クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!

「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」に参加してきました。

「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」1

こんにちは!海外で働きたい人を応援しているアジアマガジン(@asia_maga)です。今回は海外進出を考えている企業、海外で起業をしたい方にぴったりな内容をお伝えしようと思います。

先日2017年8月24日(木)に開催されたイベント「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」をアジアマガジンが取材してきました。そこで今回は「日本企業が海外で成功するには?」というテーマで書いていきます。

このイベント、登壇された機関と企業が魅力的なんです!

「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」2

今回は政府系機関×民間企業がタックを組んだ成功事例の話を聞くことができるイベントでした。内容も面白いイベントでしたが、そもそも登壇された機関と企業が豪華でした!そのため、イベント内容をお伝えする前に、登壇された機関・企業を少しだけご紹介させていただきますね。

  1. 官民ファンドのクールジャパン機構
  2. 日本文化×越境ECのTokyo Otaku Mode
  3. 日系企業の海外展開を支援しているデロイトトーマツベンチャーサポート

1)クールジャパン機構

▼登壇者
シニアディレクター / 小川 剛氏
ヴァイスプレジデント/ 勝呂 優介氏

皆さんもテレビで一度は、「クールジャパン」というワードを聞いたことがあるのではないでしょうか。クールジャパン機構の正式名称は株式会社海外需要開拓支援機構です。難しそうな機関名ですが、ざっくりと説明すると、海外進出を目指している日本の企業を資金面からサポートをする機関です。

>>クールジャパン機構・公式ホームページはこちら

2)Tokyo Otaku Mode Inc.

▼登壇者
共同創業者兼CEO / 小高 奈皇光(なおみつ)氏

Tokyo Otaku Modeはお客さんの9割以上が外国人のため、日本で知らない方もいるかもしれません。ただ、世界的にとても有名な会社で、日本のポップカルチャーを全世界に届けています。

どれくらい、すごいかというと、世界130カ国へ越境ECビジネスを展開していて、Facebook上ではなんと2000万人のファンを持っているほどです。また、Tokyo Otaku Mode Inc.はクールジャパン機構からの出資を受けています。

>>Tokyo Otaku Mode・公式ホームページはこちら

3)デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社

▼登壇者
海外展開支援リーダー / 大野 祐生氏

こちらのイベントの運営はデロイトベンチャーサポート(DTVS)が行いました。(イベント主催:ASAC運営受託者(有限責任監査法人トーマツ)

デロイトトーマツベンチャーサポートは日本4大監査法人のデロイトトーマツグループで、海外のベンチャー企業とのオープンイノベーションを考える企業を積極的にサポートしています。そして現在、成功事例をさらに増やしていくために、コミュニティ醸成に力を入れている会社です。

今回のようなイベントの運営もそうした取り組みの一環です。ほかには、飛躍事業の受託を展開したり、ベンチャー企業と大企業の事業提携を目的とした「Morning Pitch」を主催しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

>>デロイトトーマツベンチャーサポート・公式ホームページはこちら

日本企業が海外で成功するには?

登壇者やコンテンツが豪華な分、皆さんにお伝えしたい内容が盛り沢山でした。そのため、今回は皆さんにお伝えしたいことを3つにまとめてみました。皆さんにとって、海外で成功するヒントや新しい発見が少しでもあれば幸いです。

1)“海外で勝負できる武器は何か”

「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」3(写真/立っている方:小高様)

まず、1つめの皆さんにお伝えしたいことは、パネルディスカッションで話題の中心になっていたことです。それは“海外で勝負できる武器は何か”という点です。

Tokyo Otaku Modeの場合は、Facebook上に日本のポップカルチャーを発信する巨大メディアを持っていた=『プラットフォームを持っていた』ことが他の企業と比べ、特異な点だったと強調されていました。

単発で良いコンテンツ(作品)を作ることも大事だが、それでは当たりハズレがあり安定しない、スケール化がしづらいとのことでした。逆にプラットフォームを持っていると、幅広い商品が扱える。流通に携わり、さらにはメーカー機能を持つことで、事業のスケール化が狙えるとのことでした。

2)海外進出前のリサーチの重要性

「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」4(※写真/小川様)

2つ目の皆さんにお伝えしたいことは、クールジャパン機構の小川さんの投資する側の視点です。特に下記の発言は印象的でした。

海外事業がまったく始まっていない会社に投資をするのは難しい。ゼロイチよりかは、少し立ち上げていて、いろいろ失敗したんだけど、“こうすれば上手くいく”と見通しがついている会社とは話がしやすい。

併せて下記の点も強調されていました。

  • 海外展開は難しいことを前提におくこと
  • 数回の海外視察でGOサインを出すことの危険性
  • 海外といっても、アメリカなのか、中国なのか、それとも東南アジアなのかで、全く違う
  • 小規模でもいいから実際に海外展開してみること

そしてクールジャパン機構から投資を受ける場合は、事業内容が海外需要開拓を目的とする事業かどうかという点は、もちろん重視されます。

3)“いかに事業を面白くするか”のみを考える

「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」5(※写真/左から、小川様・小高様・大野様)

最後に皆さんにお伝えしたいことは、Tokyo Otaku Mode共同創業者兼CEO の小高さんの信念や思想です。ここでは、「ベンチマークをしている会社はありますか?」という質問に対しての小高さんの回答をそのまま抜粋させていただきます。

Tokyo Otaku Modeは、東京のオタクのモードなんです。ベンチマークしている企業はなく、いかにこのサービスを伸ばすかのみしか考えていない。

いかに面白いエンターテイメントのページであって、顧客満足度が高いか。そうじゃないとニュービジネスは生まれない。今でこそ、Facebookでの集客はあたりまえだったが、当時は走りながらやっていた。

テキストにしてしまうと伝えきれない部分があるのが残念ですが、上記の小高さんの回答からは、とても強い信念や思想を感じることができました。

また、下記の小高さんの発言からは、ユーモアを感じると共に、「まずは行動する」「まずは売上を取りにいく」という姿勢を感じることができました。

最初は月商200ドルだった。
売ってから配送をどうしようかと考えていた。
郵便局に相談しようとか(笑)

おわりに

「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」6

皆さんいかがでしたでしょうか。今回はイベント「クールジャパン機構とTokyo Otaku Modeが語る、海外展開の今と未来!」を取材させていただきました。皆さんにとって新しい発見や気付きが少しでもあれば幸いです。

また、本イベントを運営したデロイトトーマツベンチャーサポート(DTVS)では、海外進出を考える企業さん向けに今後もセミナーを開催するそうなので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

今後もアジアマガジンでは、海外で就職したい人の役に立つ情報を発信していきます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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