タイ|最善な選択肢に最善を尽くす!飯田さんに突撃取材!

−飯田直樹氏プロフィール

1988年、神奈川県横浜市生まれ。大学4年時に、就職活動で得た内定を辞退し、起業を決意する。在学中にインターネットシステムの営業代行会社を設立し、2011年3月、輸入代行事業立上げのため単身タイへ。2012年1月、バンコクにてBLEZ ASIA Co.,Ltd.を設立。現在はバンコクに在住し、薬局を経営しながら世界中に医療サービスを展開する基盤を構築している。

 −事業内容を教えてください。

弊社は薬局事業、マーケティング事業を行っています。日本人常駐薬局のブレズ薬局として、現在バンコク市内で2店舗運営をしています。店頭にて日本人通訳がお客様に代わり症状を薬剤師に通訳し、最適なお薬を処方しています。

またお土産調達としても好評で、タイハーブの商品から、日本では処方箋が必要な医薬品まで、数多く取り揃えています。マーケティング事業では、日本の素晴らしい商品をタイの市場に出すためのサポートを行っています。

タイ国厚生省の認可を受けた弊社薬局が責任を持って、経験豊富なタイ人薬剤師スタッフとともに申請作業をお手伝いするので安心です。もちろん申請だけでなく、その後弊社小売店舗を使ったマーケティングの支援など、輸入から販売まで一括でお手伝いしています。

−薬局の客層を教えていただけますか?

全部でいまは5店舗あり、うち2店舗は日本人が常駐しています。その2店舗は日本人とローカルのお客様が半分半分くらいです。うちの強みは日本人のマーケットがとれるということなので、日本人のお客様も多いです。残りの3店舗は8〜9割がローカルの方ですね。

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−在学中に起業されたのですよね?

就活はしました。でも、ぐるぐる会社を回っているうちに社長になることに興味がでてきました。ある社長さんとお話をしたときに、「社長になりたいんだったら社長になってこいよ。なんで今起業しないの?」と言われたのが起業したきっかけです(笑)。内定も何個かもらっていたのですが、実際に自分で起業してやってみると、こっちの方が面白いなと思ってしまったんです(笑)。

−起業したあとの経緯を教えてもらえますか?

起業したのが21歳で、タイに来たのが23歳の時です。その間の2年はインターネットシステムの営業代行で起業しました。それをやっていく中で、システムをやっている会社の営業代行だったので、システム開発とかもできるようになりました。システムの開発ができるようになったので、自分でビジネスをやればいいんじゃないかということで色々探したのですが、目についたのがタイでした。

 −最初はどのようなビジネスを始めたのでしょうか?

タイで安く仕入れて日本で売るビジネスはもうすでにありました。それが成り立っているんだったら、同じことをやればいいじゃんと思って来てみたのがタイです。そこからは本当に色々なものを売りました。全部売ってみて、一番売れたのが薬局の中の商品だったんです。結局、それがメインになって、1本化した結果、僕が毎日毎日タイの薬局で買い物をするような客になったんです。1日10万円とか20万円とか買っていたので、それだったら自分で薬局を作ってやったほうがいいじゃんと思って薬局をタイで作りました。

 −起業をする際に不安とかはありましたか?

不安があるとしたら日本での起業1年目ですね。その証拠に、大学の4年をわざと単位を落として留年しました。新卒というブランドを残しておきたかったんです。失敗したらまた就活すればいいと思っていました。迷いがあったんで保険をかけてスタートしました(笑)。

−ビジネスをする上で大変なことはありましたか?

薬局を始める当時は非常に大変でした。タイの厚生局に行って手続きをする際に、まず英語が喋れる人がいませんでした。何度も追い返されそうになりながらも、ここで帰ったら薬局が開けないでしょ!ということで粘りましたね(笑)。結局、資料を渡されるも全部タイ語でした。何もわからなかったので、今度はそれを翻訳してもらって、また手続きにいって追い返されたりしました。そんなことをしているうちに半年間はかかっていましたね(笑)。

 −今後のビジョンはありますか?

これから少なくても3年間はタイでやっていこうと思います。今は小売りをしているのですがその次は卸売り、その後は製薬をしようと思っています。小売り、卸売り、製薬までの一連の流れができたらそのビジネスモデルを横展開して、違う国で勝負しようと思っています。医療事業の分野で世界一の会社を目指し、世界中の人々の健康をサポートするのが僕のビジョンですね。

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 −卸売りに関してすでになにかされていることはありますか?

実際には卸売りで2店舗ビジネスをしています。これを拡大するのにあたってやらなければいけないことは、システムの開発と薬剤師の供給の2つです。いま在庫管理システムは1年程エンジニアを雇って開発しています。薬剤師の供給に関しては、弊社から人材を紹介し、そのかわりに弊社のシステムを使ってくださいねというモデルです。このモデルをいかに普及させるかが卸売りの鍵だと思っています。

−将来、なにをしたら良いのかわからない学生が自分のやりたいことを見つけるにはどのようなことをすればいいのでしょうか?

最善だと思うことに、最善を尽くすことが大事だと思います。もしなにもないのであれば色んな人に会って、いろんな経験をしたら良いと思います。でも、それに終始してしまってはダメだと思います。大事なのはバランスです。今が人に会う時期なのであれば、色々な人に会えばいいと思います。いまが決める時期なのであれば、一旦決めてとりあえずやってみるのも大事だと思います。世の中はやってみないとわからないことで溢れています。小さなトライ&エラーを回しながら進んでいく。そうすれば、人間成長していくことができると思います。今が、人に会う時期なのか、決断をする時期なのかどうかというのは、最初は感覚ですね。でも、やっているうちに研ぎ澄まされていくものだと思っています。

 −最後に20代に向けてメッセージをお願いします。

僕は海外に出てみるべきだと思います。それは、海外で働くとか、住むとかでなくてもいいのですが、海外で何かをするという経験が必要だと思います。あと10年〜20年経った時には、いやでも海外に出る状況だったり、上司が外国人になったりするときが来ます。若いうちに海外で経験を積んでおくことは有意義になると思います。

飯田さん、お話ありがとうございました!

取材担当からのコメント

「トライアンドエラー」。飯田さんのキャリアをお伺いした時に、最初に思い浮かんだ言葉はこの言葉でした。「まずやってみる」という精神で僕もがんばっていきたいと感じました。飯田さんのように大きなビジョンを語り、小さなトライアンドエラーを高速で回せるようになりたいです。

慶應義塾大学経済学部2年 渡辺創太

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