サイバーエージェントのベトナム支社を開拓した平川義修さんにインタビュー!

−会社概要について教えてください。

広告とメディアの2つの分野に力を入れています。広告の買い付けや営業コンサルティングをやっています。日本には仙台、東京、大阪、沖縄の4つの場所に部署があり、300名弱が広告を担当しています。東京本社が中心となり他の部署はオペレーションをメインにやっています。そこでさらに現在はベトナムに拠点をおいて200名ほどの社員がオペレーション作業をやっています。

−ベトナムの社員は全員ベトナム人ですか?

ほとんどそうです。 ベトナム社を全員ベトナム人で運営していきたいのですが、ベトナム人で経営経験やマネジメント経験を持っている人が少ないので統括の部分だけを日本人がやっています。 日本人が常にトップに君臨しているとベトナム人の社員は受け身状態になって成長していかないと思います。なので、これからは徐々に現地にいる日本人を少なくしてベトナム人だけで仕事を回せるようにしたいです。

−ベンチャー思考や海外思考は重要だと思いますか?

思いますが、とりあえず海外に行くというのはちょっと厳しいかなと思っています。とりあえず海外で働いてこいという事業を行っていた県がありまして、実際に行った人に話しを聞いたことがあるのですが、そこで海外にいって何か得られました?何か変わりました?と聞いても反応が薄く、短期間で帰ってしまう人が見受けられました。やはり何かしらの目的意識をもって海外に行かなきゃ何も見つからないと思いますね。

−学生時代について教えてください

サッカーサークル中心の生活でした。授業はまともに出ず、サークル活動ばっかりやっていたのですが、人間関係において大事なことはたくさん学んだと思います。色んな人がサークルに所属する中で試合に勝つという一つのゴールに向かって進むのは企業と同じです。

−海外にはもとから興味があったのですか?

初めて海外にいったのは、大学の研修プログラムで1ヶ月間ヨーロッパ研修に参加した時でした。当たり前だと思うんですけどカルチャーショックを受けました。イギリス、スペイン、イタリア、スイスなど計10ヶ国程周ったのですが、同じヨーロッパでも国ごとに文化や習慣が全然違っていて、島国で単一民族な日本に比べると面白みがありました。そこで漠然と将来海外で働きたい、住みたいという意識が芽生えました。

−CA Advanceにはどういうきっかけで入社しましたか?

海外志望があったので総合商社に入りたかったんですが、就活を終えて留年をしました。これは社会人になったサークルの先輩や友達の会社内での愚痴を聞いたこともありますし、そもそも働くやる気があまりなかったですね。そこでたまたま始めたバイトのバイト先が有名なベンチャーでした。小さい部署に配属されて最初は社員の飲食を買ったり部屋の片付けをしたりする業務をやっていました。会社で寝る時間を惜しんでまで働く社員を見て、こんなにベンチャーの会社って楽しいのだなと思いました。1ヶ月後その部署の社長から深夜電話がかかってきて、社員になるオファーをもらってそこで正社員になりました。

−正社員になった後について教えてください

最初は3人でスタートした部署も30〜40人程まで拡大していて、多くは歳が近い人でしたね。365日中300日は社内で寝泊まりをして見積もりの仕事をしていました。寝食を共にするとみんなと仲良くなってある意味サークルのような楽しさがありました。苦と感じたことは一度もないですね。その後は大阪の支店に責任者として3年くらいいて、そこから沖縄の支店へと移りました。

s__30187527−ベトナムの支店はどういう経緯で立ち上げたのですか?

2013年の5月あたりにホーチミンで事業をやっていた友達と会うきっかけがたまたまあって、話をしてホーチミンの可能性を感じました。1年後に事業拡大の話が会社であった時にチャンスだと思って提案したら即決でオッケーをもらって営業活動をその数ヶ月後にはじめました。

−ベトナムの魅力を教えてください

ベトナム人は向上心がすごいです。自分を他人と差別化するために語学の勉強に励む人が多く、ハングリー精神が旺盛です。弊社は成果ベースな社風なので仕事に貪欲でエネルギーがすごく魅力的です。

−今後の展望を教えてください

インターネット業界は劇的なスピードで発展していくので1年後、10年後にどうなっているかなんて想像つかないですね。そもそも自分のキャリアを中心に考えていないので目の前のことをコツコツやるだけです。

−学生に対するメッセージをお願いします

私自身海外に直結するような行動は取っていなく、なんとなく海外という漠然な思いをおいたまま目の前のことを一生懸命やっていました。自分のキャリアを中心にする人は海外に行く!ということが目的になってしまって海外に行った後に何も得られないんです。機会やチャンスは誰にでもやってくるのであまり考えずにがむしゃらに頑張って進んでいけばいいと思います。

−起業したい人に対してのアドバイスはありますか?

最近起業願望がある意識の高い大学生と話す機会があるのですが、起業をすることが目的化されている気がするのですよね。自分は将来起業する!と口では行っているものの、それに対してのアクションは起こせているか、覚悟を決めて努力しているのか。努力と覚悟が重要だと思います。

−大学の授業がマンネリ化して悶々としている大学生は何をするべきですか?

人と会ったほうがいいと思います。自分よりも優秀な人は学生からしたらいくらでもいると思うので、誰かの話を聞くことはすごく重要だと思います。そういう人たちとする話はネットに乗っていないので学ぶことは多く、後々それが自分の財産になります。私が大学生だったらまずそれをしますね。

平川義修さん、ありがとうございました!

取材担当者コメント

自分も将来仕事を楽しんで一生懸命働ける社会人になりたいと思いました。の前のことに対して努力し、降ってきたチャンスをつかむ。そういった熱いメッセージが伝わってきました。ありがとうございました!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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