海外転職の中でもタイは人気で、実際にアジアマガジンへのお問い合わせも…
「タイ転職や移住ってどんな感じですか?」という質問が多くあったりします。
加えて、最近テレビなどで海外転職の良い部分だけが切り取られた放送があり、実際にタイ現地に住む日本人からも疑問の声を多く頂くことも…
実際に「日本語しか話せなくても、人脈がなくてもタイで就職できちゃう!」というように放送されていました。
タイでの就職に興味はあるんですが、どれが正確な情報かわからなくて…
そうですよね…
ネットやテレビの情報でどれが本当かは分かりづらいですよね。
そこで今回は、そんなお悩みを解決するために、年間1000人ペースで海外就職の問い合わせを頂いているアジアマガジンが、タイ就職のメリット&デメリットについて徹底解説していきます!
>>目次
そもそもタイは日本人が移住しやすい国?
「タイに住みたい」という声を多く聞きますが、本当にタイは日本人が住みやすい国なのでしょうか?
早速、解説していきますね。
日本人が移住したい国ランキングでタイは4年連続2位!
微笑みの国、タイ!
仏教であることや、米を主食としていること、温厚な人柄など日本との共通点が多い国でもあります。
その住みやすさからタイへ移住する日本人も、年々増えてきており今では70,300人以上の日本人が暮らしています。
そのうちの約50,000人が首都バンコクに集中しています。
また、タイに住んでいる日本人の多くは、駐在員やその家族、現地採用社員、留学生、定年退職後の永住など様々で、それぞれに合った生活スタイルが送れることも魅力の一つです。
日本人が住みやすい3つの理由。
日本人がタイに住みやすい主な理由が3つあります。
【住みやすい理由1】
→日本人企業がたくさんあるので日本人を必要としている会社が多いから
タイは、アジアの中でも最も日経企業が進出している国でもあります。
街を歩いていても、日本のクオリティとあまり変わらないセブンイレブンやタイ人からも人気な吉野家など日本のサービスが溢れていることを感じます。
そのため、他の国比べると日本人向けの求人が多いことも事実です。
日本人であるということだけで高評価につながり、転職しやすくなります。
【住みやすい理由2】
→タイの物価は日本の2分の1だから
タイは、日本より物価がとても安いです。
例えば、タイ料理ですと40バーツ(約140円)でお腹いっぱい食べることができたり、電車は運賃16バーツから(約55円)、家賃も15,000バーツ(約45,000円)で良いところに住めたりします。
少しづつ物価が高くなってきているという話もありますが、それでも日本に比べると全然安いです
お金を気にせずに生活できるということが住みやすさにも繋がっていると思います。
【住みやすい理由3】
→インフラが整っている場所が多くて住みやすいから
東南アジアというと衛生面だったり交通の不便さなどを不安に思う方も多いかと思います。
しかし、東南アジアを色々訪れたことのある私の感想からいうと、衛生面やインフラに関してタイが一番整っています!
衛生的に綺麗なレストランやホテルはたくさんありますし、バンコク市内にはどこでも電車で簡単に移動ができます。
なるほど!この3つがあるからタイは住みやすいんですね!
そうなんです!
それでは次は、タイ就職のメリットについてお伝えしていきますね。
タイ・バンコク転職がおすすめな理由!メリットと一緒に紹介。
タイ就職のメリットを、仕事、生活、休日の3つの視点から解説していきます。
仕事/キャリア面でのメリット
【仕事の面のメリット1】
→日本人が働きやすい環境が整っている。
タイの首都バンコクでは、多くの日系企業が進出してきており、多くの日本人が住んでいます。
また、タイには日本のスーパーや高島屋、ユニクロ、モスバーガーなど日本のサービスが溢れています。
日本のものがたくさんあるタイでは、日本人が働きやすい環境がすでに整っています。
また、グローバル化が進んでいるタイでは、日本人(外国人)と働くことになれており差別などを気にせずに働くことができます。
【仕事の面のメリット2】
→仕事によっては日本語のみで就職することができる。
タイでは、日本語教師やコールセンターなど日本語しか話せない方でも就職されています。
他の国では英語が必須になることが多いですが、日系企業が多くあるタイだからこそ日本語のみでも就職が出来てしまうという部分もあります。
ただ、日本語のみでできるお仕事は、給料や待遇面が良くないという点もあり、短期でのお仕事で考えている方が多いです。
【仕事の面のメリット3】
→給料は基本的に50,000バーツ(約15万円)以上で、残業なし。
現地採用の日本人給料は最低50,000バーツ(約15万円)以上と法律で定められています。(一部会社では5万バーツ以下のところもあります。)
タイの労働時間は原則として1日8時間以内、休憩時間は1時間以上と法律で定められており、日本と似たような労働環境です。
しかし、残業は多くなく、日本の労働環境に比べるととても働きやすいです。
生活面/物価の面でのメリット
【生活面/物価の面でのメリット1】
→物価が安くて、5万バーツ(約15万円)あれば貯金もできる。
タイで就職された方の生活費(1ヶ月)の平均は10万〜15万ぐらいです。
上手くやりくりすれば貯金をすることだって可能です!
