4月11日から14日の4日間で、交通事故2216件、負傷者2,378人、259人が死亡していたことがわかった。
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
毎年、飲酒を含む交通事故が発生しているソンクラーン休暇ですが、今年は休日前からの飲酒運転取締りが強化されていました。
なお2015年ソンクラーン休暇を含む7日間での交通事故件数は3373件、負傷者3559人、死亡364人となっていました。
(4/19 追記)
今年2016年の7日間(4/11-4/17)での合計は、交通事故件数 3447件、負傷者3656人、死亡442人となりました。死者数は昨年より21.4%も増加してしまった結果となりました。
【マレーシア】電通 マレーシア社を買収
電通は6日、マレーシアの総合デジタルエージェンシー、コンシダー・デジタルを買収すると発表した。マレーシア子会社のアイプロスペクト・マレーシアと合併させ、社名を「コンシダー・アイプロスペクト」に変更する。2013年に設立されたコンシダー・デジタル社は、デジタル広告マーケティング領域全般を扱っており、設立3年でマレーシア内外の有力企業からの受注によって急成長を遂げ、従業員者数も50名規模へと拡大していた中での買収。
ソース: 電通
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
広告業界のアジア各国進出も目覚ましいですね!デジタルコンテンツのマーケティングが増えることで更にアジアのビジネスも加速していきそうです。
【マレーシア】ファミリーマート、マレーシアに進出
ファミリーマート(東京都豊島区)は12日、マレーシアの食品メーカーQLリソーシーズと共同で、2016年内に首都クアラルンプールに1号店を開くと発表した。
東南アジアに進出するのはタイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンに続く5カ国目。
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
日本でお馴染みのファミリーマートがついにマレーシアにも進出。マレーシアにはセブン-イレブン(ローカル資本:ベジャヤ グループ)が既に進出しており、市場の8割を抑えている状況。ファミリマートはどうやって市場開拓していくのか?、これからも目が離せません!
【ベトナム】モバイルショッピング、越の増加率はアジア太平洋3位
米クレジットカード大手のマスターカード(MasterCard)が発表したアジア太平洋地域のモバイルショッピング調査によると、スマートフォンを利用するベトナム人消費者のうち、スマートフォン経由で買い物をしている人の割合は51.7%だという。増加率は2013年比で+16.8%に達し、アジア太平洋地域でインドネシアとシンガポールに次いで3番目に高い数値となっている。
ソース: VIET JO
▼アジアマガジン編集部よりひとこと
eコマースの分野でもアジアの成長率は急成長しています。スマートフォン利用率の高い若い世代の人口が多いことや急激なスマホ利用率の増加が後押ししている模様です。
【中国】eコマース アリババがラザダ買収 10億ドル
中国の電子商取引大手、阿里巴巴集団(アリババ・グループ・ホールディング)は東南アジアの有力な同業ラザダ(独投資会社ロケット・インターネット)に10億ドル(約1080億円)投じることを明らかにした。中国市場での競争が激しくなるなか、アリババは同買収を通じ、ほぼ未開拓である市場への足がかりを得ることになる。
同じくeコマースの話題です。ラザダは東南アジア版Amazonとも言える、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インドネシア)域内で最大級のEC企業です。
ロケット・インターネットが2011年に立ち上げたラザダは過去数年で急成長、昨年の総取引額(GMV)は10億ドル超(2013年は9500万ドル)と言われる中でも買収となります。
中国の巨人が東南アジアのeコマースに進出で、市場はどのように変化していくか、要チェックです!
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いかがでしたでしょうか?
タイ正月中に交通死亡事故が昨年より増えてしまったのは本当にショックですね。悲しい事故が増えないよう政府の対策を期待するとともに、この期間は事故に巻き込まれないよう本当に気をつけないといけないということがよくわかりました。また、マレーシアでは広告業界・コンビニ業界の進出。ベトナム・中国の話題はeコマースの急成長と、戦国時代到来を感じさせるニュースでした。
アジアマガジンでは引き続き、アジアビジネスのお役に立つ情報を発信してまいります。
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