シンガポール|アジアの挑戦者たち〜小林慎和様〜

〜アジアの挑戦者たち〜

アジアで活躍する”アジアの挑戦者たち”にインタビューをして、
現地でのアジアビジネスのリアルについて取材をしました。
ぜひ、挑戦者たちから学びやヒントを得て、
オールジャパンでアジアでの成功を掴みとるキッカケになれば嬉しいです。

▼小林慎和氏プロフィールについて

小林慎和(こばやしのりたか)
Diixi Founder兼CEO、Yourwifi Founder兼CEO、
the CHAOS ASIAエグゼクティブプロデューサー、
ビジネスブレークスルー大学准教授、博士(工学)
現在はシンガポール及びクアラルンプール在住。

▼アジアでのビジネスについて

・御社の事業内容を教えて下さい。

私はシンガポール及びアジアにて、いくつかの会社を経営しています。順番にご紹介していきますと、まずDiixi(ディクシー)。これはアジア及び世界への日本企業の展開を支援する実行支援タイプのコンサルティング・ファームです。IT、ウェブビジネス、教育、飲食などが主なクライアントとなります。最近では、2015年5月にシンガポール企業とのJVにて、北海道の飲食店をシンガポールでオープンすることをDirectorとして入り込み、推進していました。

2つ目の会社は同じくシンガポールで立ち上げた会社ですが、YourwifiというグローバルMVNO兼ECサイトをビジネスとしているサービスです。シンガポールから、アジアから世界を股にかけて動く、そんな人向けにモバイルネットワークをECサイトにて提供しています。現在サービス提供可能国は90カ国を越えており、法人顧客も50社程度、特にシンガポール政府の全組織がクライアントとなっています。

この他に、the CHAOS ASIAやKUROHUNEという未来のイノベーターを発掘するためのピッチイベントをこれまで世界7都市でプロデュースしてきています。

・いつ頃アジア進出しましたか?なぜシンガポールを選びましたか?

アジアへは進出していません。実はわたしはいきなり海外で起業したのです。

わたしのライフワークは、日本の(日本の若者の)グローバル化。それを標榜する人間が、日本で起業して、アジアへ、世界へ展開するのでは遅い。自らまず海外で起業しました。それは、これから世界へ飛び出す若者へ、「来いよおまえ」ということが重要と考えたからです。今後は、逆に近々日本へ子会社を作り、日本へ逆参入しようと思ってます。

シンガポールですが、東南アジアの中心的な場所、成長著しい国、アジアの金融センターとして非常に面白い国ですが、特にシンガポールを選んだわけではありません。極論を言うと、どの国でも良かったのです。起業する前にいたベンチャーで、シンガポール法人の立ち上げを行い、現地に赴任していました。その延長線上で、たまたまシンガポールになっただけです。

・シンガポールでビジネスをする面白さはどんなことですか?

すぐにグローバルな視点でのミーティングが出来ることです。具体的には、世界最大の銀行のCitibankとのアライアンスや、アジア最大のLCCとの提携交渉など、シンガポール内の話としてではなく、アジア全域でのアライアンスの話がすぐに起こります。

各グローバル企業のシンガポール法人は、全アジア(日本と中国を含めて)のリージョンヘッドクオーターである場合が多く、ここで意思決定されたことは、アジア中に広がっていきます。そういうダイナミズムはあると思います。

・今後の御社の展望をお聞かせください。

大それたことを言うと、世界で(つまり、日本の外で)起業する日本人を1万人作ることが最終目標です。その前段として、自分の会社でも世界数十カ国で拠点を立ち上げられるようになりたいと思ってます。日本からいきなり海外で起業するのはさすがにハードルが高いので、まずは弊社の拠点長になるということをキャリアアップにつなげてもらえればと思ってます。

・御社の商品やサービスの魅力を教えて下さい。

弊社Diixiは、クライアントと一緒に海外へ進出するのではありません。初めから海外で起業し、海外で待ち構えています。進出支援ではなく、参入の請負です。生の現地事情を活用して、アジアに参入してくる企業と若者を支援できるのが特徴です。

また、Yourwifiは、99%がローカルユーザーであり、ローカルユーザーの振る舞いを完全に把握しています。どういうローカライズが必要になるか。日本企業が最も不得意とするところを、地場で現地の方にサービスを提供することによって、得意領域へと変えています。

・最後にシンガポールで仕事をしたい方へのメッセージをお願い致します。

東南アジアは経済共同体を昨年(2015年)に発足させました。その中でシンガポールは中心です。この経済圏だけで6億人がいます。まさに中間層が育ち始め、急成長に入ろうとしています。この地域と日本が密接に繋がることは、会社の発展のみならず、日本の未来にとって非常に意義深いものとなるはずです。シンガポールはそんなダイナミズムのまさにど真ん中。

多国籍な国の中で、国際感覚を身につけつつ、未来を変えていける。そんな環境がここには待っています。また、隣国マレーシアも非常に面白いと思っています(最近、政府の不正でもめていますが)。インドネシアやインドが注目されていますが、人口は3000万人ではありますが、マレーシアはアジアの中では最も過小評価されていると感じています。シンガポール、マレーシア。ここには未来を切り開くチャンスが眠っています。

改めてインタビューにご協力頂いた小林様、
ありがとうございました!

アジアマガジンでは引き続き、アジアで活躍されている”アジアの挑戦者たち”の声を、お届けしていきたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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