こんにちは、アジアマガジン編集部です。以前から、アジアマガジンでは海外の現地情報を伝えるために、実際に海外に住んでいる方のブログを取り上げてきました。
ブログからシンガポールを知る
海外在住者のブログは海外生活の魅力や日本との違いを知ることができます。今回はシンガポールでブログを書かれている方に、直接連絡を取ってメールインタビューを実施してみました。
シンガポールのブロガーの方へのインタビューを通じて、少しでも現地の情報をお伝えできたらと思っています。
ブログ『SINLOG』のXinさんにインタビュー
今回、直接、コンタクトをとらせていただいたブログは、『SINLOG(シンログ)』というブログです。ブロガーのXin(しん)さんは、現地採用として仕事をされており、シンガポールでの生活だけでなく、現地の投資情報についても知ることができるブログとなっています。
Q.早速、自己紹介をお願いできますか?
はじめまして、シンガポール在住約7年のXinです。
自分は日本の関西にある三流私大を卒業後2~3年日本のお堅い系の仕事をしていました。しかし、ひょんな事から思い立って北米へ留学。帰国後は日本をスルーしてシンガポールの日系企業に就職したが会社がブラック過ぎて転職。現在は外資系企業に転職してお気楽ライフを送っています。当ブログは、シンガポール在住者底辺の代名詞である「現地採用」として働く自分の考えや生活をカオスに発信しています。ジャンルはローカルサービス・語学・旅行・レストラン・投資・ブログ論など多岐に渡ります。
最近の自分の中での旬の話題は「投資」です。シンガポールではS-REITと呼ばれる不動産形の株式の配当が高く、なかには10%超えのものもあります。おまけに、キャピタルゲイン税も掛からんときた。
そのため、調子こいて鬼のようにS-REITに投資しまくったのですが、シンガポール市場が暴落した現在、含み損が大台をぶっちりぎで超えました、完全にアホです。やってもた感が半端ないですが、最近は「凹んでる間にも配当は入る!」をポリシーとし、含み損額は見ないように生活しています。
Q.シンガポールへ行く前に、準備していたことを教えていただけませんか?
海外就職前に留学していた自分が言うのもなんですが、海外留学に語学は必須じゃないです。シンガポールでも日本語しか使わない仕事は沢山あります。
そのため、海外で働くまえに準備したいことは以下の2点の心の準備です。
1.海外就職なんて特別じゃないという意識
2.語学ゼロなら数年はブラック企業で我慢できる忍耐力あたかも海外(特にシンガポール)就職が一部のエリートのための進路であるかのようにテレビなどでは宣伝されていますが、自分からすると超迷惑です。なぜなら、当ブログにも稀に「おまえシンガポールに住んでるわけじゃないんだろ、嘘乙」のようなコメントがつく事があるからです。
目を覚ましてください。海外就職は、アメリカ就職でも、フランス就職でも、ルクセンブルク就職でも、モナコ就職でも普通の進路です。みんな同じ人間が行っていることなのですから。
Q.シンガポール生活はどのような点が大変でしたか?
大学では外国語に関する授業を沢山とっていて、そこでカルチャーショックのステージについて詳しく学びました。
しかし、自分の場合は北米留学中もそのようなステージなど微塵も体感せず、最初から最後まで絶好調。マリオで例えるならスター状態でした。そんな訳で、海外生活で大変だった点はありません。
しかし不安ならあります。もし仮に自分が何らかの事故に巻き込まれて最悪の事態が起きたとき、親族は全く英語ができないので自分の資産を把握して回収することができないのではないか?という不安です。
あと、住民票も抜いてきたので年金も国民健康保険も入っていません。もし何らかの事故でポックリ逝ってしまえるならよいが、中途半端な事になってしまったら親族に多大な迷惑をかけるかもしれません。なので、そこは何らかの日本語対応可の保険でリスクヘッジしようかなと思ってます。
Q.シンガポールに住んで良かった点は何ですか?
あまり書き過ぎると「外専乙ww」と思わるので控え目に書きますが、おおむね最高です。シンガポールの場合はコストも高いですが、給料水準も高く税金も安い。そのため工夫して倹約すれば貯金しやすいです。
https://www.sinlog.asia/entry/2018/01/22/200436それでいて外国語をがっつり使う外資系での仕事なら、日系企業のように異常なまでの完璧さや忖度を求められることがない。つまり超ラクチンなのです。残業なんかも15分以上はありえない。
というわけで、自分の場合は仕事中や余暇を利用して、こんなアホなブログもかけるので「海外で働いて海外生活をしていてよかったな!」と思ってます。
Q.これから海外へ行く人へ一言をお願いできますか?
シンガポールで就職して投資口座作ってS-REIT買ってください。配当は10%近くつきます、キャピタルゲイン税も掛からないです。
https://www.dividends.sg/rank/reitスタンダードチャータード銀行なら手数料も安いです。
こちらでシンガポールドルを貯金して投資していると、日本円での資産運用がいかに無駄かがわかります。こちらの日本人投資家たちは「日本円建ての魅力的な商品がない、日本円で投資どうしようか?」といつも嘆いています。シンガポールでビザが取れなければ似たようなタックスヘイブンの香港なんかも良さそうです。あまりゴリ押しすると「また外専がうざい!」と思われるかもしれないですが、オススメなものはオススメ。少しでも海外就職や海外移住を考えているなら現地でコツコツ貯金してガツガツ投資しまくることをオススメします。将来の年金の種は自分で作りましょう。
最後に|“Xinさん、ご協力ありがとうございました”
みなさん、いかがでしたでしょうか?今回は、ブログ『SINLOG』を書かれている、Xinさんにインタビューをさせていただきました。
シンガポールと聞くと、皆英語も流暢で、スタイリッシュでハイソサエティーな場所といったイメージが先行しがちですが、Xinさんのブログを読んで西洋から来た英語だけをそのまま用いるだけでなく、独自のルーツも影響した言葉・文化が生きていることを感じることができました。
おすすめ記事のシングリッシュについては、初見だと聞き取れないものも多く、目から鱗でした。
こういったブログを通してそのバックグランドを知ることで、シンガポール・東南アジアという場所を多面的により深く見ることができますね。
引き続き、アジアマガジンでは、海外で生活したい方の役に立つような情報を発信していきます。
最後に、本気でオススメできる転職エージェントをおさらいしましょう!
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