東証1部の第一実業で26年!世界各国を旅し、ビジネスでもご活躍する長澤さんに突撃取材!

長澤宜幸氏プロフィール

生年月日:1967年(昭和42年)3月22日
・出身地:静岡県静岡市(旧清水市)
・大学:東海大学
・実績:東南アジア全域にて現地調達化による事業の確立。特にインド市場に於いてはマレーシア企業とパートナーシップを結び、大手二輪車メーカーを開拓。(現在も継続中、且つ、全世界規模に成長中)

・好きな言葉:
真剣ならば、「知恵」が出る
中途半端ならば、「愚痴」が出る
いいかげんならば、「言い訳」がでる
By 近江商人(江戸時代)

早速、インタビュー開始です!

−学生時代に何をされていましたか?

学生時代は高校・大学とずっとラグビー(体育会)をしていました。勉強はほとんどしていませんでした(笑)。今振り返って見れば、しっかりと勉強しておけば良かったなという後悔が非常に大きいです。但し、個人的な見解になりますが、ラグビーをしていたおかげで海外に友人が増えました。ラグビー関係のコミュニティーは非常に固有で、何処に行っても大抵は日本人、現地のラグビーのコミュニティーがあります。ラグビーをプレーしていたと言うだけで一味違ったコミュニティーに入れると言った点では非常に良かったです。

−学生時代にラグビーをされていて、現在に活きているなと感じる点はありますか?

まず、世界中に友人が出来たことです。先ほど申し上げた通り、ラグビーは世界中に固有のコミュニティーが存在しますので、年齢やレベルを問わず、小さなきっかけで仲良くなります。他にも体力と理不尽さへの耐性は身につきました。人生には理不尽な事が沢山ありますが、途中で投げ出さず原点に再度立ち返ることができるようになりました。

−改めて貴社の会社概要をお伺いできますか?

第一実業株式会社という会社です。東証一部にも上場している機械専門商社です。大体年商が1千億強で、世界に38拠点を持っています。

−長澤さんは大学を卒業されてからどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?

私はバブル時代の1990年に入社し、2000年までは国内で産業機械を販売していました。2000年から2004年まではフィリピンの市場開拓を0から行い、その後、日本には帰国せずそのままマレーシアに転勤となりました。マレーシア市場では主力製品として販売していた産業機械が、競合である中国製品に独占されていたので、新たな事業を創出する仕事を開始し、東南アジア全域に規模を拡大していたらあっという間に12年経ってしまいました(笑)。

−フィリピンやマレーシアなど海外で働かれることに不安などはありましたか?

全然なかったです(笑)。むしろワクワクでした。僕はその国で働く初めての日本人ではありませんし、現地に行けば日本人の諸先輩方がいらっしゃいましたから、全然不安はありませんでした。

−海外で働かれている経験が非常に長いと思うのですが、海外で働く魅力はどこにありますか?

自分が何をやって面白いと思うか、モチベーションが何処にあるのかだけで場所は関係ないと思います。当然、仕事に於いては数字を出すこと、給料を上げることに対するモチベーションもあると思いますが、私はお客さんが弊社の商品を使って、「よかったよ。ありがとう。」と言ってくれることにモチベートされます。そういった点では海外でも日本でも変わりません。

−長澤さんの個人的な展望はありますか?

会社組織人として後任を育てるというのは1つの大きなミッションです。個人的には人の商売していない場所で商売したいなと思っています。これは既に実行していて、パキスタンであったり、イラン、カザフスタン、ウズベキスタンなど一般的に日本のマスコミが治安悪いと報道している国に足を運んでいます。実際に行ってみたら非常に面白いなと思いましたし、ありきたりな言葉ですが、このような国々に於いて我々の事業はブルーオーシャンです。東南アジアはレッドオーシャンになりつつありますが。

−東南アジアですらもレッドオーシャンになりつつあるんですね。次の時代はイランやパキスタンのような国々ということですか?

