【前編】学生が得た海外ボランティアインターンでの経験と気づきとは?

海外インターンを経験した学生さんにコラムを書いてもらいました!海外インターンでの経験とその後の活動について、ご紹介をしてもらいたいと思います。下記、ぜひ見てみてくださいー!(アジアマガジン編集部より)

子供達に体を動かすことの大切さを。
海外インターン経験のその先へ。

まずは自己紹介します!

こんにちは、一橋大学2年生でSeedAプロジェクト代表の飛矢智希と申します。兵庫県の淡路島出身です。(玉ねぎで有名ですね!)

自分は中学生になった頃、日本と他国の生活環境の違いを、テレビを通して実感しました。その時から国際問題や社会問題に関心を抱いていました。高校生の時は高校生外交官プログラムに参加し、アメリカへの3週間の訪問を通して、さらに国際関係やその問題について興味を深めました。大学では1年生の夏にカンボジアに海外インターンシップへ行き、途上国の教育に関する現状を目の当たりにしました。

今回は、昨夏に行った海外インターンシップの経験談と、その経験をもとにいまから実施するに至った運動会プロジェクトについてご紹介したいと思います。

代表 飛矢智希(ひやともき) (一橋大学2年)
Gmail: cambodia.sportsday@gmail.com

 

2015年夏。海外インターンシップの経験 

私は昨夏、アイセックという学生団体のインターンシップを通して、6週間の間カンボジアのプノンペンへ行ってきました。内容は現地の小学校へ行き、先生として英語教育を行うことでした。日本とは全く異なる環境の中で、ひたすら「自分」に向き合う経験をすることが出来ました。どうすれば現地の子供達に英語教育を通して影響を与えることが出来るか。現地の子供達にとって今問題となっていることは何か。様々なことが「学べた」6週間でした。

現地についた一日目、アイセックの企画でグローバルフェスタというものに参加しました。全国各地から集まったボランティア生が自分たちの国の特色を全面に出した催し物をするお祭りが、プノンペンでひときわ異彩を放つ人気ショッピングモール「イオンモール」で行われました。たくさんの買い物客の中で、私は日本ブースを出展しました。けん玉や折り紙、書道などをカンボジアの人々に楽しんで頂き、パフォーマンスでは、日本の踊りの代名詞「ソーラン節」を踊り、観客を沸かせることが出来ました。カンボジア一国にいながらにして、グローバル感あふれる一日になりました。

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さて、次の日からは早速英語教育のボランティアが始まりました。カンボジアの朝は驚くほど早かったです。なんと7時15分から、最初の授業が始まりました。眠たい目をこすりながら生徒たちがやってきます。10分くらい遅れてようやくみんなが集まってきて、授業の準備が整いました。最初の自己紹介、緊張しながら英語で「Hi I am Tomoki」。続いて事前に勉強してきたカンボジア語で「ケニョム・テュモア・トモキ」。子供達から、おおーという歓声が上がりました。最初に見たあの子供達の輝く笑顔は、今でも心に残っています。

授業の内容は、生徒たちのレベルに合わせて毎日考えて作っていました。子供達に楽しんで英語を使ってもらえるように試行錯誤を繰り返しました。

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・折り紙を配って、その裏をノート代わりに使って授業を実施。
・スクリプトを考えてきてもらって病院やレストランなどの設定で劇を実施。色画用紙で注射針やナース帽などを製作して、熱心に劇に取り組む子供達の姿は印象的でした。
・脳内メーカーのコンセプトを改造して授業を作成。
・「理想の日曜日」という題で生徒に旅行計画をしてもらい、それを発表してもらう授業。

などなど、とにかくどうすれば子供達が楽しく英語を上達させることが出来るか考える毎日でした。授業は毎日四クラス計六時間ほどあり、かなり毎日大変でしたが、その分かけがえのない経験を授業を通して得ることが出来ました。

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楽しいことばかりではありませんでした。大変な思いしたこともたくさんありました。特に、過去形について教えた授業では、英語で過去のことを表すというコンセプトが全く伝わらず、言語の壁を感じました。伝えたいことが伝わらない悔しさに、授業をすることをあきらめかけたこともありました。

しかし、そんな時は周りの仲間や先生方がいつも助けてくれるのです。「ご飯でも食べないか。」困っている人を励ます時の方法は、日本もカンボジアも同じでした。つらさを逆にエネルギーに変えるようにカンボジアの伝統料理を頬張れば、明日も授業を頑張るエネルギーが自然と沸いてきました。このインターンシップを通してかけがえのない仲間たちも得ることが出来ました。

カンボジアでの生活で見えたもの

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インターンシップの思い出は授業だけではありません。授業のない土日にも、他国から来ているインターン生と様々な場所へ遊びに行きました。アンコールワットにも行きました。プノンペンからバスに揺られて五時間ほどで到着するのですが、三時間ほど経った頃、「ガコン!」という鈍い音と共に、バスが急停止しました。何事かと思い外に出てみると、タイヤが完全にパンクしていました。辺りは何もない真っ暗な農園地帯。修理士がくるまでそこで待ちぼうけを食らいました。このように、不安なこともたくさんありましたが、無事に朝焼けに染まるアンコールワットを拝むことが出来ました。その姿は「圧巻」としか言いようがありません。荘厳なその姿に、残されたインターン期間を全力で頑張る想いも深まりました。

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同時に、カンボジアの「影」の部分も体験しました。レストランへ行くたびに、物乞いの子供達がお金をせがみにやってきます。一番衝撃だったのが、あるレストランに行った時、物乞いの子供に「お金ちょうだい」と日本語で話しかけられたことでした。物乞いの子供達は教育が行き届いていないため、現地語も満足に話すことが出来ません。そんな子供達が「お金ちょうだい」の日本語を使って我々に話しかけている。生きるために必死に覚えた唯一の日本語なのでしょう。そのことを思った時、本当に複雑な気持ちになりました。そしてこの子たちに何もしてあげることが出来ない悔しさも胸に抱いたのをよく覚えています。

様々な人に出会い、様々な経験を得たインターンシップは、驚くほど早く終わりの時が近づきました。最後の授業が終わって、生徒たちにサプライズでケーキをもらった時は、我慢していた涙を抑えることが出来ませんでした。この子供達の輝く笑顔を見ることがもう出来なくなることに、大変な寂しさを覚えました。

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まとめ

子供達と駆け抜けたカンボジアでの六週間。私も彼らに成長させてもらいました。頑張るエネルギーをもらいました。そして子供達との思い出を胸に日本に帰国した時にはカンボジアという国が、自分の第二の故郷になっていました。またカンボジアに帰って子供達に会いたい。帰国した瞬間からこんな思いを抱きました。心から最高の夏であったと言える、2015年の夏になりました。すべての出会いと経験に感謝した、かけがえない6週間でした。

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上記のカンボジアでの海外ボランティアインターンでの経験を活かし、始めたプロジェクトとは?


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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