“今後は日本とモルディブをつなぐ事業を” モルディブで活躍する重谷さんにインタビュー

こんにちは!アジアマガジン編集部です!今回インタビューさせていただいたのは、現在、モルディブで多岐にわたるビジネスを展開する重谷さんです。重谷さんは青年海外協力隊の活動を経て、モルディブにて現地ビジネスパートナーと共に旅行会社を設立しました。そんな重谷さんだからこそ、語ることのできるアジアを、少しでも皆さんにお伝えできればと思います。それでは、重谷さんのプロフィールからご紹介していきますね。

▼基本情報

・重谷泰奈(Shigetani Yasuna) プロフィール
元青年海外協力隊日本語教師。2012年6月から2年半モルディブ国立大学文学部で活動。
任期満了後一度帰国し、その後単身ビジネスチャンスを感じたモルディブへ。

・会社案内及び、事業内容
・2016年1月に現地法人KAWARI MALDIVES PVT.LTD.設立。
モルディブ現地旅行会社 S&Yツアーズアンドトラベルをはじめ、モルディブでのビジネスサポートや投資情報の提供を手掛ける。
・モルディブ現地情報発信ブログ:モルディブをお得に賢く旅する

▼それでは、インタビュー開始です!

ー青年海外協力隊で得たものは何ですか?

協力隊時代
波及効果の強さと重要性を、経験を通して知ったことです。モルディブはとても小さな国で日本語学習者数も決して多くはないのですが、青年海外協力隊により日本語教育が代々続けられ、その歴史は30年を超えます。ネイティブの日本語教師の存在意義は大きく、モルディブ日本語学習者と日本をつなぐ窓となっています。

モルディブはかなりの親日国。日本と日本語学習に興味を持っている人が多くいます。日本語クラスの学習者が、自分自身が感じた新鮮な楽しさを伝えたい思いから、友人や兄弟、同僚を誘って日本文化イベントに参加してくれることが多々ありました。その光景を見て、本当に楽しいことは人に伝えたくなる、それは周りに伝染しさらに大きな輪になる、ということを強く感じました。

ー会社設立の経緯を教えてください!

KOKONOWA
モルディブの基幹産業は観光業と漁業。それ以外の産業が乏しいため、観光業に付随するお土産産業が全く発達していない現状を協力隊任期中に知りました。旅行といえばショッピングが楽しみのひとつの方も多いかと思います。私もその一人で、とても残念に感じていました。

協力隊任期も満了直前、あるローカル島でココナッツオイル生産者と出会いました。スマトラ沖地震の復興支援の一環でUNDPから供与されたココナッツオイル製造機器とマニュアルを自分なりに使いこなし生産しているのですが、販路開拓が弱く、作っても売れないという状況でした。インスピレーションを感じた私は、帰国後戻ってくると約束。

その後単身モルディブへ戻り、現地ビジネスパートナーの協力を得て現地法人を設立。モルディブ初のフェアトレードオーガニックブランド“KOKONOWA”を立ち上げ、モルディブ産オーガニックバージンココナッツオイルとハンドメイドせっけんを、“まだまだ知られざるモルディブの魅力発信”をコンセプトに、外国人観光客へプロモーション。高級リゾートからも注文が入るまでになりました。

紆余曲折ありビジネスとしてはまだまだ形になっていませんが、起業自体初めてのことですし、ましてや異国の地モルディブ。最初からスムーズにすべてが進むとは思っていません。始めることは簡単、続けることが一番難しいとはよく言われますが、全くその通り。ブランド名”KOKONOWA”は、私が協力隊時代に学んだ“波及効果の強さと重要性”から、“ここから始まる輪、ココナッツがつむぐ輪”という意味を込めています。今後その波及効果がどこまで大きく広く成長できるか楽しみなところです。

ーモルディブでビジネスをする面白さはどんなことですか?

エコスタディーツアー
モルディブは情報が少ない分、ブルーオーシャンが広がっています。現地で信頼できるビジネスパートナーに恵まれれば、そこにいろいろと挑戦できる点です。お国柄、モルディブ人は日本人と比べるとかなり穏やかでのんびりですが、中にはチャンレンジマインド旺盛な起業家もいます。

私のビジネスパートナーもその一人。安定的なポジションよりは、自分がしたいと思うことに重きをおき、それを形にするバイタリティがあります。どこの国もそうだと思いますが、海外での起業は現地パートナーの存在があってこそ。海外でのビジネスは商材やサービスそのものも重要ですが、その国で確固たる人脈がなければ実現もしませんし継続も難しいです。

モルディブには独特の商習慣があり、人とのつながりが直接ビジネスに影響してくる点が特に強いのを感じています。貴社の商品やサービスの魅力を教えて下さい。2016年1月、ビジネスパートナーと共に現地旅行会社S&Yツアーズアンドトラベルをスタートしました。KOKONOWAのコンセプト同様、まだまだ知られざるモルディブの魅力を発信するべく、既存のリゾート滞在型ではなく、ローカル島滞在型ツアーや、エコスタディーツアー、文化体験オプショナルツアーを企画催行しています。

モルディブは超高級リゾート地、一島1リゾートとして認知度が高いですが、数年前にローカル島ツーリズムが解禁されたことで、実は予算を抑えた個人旅行も可能に。とはいえ、リゾートと異なり顧客満足面でのインフラはまだまだ成長段階。そこを日本人のお客様でも安心満足して頂けるサービスとサポートを提供するべく、旅行部門を立ち上げました。私自身ラグジュアリーなリゾート滞在も大好きなのですが、ローカル島滞在にはリゾートとはまた違った魅力があります。ローカル島ツーリズムは始まった新しい分野だけに“そこに実際に足を運ばなければ分からないこと”の宝庫です。

ー今後の展望をお聞かせください!

重谷 泰奈
縁あって協力隊として派遣されてから、6年目の付き合いになるモルディブ。現在はモルディブ側からの発信がメインですが、今後は日本とモルディブをつなぐ事業を手掛けることができればと思っています。

▼重谷さん、インタビュー回答有難うございました!!

皆さんいかがでしたでしょうか。印象的だった点などはありましたでしたしょうか。アジアマガジンでは、今後もアジアで活躍されている方々のインタビューを通して、少しでも、皆さんにとって「アジアで働くこと」が選択肢の一つとなれるような情報をお伝えしてきます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

最後に、本気でオススメできる転職エージェントをおさらいしましょう!
登録は無料ですので、転職を考え始めたらまずは登録してみましょう。
早期に求人情報を得たり、コンサルタントに相談したりすることで、より効率的に転職を進めることができますよ!

忘れないうちに無料登録!

スマホでも簡単!3分で登録できる!
まずは海外&外資系就職の可能性があるかを知りたい人におすすめ! 
アジアマガジンが本気で推薦できるのは、業界No.1の『リクルートエージェント』です。

業界No.1だからこそのノウハウが豊富にあるので、ぜひこの機会にキャリア相談をしてみてください!
年収600〜1200万円の海外&外資系転職なら!
JAC Recruitment』はハイクラス案件のみを扱っているため、年収が600万円以上の人におすすめです!

その分、ハイクラスの海外&外資系転職の実績とサポート体制は業界でもトップレベルです。