アジアで活躍する”アジアの挑戦者たち”にインタビューをして、現地でのアジアビジネスのリアルについて取材をしました。ぜひ、挑戦者たちから学びやヒントを得て、オールジャパンでアジアでの成功を掴みとるキッカケになれば嬉しいです。
プロフィール
株式会社Travee 代表取締役 池田賢一様
立教大学観光学部’13卒。NPO法人ASEAN相互支援協会元理事。高校2年次に初海外「韓国」で感じた「個と個の繋がりに国境はない」という想いをモットーに、「世界大”交流”時代」を築き上げるべくTraveeを立ち上げる。
会社概要
Traveeは、個人旅行者が旅先で現地の人と交流しながら現地を楽しむ体験、現地の人におもてなしされる感動を実現するサービス「Travee」を開発・運営しております。展開地域としては当初タイから開始、インドネシア、ベトナム、シンガポール、フィリピン等へ拡充予定。
事業概要
「Travee」は東南アジアを旅する欧米からの個人旅行者を対象に、現地ホストが自ら作るプランでローカル体験を提供するためのマーケットプレイスです。「現地人との交流 / 現地ならではの体験」を求める旅行者と「地元(自国)を好きになってほしい / 国際交流で語学アウトプットしたい / 副収入を得たい」 と考える現地人のマッチングを行います。
アジアでのビジネスについて
御社の事業内容を教えて下さい。
ローカルな体験を求める旅行者 × 地元を好きになってほしいと考える現地のホストを、サイト上で安全にマッチングしています。世界中の個人旅行者が “必然的” に現地の人と交流しながらローカル体験ができ、旅の楽しみを最大化できるような世界を目指します。 現地の”人”そのものこそ、旅人の一生の思い出を作る観光資源だと考えています。
「See」「Eat」に加え、現地の人との「Talk」も観光のあたりまえにしていきたいです。旅先でインタラクティブに楽しむのです。今現在、旅行者はホテルでなく、家に泊まる時代になってきました。民泊なんて言葉もありますね。旅行者の8割はローカル感を求めています。 もちろん現地人との”偶然”の出会いも面白いですが、それは何十年も変わってません。 その交流が “必然” となることで旅行業界のステージが1つ上がると考えています。
いつ頃アジア進出しましたか?なぜタイを選びましたか?
2015年4月21日に創業。当時は自分含めて2名の会社でしたが、創業から1年経過した現在では5名になりました。個人的にタイが好きということと、圧倒的な旅行者数と成長率があり需要もあると思ったため、タイで事業を始めました。また、タイ、特にバンコクでは「受け入れ体制」が整っていること、Wi-fiなどのインフラに大きな問題がないこと、比較的英語が話せることなど、副業文化があることetc メリットがたくさんあります。
東南アジアでビジネスをする面白さはどんなことですか?
まずこのビジネス全体でいえば、ホストが「国を知り好きになってほしい」・「旅行者に楽しんでもらいたい」という想いが強く、旅行者が心からtraveeを通じたサービスに満足していることが、面白い点ですね。例えば、Traveeを通じてベトナムのローカルガイドと出会い、まるで家族のように仲の良い友人関係になった方もいます。その方はさらにベトナムが好きになり、その後ベトナムへの留学を決めたということもありました。このようなパッケージツアーではあり得ない、CtoCだからこその出会いや旅の思い出をつくることができていると思います。 最近では、バンコク滞在1週間で3回利用してくださる旅行者もいました。
今後の御社の展望をお聞かせください。
今後は欧米人だけでなく中国の方々も、東南アジアで獲得していきたいと考えています。1年以内にはバンコク以外の東南アジアの都市にどんどん横展開するつもりです。2018年以降は日本 中国 韓国など東アジアにも展開していきます。
弊社のミッションは「概念をつくる」ことです。サービスが広がっていき、Traveeという言葉自体が、「Meeting with Local」という意味を持つ動詞として使われるようにしたいですね。
御社の商品やサービスの魅力を教えて下さい。
一番の魅力は、ホストのウェルカム感です。ホストは心から自分の国を好きになってほしいと思っているため、予定のツアーに+αをするフレキシブルさがあり、旅行者を楽しませてくれます。ぜひ一度ホストの動画をみてください。(動画URL:https://vimeo.com/154547621 )
他には、新しい常識、スタンダードを作れる可能性があるところです。観光の定番に、「見る」「食べる」ことに加えて「話す」という定番をつくることができます。一緒に働く人に弊社の魅力を伝えるならば、海外出張や現地マネージャーなど、大きな仕事をすぐに任せられる環境があります。人材紹介会社に求人をお願いしていたら、担当者の方が弊社に転職したこともあるくらい、良い職場環境があります(笑)
最後にタイで仕事をしたい方へのメッセージをお願い致します。
生活面でも日本より固定費が安く、ご飯もおいしいので、生活しやすいです。またアジア全域には各地で日本人コミュニティもあります。そのため、スタートアップ企業が、新しくトライしやすい環境だと捉えています。
海外で働いたり起業する際には、「なぜその地域でないといけないのか?」という、その地域である理由にこだわることが大事だと考えています。日本なら「なぜ日本じゃないといけないのか?」という明確な理由があるほうがいいと思ってます。ぜひ、新たに海外でチャレンジをする方とは、どこかでお会いできたら嬉しいです。
改めてインタビューにご協力頂いた池田賢一様、
ありがとうございました!
アジアマガジンでは引き続き、アジアで活躍されている”アジアの挑戦者たち”の声を、お届けしていきたいと思います。
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