『セカ就』などの著者であり、海外インターンのサムライカレープロジェクトも主催している海外就職研究家の森山たつをさんの講演録を特集させて頂きます!独占インタビューとして公開です!
「いま良い会社は、将来の良い会社とは違う」
早稲田を卒業して、1998年に就活しました。その時の人気企業は大手メーカー企業でした。ただ20年間で下記のようなことが起きました。
A社は17年で78,000人リストラ
B社は1年で7,000人リストラ
C社は1年で7,800人リストラ
などのことが起きました。
そこで思ったことは「いま良い会社は、将来の良い会社とは違う」ということです。学生や若手の方は、就職する企業選びは真剣にやりましょう。今回は私自身の企業選びと経験談についてお話します。
新卒から外資系企業に就職してみた
1998年の時点で「年功序列は無理」だと考えていました。なので新卒で外資系企業に行こうと決めました。就職したのは日本オラクルという会社です。世界で12万人、日本で2500人でした。
社風は自由すぎる感じ。外資系企業といっても英語はあまり使わなかったです。成果主義で鍛えられるので良い環境だと思います。
その後、日本企業のグローバル化を見てみようと思い、日産自動車に転職しました。全世界の工場にどの部品がいくつあるかを調べるシステムを作る仕事でした。
日本企業ですが8割が英語の仕事だという期間もありましたね。意外かもしれませんが、海外に行ける人たちが出世しやすい環境です。外国人とコミュニケーションできる人の方が日本企業でも有利だと感じました。実際に日産自動車も約91%が海外での売上で、日系企業もグローバルになっています!
他にも三菱東京UFJ銀行の売上で見ても、約43%が海外で売上を稼いでいます。日本の大手企業になればなるほど、グローバルになっていく。大手企業に行きたいなら、まずは自分はグローバル人材になっておく必要があります。
「就活は、ドラクエの仲間と一緒。」
いま話題のドラゴンクエストでは、「ホイミスライムがなかまになりたそうにこちらを見ている。なかまにしてあげますか?」で「はい!」をもらえると仲間になります。これは就活と一緒なんです。
ゲームではホイミスライムに給与も払わなくて良いので、適当に「はい」を押しますよね?でも就活は給与も払わなきゃいけないので、真剣に仲間にするかを考え、ジャッジする必要があります。これが面接ですね。
仲間になりたそうに見ているだけでは受かりません。具体的には下記のようなプレゼンが必要です。
「私はホイミを唱えて回復することができます。将来はベホマを覚えてさらに回復ができるようになります。なぜなら先ほどの戦いでこんな役割を果たしたとおりです。だからあなたのパーティーでもお役に立てますよ!」
つまり
現在出来ること
↓
将来出来ること
↓
過去の実績(その根拠)
↓
だからあなたの会社でお役に立てます
を伝えることが大事です。
例えばグローバルに活躍したい学生にとっては、下記のようなことを伝えることが大事です。
私は外国人とコミュニケーションができます
↓
将来はグローバルな舞台でマーケティングをしたいです
↓
なぜなら海外インターンシップでこんなことをしてきました
↓
だからあなたの会社でお役に立てます
海外就職インターンのサムライカレープロジェクトでは、こんな試行錯誤の経験を積むことができます。
カンボジアで寿司を売ろう
↓
カンボジア人は酢飯が苦手・マヨネーズが苦手
↓
顧客ヒアリングを実施
↓
チキンと照り焼きソースをご飯に乗せた「肉巻きおにぎり」を販売
↓
結果、2時間で200個を販売完了!
やはり現地に合わせたマーケティングをすることが大事!
国内でも海外でも良いから、なんでもやってみよう!
自分も学生時代に色んなアルバイトをやってみました。理系だけどITは苦手、覚えるの苦手。ただ理解するのは得意。説明するのは得意。自分のことがだんだんわかるようになるんです。
これはいろんなことをやってみて、わかったことです。ぜひ実体験を通して、得意なことを見つけてください。自己分析こそが就活でも使えます。ぜひ自分の強みを知り、それを伝えられるようになってください。応援しています!
最後に
海外就職を研究しつつ、海外各地でグローバルチャレンジの場を作られている森山さんのお話はいかがでしたでしょうか?特にグローバル志向の学生の方は非常に参考になる内容だったと思います。ぜひサムライカレープロジェクトのサイトも見てみてくださいね。
最後に、本気でオススメできる転職エージェントをおさらいしましょう!
登録は無料ですので、転職を考え始めたらまずは登録してみましょう。
早期に求人情報を得たり、コンサルタントに相談したりすることで、より効率的に転職を進めることができますよ!