こんにちは！フィリピンマニラ在住のHisaです！このアジアマガジンで、僕は現地に住んでいるからこその視点で、フィリピンをご紹介しています。今回はフィリピンのお金のことについて、みなさんにお伝えできたらと考えております！
フィリピンのATMはいつも行列ができる
フィリピンではいつもATMに行列がきます。ATMの数が主要銀行や大型のショッピングモールでも２～3個という点が原因ではないでしょうか。また、数が少ないだけでなく、機械も頻繁に故障したり、現金不足になったりしている事が多いです。僕はATMが空いてる時にだけ引き出し、自宅に現金を余分に保管しています。また、ATMカードを常備していると、引ったくりやスリに合う可能性があります。だからといって自宅に大量の現金保管は危険です。その結果、月に１回は僕も１０人以上は並んでいるATMに並ぶはめになっています。
ATMに行列ができる意外な理由
フィリピンのATMを使い始めて一番ビックリしたのは、利用後の明細をがATM横の空きスペースに置かれていることです。その明細にはもちろん、残高(現地ではBalance)が記載されています。日本人からすると考えられないかもしれませんが、これが外国です。そして、あまり大きな声で言えませんが、捨てられている明細レシートを試しに5,6枚とってみました。全てのレシートは一回目で引き出している金額は1000ペソ以下でした(1000ペソ=2000円程度)、しかしながら、残高も全員、1000ペソ以下でした。そこから、フィリピンの方のATMの使い方がわかりました。
１）一度、試しに1000ペソ以下でお金を引き出す
２）残高を確認し、再度、お金を引き出す
実はフィリピンには通帳のないATM口座を持っている方が多くいます。そのためフィリピンの方は最初に残高を１度チェックして、もう一度、引き出していました。このことにより、一人一人のATM利用時間がかかり、フィリピンのATMではいつも行列ができてしまっています。
ほとんどの残高は100ペソ以下だった・・・
（→写真は現在使用していない僕の口座の明細です！！口座残高がゼロだとこうなります笑。）
100ペソは日本円にすると、200円ほどです。先程、見てしまったフィリピンの方たちの口座残高。ほとんどが100ペソ以下でした。日本人からすると、不安でたまらないのではないでしょうか？ただ、ココにもフィリピン特有の理由があるんです。
それは給料日が月に２回あること
海外ではフィリピンのみならず給料日が月2回、つまり2週間おきに給料を支給する会社が多いです。それにより残高ゼロでも、月1回の給料支給の日本より安心です。また、給与日が多い分、ATMに行列ができる日も多くなります。給料日のATMの行列は、普段の2倍程度になることも多いです。そのため、多々、ATMの中の現金がなくなってしまうケースが多いです。
また、口座残高が少なても不安でない理由として、前回記事の幸福度ランキング２位のフィリピンで“働いて感じる大事なこと”で紹介させていただたフィリピンの国民性からも考えられるのではないでしょうか。
話は逸れてしまいますが、そもそもフィリピンでは1000ペソ札(約2000円)が最高通貨の紙幣です。そのため、物価が上昇傾向にあるフィリピンでは札が増えて財布がゴワゴワになります。給料日に10万円出金しようとすると1000ペソ札が50枚もしくは500ペソ札が100枚出てきます。大量の札束を人前で引き出すことになってしまい、少々緊張すること間違いなしです。
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