・どんな理由や背景でマレーシアで働くのか?
・マレーシアで働くって実際どういうこと?
>>目次
現地で働く日本人に聞いてみました。
こんちは、アジアマガジン(@asia_maga)です。今回はマレーシアで働くリアルを過去のインタビュー記事から、一部抜粋してお伝えしていきますね。
やはり、海外就職でマレーシアを考えている方にとっては、実際にどんな日本人がマレーシアに行っていて、何を思っているのかが気になるのではないでしょうか。
それでは早速進めていきますね。
Q.マレーシアの魅力は何ですか?
“多国籍国家である雰囲気”
−マレーシアで働く魅力を教えてください。
マレーシアは多民族国家で、同じ民族の人と話す時は母国語で話すのですが、違う民族の人と話す時は英語を使います。1つの国家の中で色々な民族の方がいて色々な言語を使う環境の中で仕事をするのは非常に面白いですね。ASEANではシンガポールに次ぐ先進地域ですが、まだ成長過程にあります。
中間層や富裕層も増え、付加価値が求められるフェーズにも入ってきていることは、日々感じられます。その意味では、新サービスのテストマーケティングなどにも適したエリアではないかと、個人的には感じます。
“マレーシアの国民性が温厚なところ”
−マレーシアの魅力は何処にありますか?
マレーシアって実は車のクラクションが一番ならない国なんです。気候が温暖なので、温厚な人が非常に多いです。また、多民族国家にも関わらず無駄な争いを好みません。常に相手の事を考えて行動できる思いやりのある人が多いのは魅力です。
Q.どんなきっかけでマレーシアを選択したのですか?
“違った経験をしてみたかった”
−西尾さんがマレーシアで日本語教師をするまでの経緯を教えていただけますか?
中学校の時から学校の先生になりたいと思っていたのですが、それと同時に何かちょっとだけ人と違ったおもしろい経験がしてみたいという気持ちもあり、2,3年だけという軽い気持ちで、日本語教師として働くことを考え付きました。大学を卒業して半年間はアルバイトをしてお金をため、上京して日本語教師養成学校に通い、養成学校卒業後23歳の時にマレーシアに来て日本語教師として働き始めました。
“実際にマレーシアを肌で感じて”
−なぜマレーシアに住むことを決めたのでしょうか?
東南アジアを一通り見て、何処が一番住みやすいかと考えたときに、シンガポールは東京と変わらない、マニラは危険、バンコク、ジャカルタは渋滞がひどい等々、また各国の起業のしやすさなど、自分の目で見てマレーシアが一番自分に合っていると感じました。来馬して3年半以上経ちますが起業家の仲間や友人もたくさん出来て、この国に来て本当に良かったといつも感じています。
Q.マレーシアの生活で何を心がけていますか?
“自分の常識は捨てること”
—異なる国の人々、価値観の方に教育を施す上で日本との違いはどこですか?
マレーシアは多民族国家なのでまず自分の常識はここでは通じない、再度それを心がけることです。必ず教える時に、「ただこうです」と指示を出すのではなく、なぜこうしなければならないのかを教えるようにしています。日本人には当たり前でも、外国人はそれを知らないので、言い回しを変えて、指導するようにしています。自分の宗教や国の習慣を大事にするからこそ、相手の宗教や国の習慣を大事にできると思っています。ですがそのためには理由がとても必要になります。面白く理由をつければ記憶にも残るし、それが当たり前になる。できるかぎり押し付けるのではなく、接客をする本人が実際に肌で体験をして覚えてもらうこと、言うだけでは伝わらないので、共感してもらうことで覚えてもらうことを心がけて指導しています。
また、100%を求めすぎると、それを分かり合えないことがあると思います。もちろん日本人同士でも分かり合えないこともあるのに、他の国の人ならもっと分からないですよね。それを全て押し付けてしまうとダメですし、逆にいつも愚痴を言っているような人とは仕事をしたくないと思われたくないと思います。いかに自分のスタッフがお客様を楽しませることができるか、そのためには自分はどうすれば良いか、二つの面から考えるようにしています。
“距離感のバランス”
—異文化に対応するコツはありますか?
主張しすぎないことです。ギブアンドテイク、相手を尊重する気持ちと余計なところに入り込まないことだと思います。先ほど述べたように、マレーシアは多民族、多宗教。まさに世界の縮図ですよね。マレーシアでは独自のカルチャーを守りながら、互いを尊重し生活している環境がとても面白いです。ここがコツだと思います。
Q.海外就職において大事なことは何ですか?
“ただ国が違うだけという感覚”
−マレーシアに進出される際に覚悟などはありましたか?
覚悟というと大げさですが、自分で自分の人生を作っているという感覚はありました。なので、マイクロソフトで働いているときも受け身ではなく自分の意思で働いていましたし、仕事も自分でモチベーションをもってやっていました。
主体は最初から自分だったので、マレーシアに進出するからといって急にガラッと変えたわけではないですね。周りの環境や仕事の内容は変わりましたが、自分の人生を自分でクリエイトしているというのは変わらなかったので覚悟というほどのものはありませんでした。
“自分の感情に素直になること”
−お話を聞くと大変そうですね、、、、
私は本当にマレーシアが大好き過ぎるので(笑)、まずそれがモチベーションになっています。また、外国人である私たち自身、そして私たちのビジネスがこうしてローカルに受け入れられてきたことに非常に感謝しています。マレーシアの為に何かをしたい、恩返しをしたい、という想いがベースになっているので頑張れちゃうのかなと思います。
終わりに
このインタビューでは現地で実際に働かれている方にフォーカスをあてました。同じ日本人の方がどんな考えを持ってマレーシアで活躍されているのか少しでも感じてもらえれば嬉しいです!
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