生活費内訳は下記を参考にしてみてください。
タイでの生活費の参考例
・家賃:12,000バーツ(約4万円)
・通常の飲食費:10,000バーツ(約3万円)
・交際費:8,000バーツ(約2.5万円)
・移動費:1,000バーツ(約3000円)
・雑費:10,000バーツ(約3万円)
合計して41,000バーツ(約128,000円)で2万は貯金できますね!
【生活面/物価の面でのメリット2】
→安い家賃でいい条件で住める。
タイでは、4万ぐらいだせば日本では考えられないような綺麗お部屋に住むことができます。
日本人の多くは、コンドミニアム式のマンションに住んでおり、プールやフィットネスも完備されおり、セキュリティーも比較的高いです。
また、日本みたいな1年契約などのややこしい条件もなく、自分の都合に合わせて自由に家を移ることができます。
【生活面/物価の面でのメリット3】
→マッサージが安い。
日本では5,000円以上するタイ古式マッサージも、タイでは100バーツ-200バーツ(約340円-680円)でうけることができます。
少し高級なマッサージ店でも1時間800バーツ(約2,740円)と激安です!
仕事後、疲れたと感じたら気軽にマッサージに行くことができるのはありがたいですよね。
休日/プライベートの面でのメリット。
【プライベート面でのメリット1】
→バンコク市内は電車で簡単に移動できる。
バンコクでは、市内を走る電車(BTS)と地下鉄(MRT)があるので、気軽に色々な場所へ行くことができます。
運賃も15-40バーツ(約48円-128円)程度で安いうえに、3〜10分間隔で電車が来るので休日のお出かけにも便利です!
【プライベート面でのメリット2】
→近隣の国などへの旅行が安い。
タイは陸続きということから、近隣国のカンボジア、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスなどバスで気軽に旅行ができるのも魅力の一つです。
また、LCC(格安航空会社)を使えばモルディブ、インドネシアなど安くで旅行することができます。
タイにも有給休暇制度はあるので、それを利用していくのもアリですよね。
【プライベート面でのメリット3】
→時差が2時間しかないから日本と連絡とりやすい。
タイは、日本より2時間遅くなっています。
2時間といっても、日本の時間とほぼ同じ感覚で生活ができます。
日本にいる家族や友達と同じ感覚で生活できるということは結構大切なことでホームシックになりにくいです。
タイ就職には、たくさんメリットがあるんですね!でも、逆にデメリットはどんなものがありますか?
かしこまりました。次の章でデメリットについても解説していきますね!
タイ就職のデメリット!タイをおすすめできない人もいる…
事前にデメリットを知ることでタイ就職への理解をより深めていきましょう!
仕事/キャリア面でのメリット
【仕事面のデメリット1】
→会社によっては保険がないところがある。
タイで就職するうえで「保険」について見落としがちです。
タイでは、保険を会社が払ってくれるかどうかは会社によって異なり、事前に確認することをお勧めします。
仮に、自分で支払う場合だと安くても1,300バーツ(約4,300円)程度はかかってきます。
【仕事面のデメリット2】
→タイ人と働くうえで働き方や文化の違いで大変な時もある。
タイ人の働き方は、働き者の日本人と比べるとゆったりしている感じがします。
そのため、期限までに仕事が終わっていないということはよくあります(笑)
そこでイライラしても仕方がありませんw
そこは、働き方にも違いがあるんだということを理解して、お互いが気持ちよく働けるよう協力していくことが大切です。
【仕事面のデメリット3】
→長期的な滞在でないと採用されにくい。
タイの企業は2〜3年と長期で働ける人を探しているので、半年未満でお仕事を考えている人は採用されにくい傾向があります。
これは日本の企業でも同じで、会社側としては長く働いてくれる方を採用したいですよね。
タイの就職においても、最短1年ですと採用の可能性が広がってきます。
生活費/物価の面でのメリット
【生活面/物価の面でののデメリット1】
→医療費が高い。
タイは、医療費がとても高いです!
