37歳で上海へ就職した体験談。アジア就職ケーススタディ(Vol.1)

アジアマガジンでは「アジアで働く」を発信するため、実際に海外就職をしている経験者の方々にインタビューをすることにしました。まずは1人目は37歳で上海に就職され、既に7年目になる男性のリアルケーススタディです。

海外就職インタビューです!

R・Hさん 1971年生まれ・男性
滞在先:上海
雇用形態:欧米企業、中国ローカル企業、日系企業(いずれも現地採用)
家族構成:妻、娘(7歳)

【海外で働くキッカケや経緯を教えて下さい。】

2007年に中国人の妻と結婚したことがきっかけでした。元々専門商社に勤務しており、商品の買い付け等で上海に年数回来ていたのですが、エネルギッシュな感じにこちらで働くのも面白いかも、と考えていました。結婚後は日本で生活していたのですが、勤務していた会社が業界的に斜陽になり、先行きが明るくなかったり、子供が出来たりといったことがあり、2009年に思い切って上海へ移住することを決断しました。

上海虹橋駅

【いまはどんなお仕事をしていますか?】

現在は日系企業の上海法人で現地採用で働いています。業務は外注先の管理(品質、納期等)がメインですね。上海に来て最初の仕事は外資系コールセンターのオペレーターでしたが、英語・日本語両方を要求されました。

【いまのお仕事の面白さと大変さを教えて下さい】

日本のお客様向けの製品を中国で生産し、納品するという業務なのですが、日本ではごくあたりまえの要求が中国ローカルの外注先にとってはハードルが高かったり、品質管理の考え方、レベルが日本と比べると相対的に低いというような文化・商習慣等に起因するギャップが日常的にあり、日本にいるお客様からすると信じがたいことが起きてしまう、という点は大変です。ただ、そのギャップを埋めることが仕事なので、まあ仕方がないところです。

自分が関わった製品が実際に市場に出た時には大きな達成感があります。また、こちらではほとんど残業がありません。帰宅後に自分の時間、家族との時間をきちんと持てるのも、日本では得られなかった良い点ですね。

【どうやってアジアでの仕事を見つけたのですか?】

上海を含む中国では現地の人材紹介会社に登録し、こちらの希望に合う案件を紹介してもらうのが一般的なので、私も人材紹介会社経由で求職活動をしました。

【海外に行く前に英語・中国語はどの程度できましたか?】

学生時代に1年間のアメリカ留学経験がありましたが、実際に英語を使う生活からは15年程離れていました。最初は感覚を取り戻すことに苦労しました。中国・上海の場合はもちろん英語よりも中国語のニーズが高いです。ただ、欧米企業等は社内での校用語を英語にしていたり、お客様が欧米企業の場合は英語での商談が必要となる場合もあります。いずれにしても英語・中国語ともに出来た方がいいのはもちろんです。

中国語は上海に来るまでまったく出来ませんでした。まず語学学校に入って3か月程度集中的に勉強し、基礎的な中国語力を身につけました。

東方明珠電視塔

【今後はどんなキャリアやプランを考えていますか?】

私の場合、日本へ帰国することは考えておりません。子供も中国ローカルの学校に通っています。現在の職場には基本的に満足していますが、より良い条件の会社があれば積極的に検討したいです。そのためには中国語をビジネスレベルにする必要があると思い、勉強していますが歳のせいか覚えが悪く、苦労しています。

【最後にアジア就職希望者にメッセージをお願い致します。】

上海は中国の中ではいわゆる反日の色が殆どない街で、日本人も多く住んでいるため日本食レストランやスーパー等も多く、環境的には非常に住みやすいところです。中国の古い文化・習慣と最先端の刺激を同時に味わえます。非常に面白い経験が出来るのではないでしょうか?

また、人件費の高騰で生産拠点としての中国は人気に陰りが見えています。それでもマーケットとしての中国はまだまだ開発の余地が残っていると感じます。現地で働きながら中国語を習得できれば、言語能力を生かした今後のキャリアアップを目指すことも可能です。

アジアマガジンからのコメント

自身の結婚を機にアジア就職をするケースもあるんですね!既に7年間も住まれており、「今後も日本に帰るつもりはない」ということで、かなりリアルなケーススタディだったと思います。

最初の仕事はコールセンターですが、生産・貿易に関するお仕事にキャリアアップされています。スキルや言語を磨いていくことで、どんどんとポジションも上がっていける事例でした。”中国語は一切できない状態で就職し、3ヶ月間集中して現地の語学学校で学んだ”など、どの国でも参考になる方法だと思いました。


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