- マレーシアの住宅事情(種類、家賃相場、日本人が多い地区など)
- マレーシアで不動産選びのポイント(多いトラブルと契約上の注意)
以前、『幸せ!ボンビーガール』というTV番組でマレーシアが取り上げられ、マレーシア転職に関しての問い合わせをとても多く頂きました。
そこで今回は、皆さんから多くご質問を頂いた中にこんなリクエストがありました…
「マレーシアで住宅選びの注意点を知りたい!」
「日本人が多く住んでいるところはどこなんだろう…」
マレーシアに海外就職するにあたり、国も離れているためリアルな情報を知りたくても知る手段が少ないと思います。
そこで、マレーシアの住宅の種類と探すポイントから日本人が多い地域や契約上の注意点をお伝えしていきます。
この記事を読めば、マレーシアに就職/移住を検討している方へ安心・安全な生活を送れるように細かなところまで詳しくお伝えしていきます!
住宅の種類と物件探しのコツ
そもそも住宅って探しやすいの?
海外で住宅を探すのって難しそうなイメージがありますが、簡単なんですよ!
以前までは外国人駐在員の増加によって、マレーシアのあちこちでコンドミニアムが建築されてきました。
しかし、マレーシアの経済が停滞してしまってきてしまいました。さらに、日本人の駐在員も減少傾向にあるので住宅は比較的に探しやすくなりました。
1:マレーシアの住宅の種類
- 庭付きの一戸建て(バンガロー)
- セミディタッチハウス
- リンクハウス
- コンドミニアム
マレーシアの住宅の種類は上記の4点があります。マレーシアの物価は日本と比べると安いため、セキュリティ度の高い高層コンドミニアムに住む日本人駐在員が多いです。
マレーシアの住宅は家具付きが多く、ベッド、洋服箪笥、食卓と椅子、食器棚、ソファやテーブルなどが揃っていることが多い。また基本的な家電(エアコン、冷蔵庫、TV、オーブン、洗濯機)なども付いています。
しかし、物件によっては家具に種類もありますし、家具が一つもない場所もあります。
マレーシアに社宅がある場合は住宅選びの手間がいらない。
マレーシアは物価が安いからといって日本より広い物件をすぐに決めてしまう方がいるのを注意してほしい。
なるべく5件以上の物件は回った方がいい。そうすると自然も目も肥えて判断も慎重になるからだ。
また現地の日本人会の掲示板や日本語新聞があるので不動産広告から選ぶのも一つの手段としてオススメである。
住宅選びは慎重にしてください!後ほど詳しい物件選びのコツはお伝えします!
住宅の詳細情報は周辺の事情に詳しい現地の経験者の方から情報を教えてもらうのが一番安心です!
マレーシアには日本人が多く住んでいます。なかでも、日本人学校の近くや日系の大型デパートやスーパーがある周辺地区は集中して日本人が住んでいます。
2:コンドミニアムが日本人に人気な理由とは?
コンドミニアムは24時間在中の警備員いるのでセキュリティ面で安心できます。
また家族で駐在されることも多いので、プールやバスケットコート、公園やテニスコートなどのアクティブスペースが整っていることが多いです。
またコンドミニアムの種類によっては、日本食のレストランが併設している場所もあり、簡易的なスーパーが付いている場所もあります。
さらに、日本人にとって嬉しいこともあり、日本人学校までのスクールバスが送迎にくるコンドミニアムもあるのです。
3:マレーシアの家賃相場は?
日本と同様で家賃は築年数や地域によって異なります。
一部をお伝えすると、立地にもよりますがクアラルンプールやペナン島で、暮らしやすい(近くにスーパーマーケットがあるなど)場所だと6万~8万(日本円)ほどになります。
マレーシアは経済成長率などが高いことから、ほかの国からも注目され参入しているところが多いので、賃料も高くなってきてしまっている現状があります。
家賃を抑えるポイントとして、契約更新時に不況であれば家賃の値下げ交渉ができます。
4:日本人が集まって住んでいる地区
- タマン・トゥーン地区
- モント・キアラ地区
- タマンデサ地区
- オールドクラン地区
- アンバン地区
- バングサ地区
- スバン地区
意外と日本人がいるんですね!
そうなんです!それぞれの地区に日本人が多いのには理由があるんですよ!
