「世界と戦える日本人になる方法」マイクロソフトシンガポールのリーゼントマネージャー岡田兵吾さんが語る!

マイクロソフト・シンガポールのシニアマネージャーであるリーゼントマネージャー岡田兵吾さんの講演録をお伝えします。なんとシンガポールで現地採用として14年間(!)勤務をされています。

海外勤務の経験も長い岡田さんだからこそ語れる、「世界と戦える日本人になるために必要な力」というテーマでご自身の経験談をアツく語って頂きました!

さっそく講演スタートです!!

岡田兵吾(オカダヒョウゴ)氏プロフィール

大学卒業後、アクセンチュア(日本、アメリカ)、デロイトコンサルティング(シンガポール)、マイクロソフト(シンガポール)で20年間、シンガポール・日本・アメリカをベースに活躍。現在はマイクロソフトシンガポールでシニアマネージャーとして、日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランドの4カ国のライセンス監査業務の責任者を務める。現職マイクロソフトにおいては、「アジア組織・改革リード」、「CSR(社会貢献活動)委員」等を兼任し、マイクロソフトにて働き方革命を評価されて数々受賞。現在ダイヤモンド社ビジネス情報サイトにてリーゼントマネージャーとして連載中。

海外への「憧れ」から始まった学生時代

学生時代から、ずっと海外に憧れていました。特に当時は書籍から多くを学び、例えば「何でも見てやろう」「アメリカよ!あめりかよ!」「巨悪vs言論」などを読み、強い影響を受けました。そこから海外で活躍するジャーナリストを目指すようになったわけです。

大学生の頃はアメフトなどもやっていたのですが、インドに行ってきた先輩の話を聞き衝撃を受けました。そこで車の免許のために貯めていたお金を使って、海外に放浪することを決めました。飛行機は非常に高い時代だったので、大阪から上海まで「移動時間が2泊3日の船」で移動しました。

そこで現地の学校や人たちを訪ねては交流を持ちました。そこでは様々なトラブルや出会いがあり、改めて「英語」の重要性を思い知らされます。日本に帰ってきてから、英語を勉強しようと思っても英会話スクールがすごく高かったんです。そこで思いついたのが、日本国内で英語を学ぶために、人力車のアルバイトをすることでした。

そこで外国人に観光案内を英語ですることで、スクールに通うことなく使える英会話を身に着けました。大学卒業の時期が迫り、どうしてもアメリカへの憧れを捨てきれず、どうにか海外に行く方法を探しました。大学の掲示板で留学奨学金を見つけて応募をしました。ライバルの少ない工学部だったこともあり、無事奨学金をもらいながらアメリカ留学できることになりました。

アメリカで気づいた「社会変革」の使命

アメリカは非常に刺激的でした。ただアメリカで国際ジャーナリストになるための知見を磨くことと、このために必要な英語力を習得する、というのが留学の目的だったからですね。フラスコを振っていても、英語は一切使わないですし(笑)

そこで思い切って学部を変えて、国際ジャーナリストになるために国際関係学と宗教学のダブルメジャーを専攻し学ぶことにしました。そこで勉強と同時にボランティアも始めます。そんな中、アメリカ公民権運動の母「ローザ・パークス女史」の40年ぶりの公式スピーチに参加する機会があり、感銘を受けました。自分も社会を変える人になろうと決意し、人生目標である「ソーシャル・チェンジ (社会変革)」を誓いました。

リーゼントで就活をして大手企業から続々と内定

日本に帰国してからは社会変革のできる会社を探して就活をしました。2社ほどロン毛で受けてしまいましたが、落ちましたね(笑)そこから気持ちを切り替え、ロン毛からリーゼントに変えました。社会への反骨精神だけは持ち続けたくて、リーゼントを今でも保っています。禿げてリーゼントができなくなるまでがんばりたいですね(笑)

ただ、それからは大手銀行・大手商社・大手コンサルから内定を頂くことになります。グローバルに働けることと、社会変革のミッションに近いと感じ、アクセンチュア(旧アンダーセンコンサルティング)という会社に入社をしました。そこからさらにグローバルビジネス経験を磨きたく、14年前にシンガポールのマイクロソフトに入社をしました。途中シンガポールに滞在したままデロイトコンサルティングに転職し、現在は再びシンガポールのマイクロソフトにて働いています。

デロイトコンサルティング時代、自分の任務としては、シンガポールをベースに東南アジア・中国含めたアジア全域の日系企業の海外進出に向けたコンサルティング案件の営業をやっていました。営業職、それも日系企業のアジア戦略を変えるソリューション営業は初めてだったこともあり、1年2ヶ月間、営業として売上ゼロでした。

失注が続いて、交通費として航空券を請求するのも気後れして、シンガポールからマレーシアまで長距離バスで移動したりしました。営業資料も経費削減からカラーコピーできず、プロジェクターを担いで行脚することとなり、辛い経験をしました。

しかし、がんばっていれば結果はついてくるものです。そこから大型プロジェクトを受注し、いっきにハイグレードの評価を受けました。

海外で存在感を出していくためには

グローバルな職場では英語に自信がなくても、前に立って話すことを恐れないことは大事です。伝えたい事があるなら、まずはホワイトボードの前に立って話し始めること。積極的に話さないと存在を認知してもらえません。

そして英語力はやはりすごく大事です。それを最低限持った上で、リーダーシップを持ってやっていってほしいと思っています。リーダーシップとは色んな定義があります。自分の中でリーダーシップの意味を考えて、ぜひ言葉にしてみてくださいね。

1億2千万人の世界から、70億人の世界に行くこと。

海外で働くのは対する人数が大きく変わることです。そんな異文化の中では、1人と1人との信頼感を得ていくことが大事です。言葉は違えど、自分の働きぶりは見られています。日本人同士の阿吽の呼吸が通用しない世界で、誠実に果敢に、挑戦をしていってほしいです。

最後に伝えたい事があります。それはキャリアは自分で決めていってください、ということ。自分で決めるからこそ、人生に責任感を持って進むことができるわけです。

夢があるからこそ、理想と計画が生まれます。理想と計画があるからこそ、成功があります。常に輝いて、働いていくことを応援しています。STAY GOLD!

最後に

シンガポールで14年間に渡り、ご活躍されてきた岡田さんのお話はいかがでしたでしょうか?ぜひみなさんがもっと輝いて、働くためのキッカケになれば嬉しいです!

岡田兵吾さん、ありがとうございました!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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