歯医者でも虫歯を治すだけでも1回2,000バーツ(約6.600円)、盲腸などの場合は70,000バーツ(約23,000円)かかることもあります。
そのため、ちょっとの風邪だと病院に行かず、市販の薬で治るまで様子をみなければいけません。
日本の国民健康保険制度がどれだけありがたいか身にしみます(笑)
【生活面/物価の面でののデメリット2】
→日本食はたくさんあるが高い。
タイには、日本のレストランがたくさんありますが、料金的には日本と同じだったり、お店によってはそれ以上だったりします。
安くても吉野家の牛丼並が109バーツ(約360円)、きちんとした定食屋さんに入ると1食320バーツ(約1,100円)するところもあります。
日本から旅行で訪れたときは何ともない金額ですが、実際生活してみて140円のタイ料理を食べていると日本食はとても高くかんじます(笑)
【生活面/物価の面でののデメリット3】
→洪水(冠水)ある。
タイは、雨季になるとバケツをひっくり返したような雨が降ります。
水はけが悪いバンコクの街中では、ひざくらいまで洪水(冠水)があるということを頭にいれておきましょう。
タイの雨は小一時間で止むことが多いのですが、まれに1日中降り続く時があるのでそのときは外出を控えるようにしましょう。
休日/プライベートの面でのメリット
【プライベート面でのデメリット1】
→渋滞がひどい。
バンコクは、世界第2位の交通渋滞として知られているほどひどいです!
とくに朝と夜の通勤ラッシュアワーは、30分車が進まないということも日常茶飯事。
バンコクの渋滞をみると、東京の渋滞は全然可愛いものです(笑)
なので、バンコクでは時間によってはタクシーより電車のほうが早く移動できたりします。
【プライベート面でのデメリット2】
→レストランでの接客が悪い。
タイのレストランを入ると接客が悪いです。
注文したくてウエートレスを呼んでもだいたい1回で来てくれません(笑)
また、オーダーミスがとても多かったり、料理がすぐ出てこなかったりと一苦労です。
それでもイライラせずに落ち着いて対応することがタイ生活を楽しむコツですねw
【プライベート面でのデメリット3】
→中にはインフラが整っていない村もたくさんある。
バンコク市内に住んでいれば、インフラで悩むことはあまりないかと思います。
しかし、バンコク以外の村はまだまだ衛生面上汚かったり、道の砂ぼこりがすごかったりとインフラが追い付いていないのが現状です。
仕事の都合で村に行く機会もあると思いますが、その際はこれらのことを頭にいれおきましょう。
まとめ|メリット・デメリットを踏まえたうえ情報収集をしていこう!
いかがでしたでしょうか?
タイ・バンコク就職のメリットとデメリットを生活シーン別にみるとこんな感じになります。
メリット 〈仕事/キャリアの編〉 |
1.日本人が働きやすい環境が整っている。 2.仕事によっては日本語のみで就職することができる。 3.給料は基本的に5万バーツ(約15万円)以上で、残業なし。 |
デメリット 〈仕事/キャリア編〉 |
1.会社によっては保険がないところがある。 2.タイ人と働くうえで働き方や文化の違いで大変な時もある。 3.長期的な滞在でないと採用されにくい。 |
メリット 〈生活/物価編〉 |
1.物価が安くて、50,000万バーツ(約15万円)あれば貯金もできる。 2.安い家賃でいい条件で住める。 3.マッサージが安い。 |
デメリット 〈生活/物価編〉 |
1.医療費が高い。 2.日本食はたくさんあるが高い。 3.洪水(冠水)ある。 |
メリット 〈休日/プライベート編〉 |
1.バンコク市内は電車で簡単に移動できる。 2.近隣の国などへの旅行が安い。 3.時差が2時間しかないから日本とも連絡とりやすい。 |
デメリット 〈休日/プライベートの編〉 |
1.渋滞がひどい。 2.レストランでの接客が悪い。 3.中にはインフラが整っていない村もたくさんある。 |
今日はタイ就職の理解がさらに深まり、実際に働いてみたくなりました!
良かったです!タイ就職についてもっと情報を知りたいときには、大手転職エージェントを利用するとさらに詳しい情報を知ることができますよ!
こんにちは!
海外就職ノウハウの発信から実際に海外転職のサポートまで行っているアジアマガジン(@asia_maga)です。