インド初の漫画喫茶を経営!!事業を多角展開するIINE ENTERTAINMENT長尾さんに突撃インタビュー!

長尾誠氏プロフィール

インドで漫画喫茶をはじめ、映像制作、輸出入業など幅広く事業展開するIINE ENTERTAINMENT代表取締役社長
・出身地:神奈川県横浜市
・好きな食べ物:カレー

—事業内容を教えてください。

主に5つの事業を展開しています。映像制作を中心に、卸業、eコマース、インド雑貨の日本輸出、漫画喫茶の5つがメイン事業です。インドはどの分野が伸びるか予想が立てにくいので、まずは自分が興味、得意なジャンルから攻めています。各々のジャンルで、培った経験を糧に来年から新たな事業を計画しています。

会社URL: www.iineent.com

—なぜインドで起業しようと思ったんですか?

20代の時はバラエティ番組制作に没頭し、寝る間も惜しんで働いていました。当時、番組制作は人気職で厳しくても働きたい若者が沢山いて、競争の日々。早く上に上がろうと仕事後も上司に気に入られようと目覚ましコールから飲み会のセッティング、プライベートのお世話まで何でもやりました。ディレクターになった頃、昔は刺激的だったテレビ番組が時代の流れで、すぐにクレームが入ったりし、自主規制の方向へ走り、新しいチャレンジをしなくなっていくことに対し、このまま続けて楽しいのか自問している自分がいました。

30歳になって、スポーツ番組を担当させてもらった時、仕事に対する意識が変わりはじめました。オリンピック選手やアスリート達の日常に密着しているうちに、彼らの激しい練習や競争を生き残って、世界と戦う彼らの情熱に刺激を受けました。自分も裏方ではなく、表舞台で活躍したいと思ってきたんですよね。その頃から、起業するために、大前研一氏の起業塾に通いながら、貯金、読書、ジョギングなど生活を改めました。起業するなら、未来の自分にふさわしい自分にならないと!と思い立ったのがきっかけです。

—インドを選んだ理由はありますか?

34歳で初めてインドに行きました。子供の頃に住んでいたマレーシアで経験した“海外の不便さ”の感覚をインドで発見したんですよね。物乞いの多さや気候にも驚きましたが、若者が人口の50%を占め、町は活気があり、ネットや電波環境は意外と整っており、この国は成長するなと感じました。仕事を辞め、翌年にはインドで起業しました。今思うと、ハイリスクだったかもしれませんが、決断し、実行するほど、情熱があふれ出てたのかもしれません。今はそれ以上の情熱と現地で培った経験があるのでこれからが本当に楽しみです。

—インドで働く魅力とは?

まだ誰も進出していない分野で挑戦できることです。映像制作をやっているのは日本人で僕しかいない。制作費やギャラは安いかもしれませんが、開拓していくのが楽しく、やりがいがあります。日本で当たり前のことをインドでは当たり前にできない、苦労も多いですが、そんなハードルが高いインドでどう自分が成長していけるか楽しみですね。

—インドで働いていて大変だったことはありますか?

インド人は基本的にしたたかで、メリットがないと近づいて来ないですね。遅刻、ドタキャンは日常茶飯事。45度を越す暑さや停電、渋滞、食生活など仕事以外でのトラブルに慣れるのは大変でした。人間関係で言うと、まずは信用できるスタッフを作る事が大事です。遅刻や言い訳、約束を守ってもらうには、どうやったらいいか週一回、スタッフミーティングを開き、会社の改善点を議論したり、個別に面談して、自己評価と僕の評価のギャップを埋めたり、日々試行錯誤しています。起業してこの5年間で、かなりいい経験をさせてもらいました。

—どんな時にやりがいを感じますか?

僕は会社で働いているインド人従業員とその家族の生活を守る義務があると思っています。

もちろんお客さんがハッピーになることが一番だと、スタッフに徹底して教育しています。アニメキャラクターコンテンツでは、インドのコミコンに4年前から出展し続け、顧客も増え、「IINE(社名)のところからしかもう買わないよ!」「IINE(いいね)!」なんて言ってくれるお客さんもたくさんいます。この5年でインドで日本のアニメのキャラクターコンテンツと言ったら僕の会社、というふうに知名度もかなり上がっています。みんな期待して待ってくれているのでそれに応えていきたいですね。

—アニメはインドでも熱いですか?

やっと熱くなってきたという感じですね。それというのはかなり宗教的な部分が絡んできています。ヒンドゥー教は問題でアニメにおいても表現出来るものと表現できないものが多いんです。入浴シーンも、キスシーンもダメですし。日本では当たり前のところがカットされたりします。考え方も根本的に違っていますからね。それでもアニメカルチャーの波は起きつつあります。

弊社インドで人気の日本アニメ、ナルトやブリーチ、デスノートの商品化ライセンスをインドで唯一持っていたりしますが、ライセンスなしの偽物も出回り始め、権利関係は法的にも問題になりつつありますが、避けて通れない道です。キャラクタービジネスは、これから成長していくと考えています。

—今後の展望を教えてください。

今やっと土台ができたところで、これからがスタートだと考えています。新しい事業も来年から展開します。世の中の動向を機敏に柔軟に対応しながら、4年後を見据えて、日本とインドの現在のビジネスを拡大しつつ、2020年には中東もしくは近隣諸国にも進出したいと計画しています。

ーインドにいるからこそ見えてくる日本人とは?

日本は似たような環境で育った人ばかりで、自分と違う考えや文化を受け入れる器を持っている人が少ないですね。マニュアル通り、周りと足並み揃えていれば、それなりに生活できます。危機感はインド人と比べるとないですね。インド人の積極的な自己アピールや押しの強さは、グローバルな環境では必須です。若い頃から、多種多様な人種、言語、環境で育ったインド人から学ぶことは多いです。日本人の持つ繊細さ、器用さとインド人の持つ大胆さを兼ね備えれば、世界で通用する人材になると思っています。

—もう一度大学生になれるなら何をしますか?

絶対に海外へ行きます。興味を持った国、まだ行ったことのない国を回ってみたいです。今はSNSがあるので、興味を持った人と会ったり、多くの刺激を受けたいですね。また、何か一つ自信を持てるような趣味、技術など習得したいですね。

—悩んでいる20代の若者にアドバイスを下さい!

現状を変えてみないと始まらないですよね。住んでいるところを変える、とかでも何でも良いと思います。まずはアクションを起こすことです。カバン一つ持って海外へ行くことをお勧めします。世界を知る事は、今後の人生の指標、糧になると思います。学生だと資金がなく諦めるような事があるかもしれませんが、親に土下座するなり、掛け持ちバイトするなりして、最初の難関を突破してください。そして、自分らしい計画を練り、チャレンジするのならとことん!目標を決め、覚悟を持ってやりましょう。

取材担当コメント

長尾さんの経営するカフェ兼漫画喫茶で取材をさせて頂きました。そこではインドにいることを忘れてしまうくらいの日本の漫画雑誌がずらりと置いてあり、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ました。ご馳走になったドリンクのグラス一つ一つのデザインにも工夫が凝らされていました。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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