岡元美和氏プロフィール
川口市生まれ、川口市育ち。大学卒業後も川口市内の幼稚園にて11年勤める。
2013年からカンボジア園の立ち上げ事業に関わり、現在に至る。
会社概要
コンビウィズ株式会社は日本のベビーケア製品の開発・販売、保育園、ベビーシッターサービス事業、託児施設、保育環境の開発・販売を手掛けている。
Combi international schoolは日本のベビー用品メーカCombiグループとカンボジアのL.H.T capital社との合弁会社が運営。日本では15年以上の保育園運営を行っており、海外は初進出。
きっかけは、現地パートナーを日本のコンビプラザ保育園に招いたところ、園の衛生面、安全面に関心を示され、園児がマナーのやルールをしっかり身につけて行動しているところに感動され、「ぜひカンボジアにも同じような園を輸入してほしい、幼児にモラル教育の場を作って欲しい」と熱望されたことからスタート。
それではインタビュー開始です!
―事業内容について教えてください
当園は主言語を英語とするインターナショナル保育園&幼稚園で、1歳半~6歳までのお子さまをお預かりしています。日本人、カンボジア人だけでなく、さまざまな国籍のお子さまを受け入れ、日本の幼児教育カリキュラムと英国のIPC教育プログラムを採用し、個々の成長と社会性を育てています。特に大事にしているのがモラル教育、食育、環境教育、です。
―日本のモラル教育とはなんですか?
日本の幼稚園や保育園で習うことばかりです。例えば、挨拶をする、座ってご飯を食べる、順番やルールを守る、ゴミはゴミ箱に捨てる、食事前やトイレ後は手を洗う、思いやりの心を持つ、人のものを取らない・・・。当園はインターナショナル園なので、様々な国の考えも視野に入れながら日本のモラル教育と融合し、教育を行っています。
―岡元さんの学生時代について教えて下さい。
バスケットボールとピアノに熱中していました。高校3年生で進路を考えた時、自分の適性は何かと自分なりに冷静に考え、「保育、教育」の道に行こうと決めました。また、多くの先輩方に相談に載ってもらいましたが、先生の道に行かれる方が多かったので、その影響を受けたのかもしれませんね。
同時に海外にも興味があり、海外で働きたいという夢は持っていました。大学で幼稚園教諭と保育士資格を取得し、地元の幼稚園で11年働きました。その間、幼稚園教諭の経験を積むだけでなく、自分の視野を広げる為、海外旅行もしましたし、いろいろなことに興味や関心持って、チャレンジし、さまざまな資格も取得してきました。
幼稚園退職後はさまざまな業種の仕事をしました。ブライダル関係、ネイリスト、県の施設(消費センター支援センター)など。県の施設での3年間に経験し学んだこと「環境教育や豊かなくらし」は、現在の幼稚園の環境教育に役立っていると思います。
知り合いの園長から、園を助けて欲いと依頼があり、1年だけの約束で幼稚園の先生に復帰しました。「大変だけど、喜びや感動をもらえる仕事。やっぱり良いな~」と実感。それから、縁あってCombi Plaza保育園 へ。勤務して6年目の時に海外へCombi園を設立する計画を聞き、20代の頃の夢を思い出し、立ち上げ事業に参加。今に至っています。
―カンボジアで働いてみて、感じる国の魅力はありますか?
人が優しいですね。若い方が多く、活気に溢れているように思います。あとは良くも悪くものんびりしていると思います。
―大学の授業がつまらなくて通っている意味がないと感じる人がいるのですが、そのような人に対してアドバイスはありますか?
興味が持てない、この勉強に意味があるの?と思っているから、つまらないのですよね。無駄なものは無いと思います。将来、どんなことが役にたつか分からない! 今は豊かな社会人になる為の土台作りの時期だと思います。自分で意味があるものに変えてほしいです。また、人との関わりを大切にして欲しいと思います。人との縁がチャンスや夢を叶えるきかっけになると思います。夢や目標が持てない方は人との関わりの中から見つかることもあると思います。視野を広げて見てくださいね。
―20代の人へのメッセージはありますか?
今を大事に楽しむ!そして、多様な経験をしてほしいです。経験やスキルというのは財産になりますので、思い切って新しいことにも挑戦してほしいです。
素敵なことが言えませんので、代わりに、私が成人式を迎える教え子へ宛てた手紙を紹介したいと思います。
「略~ここまで大きく育ててくれたご両親に感謝だね。夢は叶いましたか?今の夢は何ですか?どんなことを頑張っていますか?年長さんのころ、お姫様になりたいって言っていたよね。色々なことにチャレンジして、楽しいこと、Happyなことい~~っぱい見つけてね。明るく元気な、笑顔の素敵な舞ちゃんに会いたいなぁ~。」
今まで関わってきた園児は2400人。その中でも縁あって担任をさせてもらった子どもたち120人に送りました。どんな夢を持っているのか、何か目標を持って頑張っているのか?今Happyなのか?Happyなことをたくさん見つけることできているのか?悩みはあるのか?この手紙を送ることによって、20代の過ごし方がより充実したものになる為のきっかけになったり、何かに向かって頑張っている応援メッセージになればと思って、送り続けています。
―座右の銘はありますか?
座右の銘ではないですが「笑顔」はいつも心がけていますね。笑顔でいると相手に良い印象を持ってもらえるだけではなく、自分自身もポジティブになれますよね。
今でもたくさんの教え子からの嬉しい近況報告やメッセージ、相談事や遊びの誘いがあります。そこには変わらない素敵な「笑顔」があります。私が教え子をHappyにしたいと願って、逆にHappyにしてもらっている、そんな感じです。人の出逢い、結びつきを大切にしたいですね。
取材担当コメント
岡元さんは日本人が少ないカンボジアで、インターナショナル保育園&幼稚園の園長ですが、ものすごく仕事を楽しんでいることが伝わってきました。多くの園児がインタビュー中に岡元さんにかまってほしそうに近寄ってきたのも印象的で、子供たちから愛されているのだと思いました。
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