インド|ミュージシャンが日本人宿経営?!異色の経歴を持つ宮原氏に突撃インタビュー!

—宮原ナチョスさんのプロフィールを教えて下さい。

東京生まれ、東京育ち。大学時代はデザインを勉強すると共に中学時代からやっていたドラムで下北沢はじめ、ライブハウスなどで勢力的に音楽活動をしています。現在もロックバンド“重機”のドラマーとして、サンタナ宿経営の傍、ミュージシャンとしての活動も続けており、ヨガ講師の資格も保持しています。

—事業内容を教えて下さい。

“サンタナ”という日本人宿の経営に携わっています。もともと僕はお客さんとして、“サンタナ”に出会いました。“サンタナ”はインド国内にPuri、Kolkata、Delhi、Varanasi4店舗あります。各店舗によって雰囲気はだいぶ異なってくるのですが、なかでもDelhi周辺はとにかくトラブルが絶えない地域です(笑)せっかくインドに来てくれた日本人には安心して楽しんで行ってもらいたいという思いから、この“サンタナ”は宿泊所というだけでなく、空港からのホテルの送迎や携帯SIMカードを一緒に買いにいく、など様々なサービスを提供しています。

−20代でやっていたことを教えてください

ひたすらライブ活動とアルバイトをしていました。スーパーで7〜8年アルバイトをしていたのですが、人より正義感が強いので、勝手に万引きGメンまでやっていました(笑)もともと働くのが好きだったので、全然苦ではなかったですね。色々経験したアルバイトがすべて今の自分の糧になっていると思います。

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サンタナデリー;屋上スペース

—インドに来たきっかけはなんですか?

30歳の時に、太鼓の修行の一環でインドの古典楽器“タブラ”を習うためにインドの海辺の町、Puriに初めて来ました。タブラは世界中の打楽器の中でもひときわ難しい楽器で、「日本でやるよりもインドでがっつりやってしまおう!」と思ったのがきっかけです。

宮原さんがインドに居続ける理由はなんですか?

半年間みっちりタブラを練習する中で、様々な人との出会いがありました。料理人や学生さんなど、自分とは全く異なることをしている人達に出会って、たくさん刺激をもらいました。中にはミュージシャンの方もいて、その方々が「帰る時に送別会をやろう!」という話になったんです。

“サンタナ”全店舗で日本人ミュージシャン募って、2014年12月にロックフェスティバルを開催したんです。もちろん、その時は機材なんてなくて、ドラムも安いやつ買ってきて、マイクもそのへんにあったやつ使って、とりあえずやってみたらそれがもうすごい好評でした。2015年12月に第2回、2015年3月には第3回と、継続していくうちに、お客さんも3000人くらい集まるようになりました。日本でいい音楽をやっていてもなかなかチャンスをつかめないミュージシャンはたくさんいます。そんな中、「インドで音楽をやってきた!」なんて言ったら箔がつくような気がしたんです。

インド人は激しい音楽とかがすごく好きで、一緒にノリノリで踊ってくれたり、とにかく参加者との一体感が半端でないんです。あの雰囲気はもう忘れられないですね。だから、「これは毎年開催しなきゃ!」という義務感があります。今年も日本の有名なバンド呼んで、これまで史上最大のフェスティバルを企画しているところです。

—インドで働く魅力とはなんですか?

まずインドで働く日本人はすくないので希少価値があることですね。そしてインド人がめちゃめちゃ面白いことも挙げられます。基本的に彼らは人懐っこい民族性で、おじさん同士がじゃれあっている姿とかをみるとこっちまで楽しくなれます。平気でバレバレな嘘をつくところとかも全部可愛く見えてきます。

また彼らは連帯感、ファミリー色が強くて、協力体制が半端ではないんです。外国人がインド人のために何かをしようとすると、彼らは手厚く全力でこたえてくれます。例えば、こっちが頑張ってヒンディー語を話したりすると、彼らは本当に喜んでくれます。ヒンディー語の語順は日本語と同じなので、とっつきやすいですよ。

—インドにいるからこそ気がつく日本の魅力はなんですか?

やっぱり日本人はすごく真面目です。時間、お金、全ての面においてきっちりしているから、当然仕事はスムーズに進みます。あと圧倒的に綺麗ですね(笑)。

—20代へメッセージ

前の僕だったら根性論を言っていたかもしれないですね。でも、そんなこと言っても仕方なくて、少しでも発言しながら行動して、良い機会を得てほしいって思います。自分のやりたいことを言っていると人ってどんどん引き寄せられるんですよ。ひょんなことからそれを聞いていた人が人に紹介してくれて…等つながりも増えるかもしれない。でも逆に何も言わないで自分の中にだけ閉じ込めておいても何も起こらないですよね。

そしてできれば日本の社会だけでなくて、世界に出て欲しいです。自分のフィールドは日本であると決めつけなくていいと思います。

取材担当からのコメント

とてもユニークに様々なことを語ってくれた宮原さん。なかでもヨガから受けた影響は多大なもので、ヨガを通じて社会に不平不満がなくなり、ロックな作詞ができなくなったりもしたそうです。それほどに、ヨガが与える影響はすごいものなのだなと実感し、これこそインドならではの出来事なのではないか、と思いました。

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またわたしたちに特製ラーメンを振舞ってくださった宮原さん。とっても美味しかったです。まさかインドにきて醤油ラーメンが食べられるとは思ってもみませんでした。次にインドに行った時には、サンタナデリーに必ず!

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