世界第2位の人口を誇り経済も右肩上がりで成長し続けるインド。
日本で働くインド人も増え、日本とインドの距離も年々縮まってきているように感じますよね。
独特な雰囲気が旅行先としても魅力を集めていて、旅行をきっかけにインド移住を決める方も多いです。
インドで働いてみたい!と思った時に必ず直面するのがビザの問題。
先にお伝えしたいのが
インドは就労ビザだけでは働くことができません。
今回はインドで働くために必要な就労ビザの取得方法についてご紹介していきます!
>>目次
インドの就労ビザの特徴!取得のために必要な情報や条件は
インドは就労ビザの取得が難しそう…と言われています。
実際に取得は難しいのでしょうか?
インドの就労ビザの種類
インドで仕事をするビザにはいくつか種類があります。
日本人がインドに出張した時などに用いられる「商用ビザ」、自社以外の会議に参加する場合の「会議参加ビザ」、電力などに関係するプロジェクトを実行するための「プロジェクトビザ」など、他の国にはないタイプのビザがあります。
ただ、一般的な現地採用の場合に取得するビザは就労ビザのみです。
インドは就労ビザ取得の基準が低い
実はインドの就労ビザは取得の審査基準が低いです。
タイやシンガポールなどでは就労ビザの取得に大卒以上などの学歴や就業経験年数の制限があります。
一方インドは学歴も就業経験も不問です。申請の手続きさえしっかりしていれば比較的簡単に取得できます。
取得しないとどうなる?
当たり前ですが、就労ビザを取得しないと不法滞在となってしまいます。
日本に強制送還されてしまうだけでなく、場合によっては一定の期間インドへの入国を禁止されてしまう可能性があるので必ず申請しましょう。
就労ビザの申請方法!現地で申請・取得はできるの?
就労ビザは日本でも現地でも取得できますが基本的には日本で事前に取得することをオススメします。
最初にオンラインで申請書を取得する
インドの就労ビザはオンラインで申請書を取得後、東京か大阪の大使館に持ち込むか郵送し取得する流れとなっています。
https://indianvisaonline.gov.in/visa/
こちらのサイトにアクセスし、必要事項を記入しビザ申請書類をプリントアウトします。
オンライン申請は全て英語です。
申請書のプリントアウトが完了したら東京か大阪の大使館に提出し2,3日後に就労ビザ付きのパスポートを受け取ることができます。
大使館が遠方の場合は郵送で受け取ることも可能です。
就労ビザの申請には申請料がかかります。郵送の場合と直接申請する場合で値段が変わるのでこちらを参考にしてください!
直接申請される方:1400円
直接申請し、郵送で受取りの方:1400円+600円+郵送料
郵送で申請の方:1400円+1000円+郵送料
申請に必要なもの
就労ビザの申請には下記の書類が必要です。
・パスポート
( 最低2ページの空白ページが必要、申請期間まで有効なパスポートでないといけない。)
・ビザ用写真を1枚
(サイズ: 51mm X 51mm、背景:白無地)
・オンラインビサ申請書
・英文履歴書
(申請者は自分の学歴 と職業経歴を詳しく説明する書類を提出しなければなりません)
・自己推薦状、もしくは、日本の会社からの推薦状
郵送の場合はこれらを全て封筒に入れ送るようにしましょう!
インドの就労ビザはオンライン申請と大使館での申請の2段階必要!
オンラインは全て英語ですが今後の海外就職のための勉強にもなりますね!
インドでは就労ビザの取得以外に必要な申請がある!?
就労ビザを取得したしもう安心だな〜
ちょっと待ってください!
インドに就職したらもう1つだけやることがあります!
インドでは外国人登録が必要
実はインドでは就労ビザの取得以外に入国後14日以内に外国人登録(FRRO)をする必要があります。
こちらも就労ビザ同様オンラインで事前申請をしFRRO事務所にて本申請をする必要があります。
オンライン申請はこちらのwebページから行えます。
申請に必要な書類
オンラインでの外国人登録に必要な書類は合計6つです。
1.写真(FRRO申請時の写真3.5 x 3.5 cmまたは3.5 x 4.5 cm)
・アップロード形式はjpg
・画像サイズを50KB以下にする
・幅は3-5cm、高さは4-5cm内
2.Residence Proof(滞在先証明書)
住居のオーナーからLease proofという賃貸証明を発行してもらう必要があります。
入居後すぐに発行してもらいましょう。
・アップロード形式はPDF
・画像サイズを200KB以下にする
・複数枚になるためアップロード時は分割して行う
3.パスポートの顔写真ページとビザのコピー
・アップロード形式はPDF
・画像サイズを200KB以下にする
残りの3点に関しては、基本的に就職する会社側が用意してくれます。就職先に確認をしましょう!
4.Contract Paper
勤務先との雇用契約書。
5.Request Letter
勤務先から雇用する旨をFRRO側に伝えるドキュメント。
6.Undertaking Letter
勤務先からFRRO側へのドキュメント(代表者サインが必要)
・アップロード形式はPDF
・各1ページずつのため、サイズ容量は気にしなくても良い
・画像サイズを200KB以下にする
これらの書類を元にオンライン申請後、グルガオンもしくはデリーのFRROオフィスに登録にいきます。
最後に署名をして完了です。
FRROは書類の審査が厳しく不備があればやり直しを要求されるので間違えないようにすることが大切です。
申請漏れに注意
入国後14日以内とかなり厳しい制約があるのですがこれを過ぎてしまうとどうなるのでしょうか?
強制帰国ということはないのでご安心ください。ただ、オンライン上で超過のペナルティを支払う必要があるのでなるべく期限内に対応することをおすすめします。
FRROはかなり重要!
忘れずに申請するようにしましょう!
インド就職で困らないために就労ビザ取得に必要な書類や情報はしっかり覚えておこう
インド就職に必要な手続きは意外と多く、時間も限られている物もあるので注意が必要です。
また、就職先の企業の協力も必要不可欠なので日本にいる間に相談できることはしておくことをおすすめします。
入国してから困ることがないように事前に必要な情報は調べておきましょう!
インド就職にさらに興味がわいた方はこちらの記事も参考にしてみてください!
インドはアジアの中でもビザの審査基準が厳しくない!
申請さえしっかりできれば心配はなさそうですね。
ではどのように申請していけばよいでしょうか?