例えば中央アジアと言われる国々はチャンスだと思います。カザフスタンやウズベキスタンにはまだヨーロッパ企業が来ていませんでした。中国系企業は既に当地でのメジャープレイヤーでしたし、彼らのバイタリティーには目を見張るものがありましたが、やはり品質は良く有りません。日系企業の品質は当地でも評価されていますし、日系企業の製品の競合先は、最初はヨーロッパ系企業です。そういった点で早めに日系企業が動けばチャンスだと思います。

−パキスタンやイランなど、個人的にはすごく怖いなと思ってしまうのですが、、、

イランでは爆弾テロはありません(笑)。パキスタンでは確かに爆弾テロなどがありますが、マスコミに流されてしまっている影響もあると思います。例えば、カザフスタンやウズベキスタンなど、スタンとつくと危ないイメージを連想してしまっていると思いますが、実際には治安も良く、日本人が大好きな国もあったりします。パキスタンで走っている98%の車は日本車です。

日本より日本車の市場占有率が高い国はパキスタン以外存在しません。パキスタン関係のニュースは、大概インドのデリーから発信されますが、インドとパキスタンは非常に仲が悪いので悪いニュースしか発信されません。私もパキスタンに行った際、現地の方々と会話をしましたが、地震があり、火山や台風もあって自然災害盛りだくさんの日本の方が危ない国だと言われました。それは見方によりますよね。話は変わりますが、イランではNHK朝ドラの【おしん】が大人気でした。本当かどうかわかりませんが視聴率が90%超えてたそうです(笑)。

現代は情報が溢れかえっていると言われていますが、非常に偏った情報であると思います。情報を集めるのも大事ですが、まず自分の目で見てそれを確かめて行くことが大事と思います。

−日本人と外国人の違いはどこにあると思いますか?

これはあくまで私見なのですが、日本以外の国では優秀な人間と優秀でない人間の差が激しいです。優秀な人間はとんでもなく優秀ですし、バイタリティーも半端じゃありません。逆に日本人の良いところとして、抜群に優秀と言われる人間の数は相対的に少ないですが、底辺の人間も少なく規律意識は非常に高いと思います。これが、日本製品の品質や日系企業を支える要因になっていると思います。

全くの私見ですが、日本人の個のレベルとして特筆すべきものは少ないと思います。(もちろん例外もありますが)。但し、集団・組織になるとめちゃくちゃ強いです。まあ、これが文化ということでしょうね。

−長澤さんはどのような基準で就職をされましたか?

私の時代は、バブル時代であったので、行きたい所にいける時代でした(笑)。様々な業種を回りましたが、結局、自分が何をしたいのかわかりませんでしたので、とりあえず商社に入って社会というものを5年程勉強し、自分のやりたいことを見つけることにしました。結局、気づけば26年いることになっているのですが(笑)。会社を選択する際に、私が基準としたのは採用面接者が優秀(面白い)かどうかを基準に考えました。この人とだったら一緒に働きたいなと思う人事がいる会社で働くことにしました。ま、そんなもんです。

−長澤さんは自分がやりたいことをどうやって見つけましたか?

私も自分のやりたいことは学生時代にはわかりませんでしたし、学生のときは悩んで然るべきだと思います。しかし、1つ言えるのはインターネットの情報やマスコミから発信される情報を単純に受け入れるだけでなく、実際に体験することが大事だと思います。また、同年代ではなく、違う年代の方々とのコミュニケーションも必要だと考えます。当然、悪い話もあれば良い話もあるでしょう。そういう方々の姿勢を見たり会話を積み重ねたりして、それが自らにとって良ければ「俺もあの人のようになりたいな」と思いますし、悪ければ反面教師にすることができます。そのような実体験を通じて自分のやりたいことを形にしていけば良いと思います。

−最後に20代の方々に向けてメッセージをお願いします。

「今しかない人生を徹底的に楽しめ!」と言いたいです。スポーツや趣味等を真剣にやっていた方はわかると思いますが、一定基準を超えないと面白くありません。これは所謂ブレイクスルーポイントと言いますが、一定基準を超えて楽しくなると、更に自分のレベルが上がってますます楽しくなってきます。これは仕事でも一緒です。最初はできないことだらけでつまらないことも多いと思いますが、継続していれば誰にも必ずブレイクスルーポイントは来ますから、徹底的に楽しんでください!

長澤さん、貴重なお時間ありがとうございました!

取材後の感想

“僕は自分の目で見たものしか信じない。でも、自分の目で見たものならばどんなばかげた物でも信じるよ。”スナフキン

実際に海外に行って世界で何が起きているのかということを自分の目で見ることが大事だと思いました。世界の各国を周り、現場を見てきた長澤さんだからこそ言葉に重みがありました。

僕も、自分の人生を徹底的に楽しみ、1つのことを突き詰めたいと思います!

渡辺 創太


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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