冨山龍二氏プロフィール
生年月日:1976年7月18日
出身:東京都
趣味:魚釣り
事業内容紹介
インドで愛味(まなみ)レストランを3店舗経営しています。
https://www.facebook.com/manami.india/
ー今の事業を行うに至った経緯を教えてください。
高校を卒業した後アルバイトをしていたところに正社員として就きました。28で結婚したのですが、前の会社では経済的に大変だということで内装工事の仕事を始めました。給料は良かったのですが、かなりハードな仕事だったので奥さんのお父様である中島さんが心配してくれてインドで金型の仕事があるということで僕に話を持ち掛けてくれたんですよ。もともと何にでもイエスと言う性分なのでインドにそのまま来ることになりました。しばらく金型の会社で勤めていましたが、インドに来た3年後、レストラン事業を始めるという話になり、現在はレストランを運営する会社の社長としてこうしてやっています。
ーインドで働く魅力を教えてください
基本的にインドのことはあまり好きではないです。それはマナーが悪かったり、ルールがないことが多いからです。彼らの私生活がどうだとかはわからないし、教育もちゃんと受けていないのでしょう。道路一本出たら小さく腹立つことも毎日たくさんあります。でもインド人って付き合って、お互い心を開けば本当にいいやつばかりなんですよ。
インドで生活し、働いていて感じたのは、日本人コミュニティの強さですね。日本にいた時は、自分の周りの人としか付き合わなかったけど、インドだとそもそも日本人が少ないからみんな協力しようとするし、全然関係ない業種の人も仲良くしてくれます。あと、日本では会えないような企業の重役の人でも遊んでくれたり、定期的に会ってくれたりします。
ー愛味レストランを経営する以前は料理人を志したりしていましたか?
全く料理の知識はなかったです。はじめに中島さんからレストランをやるといわれて、オファーをいただいたときに、Noというのが嫌いだったので、大丈夫ですと答えました。ただ、経験も何もなかったので気持ち的に全然大丈夫ではなく、少しでも行動しないといけないと思い、日本で料理教室に通ったり、知り合いの焼き鳥屋でお店の運営の仕方など、修行させてもらったりして一から学び始めました。
ー今ではお昼時に行列ができるほど人気店ということですが、初めから上手くいきましたか?
最初はすごく大変でした。材料をそろえて朝早くから仕込んでも全くお客様も来ず、売れなかった時も何日もありました。それでもすこしずつ来てくれる人が増えて評判も立つようになって、2か月くらいでお客様も段々と増え、何とか軌道に乗せることができました。
ーいきなりインドに来られてレストランを立ち上げて、ここまで続けてこられた秘訣はなんですか?
ここで美味しいものを提供するのが使命というか、やりがいを感じます。やはりインドではまだ食生活は安定しておらず、「ここに店を出してくれ」という声はすごくたくさんいただきます。全てのニーズに応えるのは難しいけれど、必要とされているからこそ責任感・使命感を感じてやってきています。他には、家族のことも理由の一つです。インドというグローバルな環境で、娘たちを育てたいなという気持ちもあります。
ー最後に、もし今学生時代の戻れるとしたら、何をしますか?
もっといろんなものを見てみます。30歳を過ぎたくらいから、若いうちに選択肢を広げておけば良かったなと思っていました。若いときは大学なんて行っても意味あるのかわからなかったけど、色んな経験をして、学んで、視野を広げるということでは少なからず意味はあるはずだと思います。今、僕は中島さんの与えてくれた選択肢でここにいるけど、その機会を与えて下さったことに感謝しています。
そして、将来的にそこから分岐させて色んな事ができるようになりたいです。若いときにはあまり選択肢がなかった。だからもっと選択肢を持ってそこから迷った方が面白かったかもしれないですね。そういう思いから自分の娘には自分ができなかったようなことをさせてあげたいし、いろんなことに触れてほしいなと思ってます。
取材担当コメント
まさに波乱万丈な人生を歩んでおられる冨山さんでした。取材中は仕事熱心で子ども思いのパパという印象でしたが、取材のあとにくだけてお話しさせてもらうとその器量と豪快さがうかがえました。あと、愛味レストランの料理が本当に美味しかったです。
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