こんにちは!海外ライフコーディネーターの渡部 葵(わたなべ あおい)です。
お国が違えば文化やマナーも異なります。日本には日本の食事マナーがあるように、インドネシアはインドネシアのマナーがあります。マレーシアやインドネシアは、イスラム教国家ということで、日本とは食文化も大きく違います。
そこで今回は、インドネシアに行くなら知っておいてほしい、インドネシアの食事マナーについてご紹介してみようと思います。
>>目次
1)インドネシアはハラル食
ハラル食とは、「イスラム教の規律のもと、口にすることが許されている食」のことをいいます。分かりやすいのは「豚肉」と「お酒」が含まれない料理です。
そのため、マレーシアやシンガポールの名物料理「バクテー(肉骨茶)」は豚肉なのでイスラム教徒の人は食べることが出来ませんし、その他韓国料理や中華料理、日本料理など豚肉やお酒が含まれる料理も同様です。
そのため、インドネシアでは「ハラル認証」を得た食事がほとんど。日本でも最近、インバウンド需要高に伴い、食品加工会社やレストラン、旅館やホテルなどが一斉にハラル認証を取得しようとしていますね。
2)インドネシアでは右手か両手にスプーン&フォーク
日本ではお箸、お寿司を食べるときには手をつかいますが、インドネシアでは右手を使って食事をすることがあります。これはイスラム教徒の人の文化です。
右手は食事用、左手はお手洗いの際に使用すると決まっているので、必ず右手のみを使って食事をしているようです。
メニューによってはスプーンやフォークを使うのですが、右手にスプーン・左手にフォークを同時に持って、両手使いで食事をします。これも日本との違いですね!
両方を使うことでお肉や野菜をうまく切って食べたり、お肉とごはんを混ぜながら食べたりします。
3)インドネシアの最大イベント「ラマダン&ハリラヤ」
そしてインドネシアの食事情で忘れてはいけないのが「ラマダン(断食)」と「ハリラヤ(断食明けのお祝い)」です。
インドネシアの全人口のうち9割をムスリムが占めているので、年に一度、約1ヶ月ほどのラマダンの時期があります。これはマレーシアと同じですね!
断食では基本的に、日没の時間のみ食事が出来て、それ以外の時間はお水を飲むことも許されていません。
現代では体調不良なども考慮して、一昔前と比べるとラマダンの方法や意義などは個人に委ねる傾向にありますが、イスラム教国家なのでラマダンやハリラヤの祝日なども、もちろん設けられています。
今年は6月〜7月にかけてラマダンとハリラヤでしたが、この時期はレストランの窓に白い布がかけられています。
これは、お店自体は通常営業しているため、断食中のムスリムの人たちの目に入らないよう考慮したものとされていますが、実際にはムスリムの人たちが食事しているところを隠すためとも聞きます。
現地の食文化を理解した上でインドネシアを楽しもう!
断食の期間は普段と異なる街の雰囲気になるので、日本では触れることのない異文化を楽しむことが出来る一方、断食期間はみんな仕事を切り上げるのが早いので、仕事が進みにくいという難点も!
インドネシアやマレーシアなど、イスラム教国家とお仕事をする際は、このラマダンやハリラヤの文化を尊重し理解したうえで、スケジューリングなどうまくやっていく必要があります。
日本に来る外国人に最低限の日本文化への理解を求めるように、私たち日本人も海外へ行く時は現地のマナーを学んだうえで異国文化を楽しみたいですね!
以上、インドネシアに行くなら知っておきたい、インドネシアの食事マナーについてでした。
SEE YOU SOON!
AOI
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