前回は【ダナン研究】と題して、ベトナムの第三の都市ダナンに注目して、データをまとめました。(【ダナン研究まとめ】ベトナムの注目都市ダナン!ビジネス概況をまとめてチェック!)
追加情報として、ダナンはITのオフショア拠点として注目がされていることがわかりました。そこで今回はベトナムの中でもITのオフショア拠点として人気の理由を3つにまとめました!
1つ目:ハノイ・ホーチミンに比べて賃金が安いから
ハノイ・ホーチミン・ダナンの賃金比較はコチラ
JETRO投資コスト比較より引用。表はアジアマガジン作成
ベトナムは最低賃金がエリアによって異なる制度になっています。(例えばカンボジアなどは国として1種類の最低賃金)そもそもの法定最低賃金がハノイ・ホーチミンに比べて、17ドルほど安いですね。また特にマネージャークラスや、一般職だと1.5倍ほど違ってきます。都心部よりは安くおさえられている印象です。
2つ目:ダナンには大学が10校あるから。
第三の都市ですが、大学も実は意外とあります。下記が大学一覧です。
公立総合大学:6 校
- ダナン工科大学
- ダナン経済大学
- ダナン外国語大学
- ダナン教育大学
- ダナン健康設備大学
- ダナンスポーツ大学
私立大学が 4 校
- ズイタン大学
- ダナン建設大学
- ドンア大学
- FPT IT 大学
その中でも、企業名の入ったITに特化した大学もあり、興味深いところです。ちなみにFPTとは会社名で、ベトナム内で非常に大きなIT企業です。
▼FPTのご紹介
従業員数9000名、売上 1億35百万USドル、という超巨大企業です。
https://www.fpt-software.jp/
ちなみに僕も東京でFPTジャパンの方とお会いしたことが有りますが、日本語・英語・ベトナム語のトリリンガルで、SAP(エスエーピー)というシステム言語を使いこなす、スーパーベトナム人エンジニアでした。日本からもシステム受注をして、ベトナムで開発の一部を実施しているようです。
3つ目:すべてが都心に近いから。
空港から都心までも車で15分ほど。都心から海までも車で10分ほど。ホイアンやフエなどの景観のキレイな観光地までも車で1時間ほど。非常に都心からのアクセスが良い環境にあります。単純に生活環境の気持ちが良いところは、エンジニアにとっては好まれる場所になります。ネットがあればエンジニアはどこでも働けるので、人混みの中ではなく「気持ちよさ」が人気になります。
以上です。今回でダナンシリーズは一旦完結です。今後、観光やオフショア拠点として注目が集まる、ベトナムのダナンもチェックしてみてください!アジアマガジンでは引き続き、アジアビジネスのお役に立つ情報を発信してまいります。
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