マレーシアの光と影を知りながらも光を追い求める。 マレーシアを愛する下田社長にインタビュー!

下田 哲也 (Tetsuya Shimoda)氏 プロフィール

World Human Works & Solutions Sdn. Bhd. マネージング ダイレクター

マレーシアに暮らして23年。大分県出身。信州大学、長野県涸沢常駐隊山岳救助隊員、北アルプス十石峠小屋再建、アジアハイウェィのバックパッカーなどを経て東京にあるカセットテープメカニズム製造会社で勤務。マラッカ・イポーの工場で生産管理を担当。KLにあるナイトウアジア社に勤務後、子会社となるワールドヒューマン ワークス&ソリューションズ社を設立。

World Human Works & Solutions Sdn. Bhd. 会社概要

ワールドヒューマン社を2010年に設立。マレーシア人に特化した人材派遣、求人支援、労務・雇用関連のコンサルなど人材関連サービスを現地日系企業に提供。サバ州を隈なく訪問し、6年間で400名の子女をサバ州から連れてくる。

—まずは下田様のご経歴を教えて下さい!

信州大学に入学しました。趣味は登山でした。生まれは大分県日田市、高校時代から登山をしていました。国語の授業で島崎藤村の「夜明け前」を読んでいる時に、「下田、お前は頂上に草がはえた山に登っているよな」と教師に言われました。そういう本格的な山にも行ってみろと言われたような感じが心に残って、「頂上に草が生えない山で山登りがしたい。じゃあどこにしようか?」ということで長野の信州大学を選びました。

長野にある大学でヒマラヤにも遠征隊を出す山岳部なので全国から何十人も山登りがしたいと思って入部してくるんですね。新人合宿は本気で入部してきたかどうかを試す合宿になります。訓練は非常に過酷でしたが、幸か不幸か山岳部に残りました。合宿や個人山行の合間にアルバイトをしながら登山費用や生活費をためていたので、学業はおろそかになってしまいましたけどね(笑)。

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−人生のターニングポイントはありますか?

ターニングポイントと感じていることが2つあります。

1つは、大学4年目の時に信州大学の女子学生が行方不明になったんです。その時、捜索を手伝うことになり、それが縁で北アルプス涸沢常駐山岳救助隊で働くことになりました。当時の副隊長さんに刺激を受け乗鞍岳近くにある十石峠小屋再建活動に参加しました。雪で活動できない時はバックパッカーでアジアハイウェイを旅しました。そうこうしているうちに学業に興味を失い大学を中退、この活動時に会った多くの社会人の先輩方に刺激を受け海外思考が生まれました。

もう1つは、サラリーマン生活が嫌だという友人がいたんです。その後、友人が黒部の奥鐘山の岩壁で亡くなったんです。その前に会った時の言葉が「サラリーマンやったことがないお前に何がわかるか」その言葉がずっと引っかかって。それで自分もサラリーマンをやってみようと思い、海外要員を募集する会社に就職しました。

−マレーシアの魅力を教えてください。

多様性が魅力です。文化も宗教もクロスオーバーすることができない部分があります。ここを認知するマレーシアは多様性を受け容れる国です。喧嘩をしないように、衝突しないようにお互いの文化や生活を尊重しながら生活しているんです。だから来やすいし入りやすい。ここがマレーシアの大きな魅力です。

−マレーシアは発展してきている実感はありますか?

インフラだけでなく人口も当時から倍以上に増えました。また、マレーシアは2020年に先進国の仲間いりをする目標があるので他の東南アジア諸国に比べ洗練されてきています。日本人の就労に関してもハードルが上がってきています。日本人が仕事をする上で、マレーシア人ができない仕事をするというのが前提条件としてあって、現地人がつけない職につくことが鍵です。

日本語を使うところはまさにその通り、ただ日本語ができるだけではダメですね。昔は日本人というだけで優秀だと思われていました?今は本社から来ているのだと威張るだけで何も秀でているものが無ければ、現地の優秀な方からバカにされるような時代になっています。主張できなかったり理解してもらえなかったりしたら業績はあげられません。

—異文化に対応するコツはありますか?

主張しすぎないことです。ギブアンドテイク、相手を尊重する気持ちと余計なところに入り込まないことだと思います。先ほど述べたように、マレーシアは多民族、多宗教。まさに世界の縮図ですよね。マレーシアでは独自のカルチャーを守りながら、互いを尊重し生活している環境がとても面白いです。ここがコツだと思います。

−もう一度大学に行くとしたら行きますか?

「目標をかなえる手段として大学を選びたい」です。

海外で羽ばたきたい、海外でビジネスに関わりたい、海外で企業したい場合、Bachelor, Master Degree があれば若い方は中進国以上で就労しやすくなります。大学時代の友はずっと付き合え忌憚ないセカンドオピニオンをもらえる大切な友人になります。専門性にこだわるよりも教養的な知識を育む方が良いと思います。マレーシアでは転職は当たり前、卒業時期も複数、大きな企業では新卒は3ヵ月の短期雇用で優秀な人だけ契約延長オファーをもらうなどのサバイバル状態です。

目標をかなえる手段として、海外インターンシップなどの経験を積んで、海外就職、海外起業へも挑戦して下さい。

—下田さんにとって事業とはなんですか。

事業とは心を豊かにすることだと思います。

自分で事業をすることになって普通の会社員時代より気持ちの振れ幅イライラやショックも増えましたが、幸せに思う気持ちや、ありがたいと思う気持ちも大きくなり、心の受け入れ容量が増えました。ネガティブな気持ちはそのうち消えるのでポジティブだけが残り、結果として心が豊かになります。

稼ごうとあがいたり、自分の弱い部分を再発見したり、社員を褒めたり叱ったり、株主に叱咤されたり、お客様に迎合したり、小さな成功を積み重ねたり。普通の会社員時代より気持ちの振れ幅が大きくなりましたが、何事もポジティブに考える事ができています。

取材担当コメント

マレーシアの光と影をしりながらもマレーシアを愛し、尽力を注ぐ下田さん。多くの経験をしたからこそ、言葉一つ一つに重みがあり、とても心を動かされた取材でした。

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