「固定観念」を捨てて自分らしく生きる!マレーシアの石川徳仁さんにインタビュー!

石川徳仁氏プロフィール

法政大学卒業後、コンサルティング会社に就職。駐在員として1年ほど、
中国の深圳市にて事業の立ち上げを経験し、帰国後に起業し独立。
2009年に表参道にて書道教室を開講し、2010年に東久邇宮文化褒賞を受賞。
2012年マレーシアへ移住し「KNAIN   MALAYSIA SDN BHD」の代表として「IT」+「教育」分野を軸としてマレーシア留学及びインターンシップサポート事業を行っている。またスポーツやアート、音楽などを事業領域として幅広く活動するため「Nollyz Malaysia SDN BHD」を立ち上げる。

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KNAIN MALAYSIA SDN BHD 会社概要

留学・インターンシップのマレーシア現地サポートデスクを経営。主にBtoBで日本にある留学エージェントや旅行会社から送られてくる留学生の現地サポートをしている。

サポート内容は、留学前は個別留学コンサルテーション、学校情報の送付、寮・アパートの滞在先の手配サポート等が含まれる。留学中サポートでは、マレーシア生活での悩みや、勉強の仕方、緊急時の対応など、留学生が現地に来てから安心して滞在でき、語学を学べる環境作りに積極的に取り組む。

KNAIN MALAYSIA 会社HP

おまかせ!マレーシア留学HP

さっそくインタビュー開始です!

‐石川さんの大学時代について教えていただけますか?

大学時代はダンスサークルに入っていて、ブレイクダンスをしていました。3年時にはサークル長をしていました。単純に音楽が好きでしたし、体を動かすのも好きで、かつみんなで何か1つのことに打ち込めるのですごく楽しかったです。大学時代はずっとモラトリアムに過ごしていましたが、サークルには入っていたのでサークル漬けの毎日でした。

何かをしたいのだけれど、その何をしたいのかというのが自分なりに描けなかったので、目の前の事に打ち込んでいました。

‐サークルに入っていて良かったと思うことはありますか?

今思えば僕の中で人生を楽しむということの原体験が、大学のサークルに詰まっていた気がします。300名とか400名とかというイベントをクラブを貸し切って開催したのは非常にいい経験でした。人を巻き込んで、告知して、収支を合わせ、意思決定してというのは社会に出ても活きるので、あまり意識はしてませんでしたが必要な事を学べたのは、僕にとって非常に良かったなと思います。

‐どういった経緯でコンサルでお仕事をされたり、書道の教室を開かれていたのでしょうか?

話せばすごく長くなるのですが、昔から「なんで生きているのか?」とか哲学的な問いが好きな人間でした。「なんで自分が自分であるのだろう?」とか様々な問いを考えた時に、自分らしい生き方をしたいなと思いました。

実家が自営だったので自分で何かをやりたいと言うのはあったのですが、最初は何をするのかというのは具体的に思いつきませんでした。なので、まずは色々な会社が見れるところが良いなと思いました。後は自分の身1つで世界中に行って、そこで何かできるノウハウが身につく会社がいいなと思ってコンサルの業界に入り、最初にプロジェクトを任されたのが歯科業界でした。

2年目に中国の深圳市で1年間駐在する機会をもらえました。いろいろと大変なことがありました…。長くなるのでここでは割愛します。帰国してから出向という形で4ヶ月間だけIT系ベンチャーで働きました。その後に独立して、同様のコンサルティング会社を起業しました。お客さんも付いていたため、順調だったのですがふとした瞬間に「この仕事って俺じゃなくてもできるな。」と思った途端、全然やり気がわかなくなってしまいました。

今考えると当時世間知らずというのもあり、若気の至りでそういう考えしかできませんでした。なので、自分しかできないことをしようと思って。小さい頃から書道が大好きだったので、表参道に書道教室を開きました。

−書道教室の顧客はどのような方だったのでしょうか?

場所柄、外国人の方や外資系で勤務されている方、中でも多かったのはお子様連れです。すごく楽しかったです。

−書道教室を経て、なぜ今の現職に至ったのでしょうか?

書道教室をしているうちに、また同じようにやっていることに疑問を感じ始めました。書道教室の運営には「自分がいないと駄目だな」と。そこで、書道教室をしながら、東日本大震災の支援活動の為に社団法人を立ち上げたり、保育園建設のコンサルティング、Barの開業を始めました。今も続いているものもありますが、失敗したこともたくさんあります。Barの経営に関しては友人たち数名で開業したのですが 、開業してすぐマレーシアに移住してしまったので、何もできずとても大変な思いをしました 笑。

1つずつしかやってはいけないという固定観念があったのですが、人間の役割は業種や職種でうまく固定できるものではないと感じたんです。それで、やりたければなんでもチャレンジしてみたら良いとやってきました。

その頃からまたふと海外で仕事をしたいなと思い始めました。中華系の文化が良いなと思ったのと、英語が話せること、人生を楽しんでいる人が一杯いる国がいいと思った時にマレーシアが候補に上がりました。そこでマレーシアに家族で休みを利用してきてみて、移住をすぐに決めました。

そして半年間くらいはいろんなビジネスをリサーチしていたところ、たまたまご縁があって今の留学事業が始まりました。

−やりたいことが見つからない人は、どうやってやりたいことを見つけることができると思いますか?

生き方って本当はもっと多様でいいはずなのに、日本にいると「こうあるべき」という一般論が強いと思います。僕も未だにそれはあるし、そういう生き方もあると思います。ただ、それぞれの人達が純粋な動機に従ってできる限り正直に生きられれば尚良いですよね。

起業したいならすればいいし、海外に生きたいなら行けば良い。なので、やりたいことが見つからないんですという人は、今自分がやりたいことをとことんやったら良いと思います。人生は結局それの繰り返しだし。そうしているうちにどっかで自分のやりたいことは見つかってくると思います。

−今後、マレーシアでやりたいことはありますか?

日本人としてマレーシアにいさせてもらっているという意識が強くなってきました。外国人である僕達がマレーシアの人たちにどう貢献できるかを考えています。個人的にはマレーシアにはアートが足りないと思っているので、アートの分野でマレーシアに貢献できたら良いなと思います。1月にマレーシアのランカウイ島で開催される「アートビエンナーレ2016」には世界中の人たちが集まるのですが、私はそこで日本人のアーティストを紹介しました。書道家として自分が表現して来た中でできた人脈や経験を活かして、相互に交流することでマレーシアのアートシーンを盛り上げられたら、それもまた楽しいですよね。

日本は単一民族なので、独自の文化が生まれやすいんです。日本と違ってマレーシアはマレー系、中華系、インド系という3つの民族が一緒に住み、違う言語を使っています。マレーシアではそれぞれの文化がごちゃまぜになっていて、ひとつの文脈の中で語られることがないんです。だから外国人にはアートシーンが比較的見えづらい部分です。とはいえ、ポテンシャルは高いのでその部分をもっと探し出して世に出していきたいです。

また、来年の2017年2月には日本からサッカートレーナーを呼んでサッカーキャンプを実施します。スポーツ、アート、音楽、テクノロジーなどいろんな角度から表現を多様化させつつ、それぞれを全力で楽しみながら生きていきたいと思います。

石川さん、ありがとうございました!

取材担当コメント

異色の経歴を持つ石川さん。「固定観念」を捨てて本当に自分のやりたいことにフォーカスする生き方を学びました。周りからどう思われるとか、こうしなければいけない、といった考えを捨てて自分らしく目の前の好きな事に熱中したいなと思いました。

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