1:タマン・トゥーン地区
この地区には日本人学校があります。また、ジャスコもあるので日本人が移ってきた方が多いです。
さらに高速のICも近いため、マレーシアでの移動は車が主流であることから人気の地区でもあります。
この地区の家賃相場は高めなので、物件選びは何を軸に探すかを大切にしてください。
2:モント・キアラ地区
この地区は現地の人からも生活がしやすいと人気の地区でもあります。
日本人学校も割と近い場所にあり、日本人も多いためまるで日本にいるかのような暮らしを実現できます。
また、この地区にあるコンドミニアムにはカルチャー教室も存在しており、マレーシアの文化を体験することも可能です。
また日系のデパート(伊勢丹やジャスコ、SOGO)までのシャトルバスも出ているため、日本人にとって暮らしやすい地区に違いないです。
インターナショナルスクールも近くにあるので「日本にいるような生活をマレーシアでもしたい!」と思っている方にはうってつけの地区ですね!
3:タマンデサ地区
日本人会にも近く、日本人が多く住んでいる地区です。この地区の家賃相場は他の地区と比較すると安いです。
ショッピングには位置関係的に評判はよくないですが、日系企業が建築した「OBDガーデン」にはほぼ9割の日本人が居住しているので安心して暮らせるかと思います。
4:オールドクラン地区
オールドクランロードのコンドミニアムには日本人家族が多く住んでいます。
また築年数も長ければ物件価格も安いため、家族で駐在しにくる場合にはこの地区で物件を探しにくる方が多いです。
5:アンバン地区
正直言うと、この地区にはさほど日本人は住んでいません。
特徴といえば、インターナショナルスクールに近いことです。海外での子供の登下校は心配な方が多いので家庭がある方向けにお伝えしました。
6:バングサ地区
この地区にはコンドミニアムが多いことが特徴です。
都心に近い地区のため、会社がバンコク周辺であれば通勤しやすいでしょう。
7:スパン地区
この地区には日本人学校があるのが1番の特徴です。
歩いても5分しないほどにあるのですが、ショッピングや食料の調達には不便だと言う声があがっています。
地区によって日本人が多い地区もわかりましたし、日本人が多い理由もわかりました!
わかってくれていたら何よりです!
少しお伝えしてしまって重複してしまう部分もあるかと思いますが、住宅選びのポイントをお伝えしていきます。
住宅を選ぶ際には何がポイント?
住宅選びは慎重に行なってください!あとあと後悔するのはあなた自身です。
「日本より広くて家賃が安いから」との理由で物件をすぐに決めてしまう方がいるのですが、そういう方は1年もせずに帰国してしまうのが現状です。
あなた自身の為にも、アジアマガジンが「何を慎重に判断して物件を決めていくのか」をお伝えしていきますね。
- 交通の利便性
- セキュリティ体制
- スクールバスが通るのか
- 元々ある設備のエアコンやエレベーターの作動状況
- 家具付きの住宅の注意点
- 日当たりよさ
- 水回り
この上記の7つのポイントを解説していきますね。
お伝えして「なるほどね」と思ってもらえるように「なぜ気にしなければいけないのか」をお伝えしていきますね。
1:交通の利便性
交通の利便性は日本と同様重視するポイントになる方が多いです。
例えば、通勤や通学をするのに駅やバス停が近いところをまず探すと思います。次に、ショッピングや病院、コンビニなど周辺の施設を見ていきます。
しかし、何度かお伝えしましたがマレーシアでは車の移動が一般的です。
車を乗るのであれば、高速ICや整備工場の近い物件選びを探していきましょう!
2:セキュリティ体制
マレーシアのコンドミニアムには24時間監視体制の警備員がいることが多い。また玄関にはガードマンによる入館チェックがあるコンドミニアムもあります。
海外で生活するのが初めてのかたは不安もたくさんあると思いますので、セキュリティ面が万全なコンドミニアムを探すようにしましょう。
また管理人や掃除をしてくれる人が常駐していると尚良いと思いますよ!
また、玄関のドアや窓がしっかりと施錠できるかも入居前に確認が必要です。
防犯上、知らない人が尋ねてきてもすぐに玄関を開けることは避けて欲しいので、玄関の外に二重で格子扉があると安心です。
3:スクールバスが通るのか
日本人の多くの方はコンドミニアムに住んでいます。
日本人学校行きののスクールバスがマンションにはきます。
学校に通う必要のあるお子さんがいるようでしたら、スクールバスが運行ルートにあるかをチェックすることをオススメします!
4:設備の作動状況をチェック
コンドミニアムには多数の施設がありますが、エアコンやエレベーターのチェックはしておいたほうがいいでしょう。
特にですが、エアコンは日本と違って1年中使用しますので、作動状況をチェックして古すぎるものであれば新しいものに取り替えることをオススメします!
5:家具付きの住宅の注意点
マレーシアでは入居する前から家具が揃っていることが多い。
しかし、そのことでトラブルになる可能性も高い。
なので、対策として入居前に破損している部分がないかをチェックしましょう。
不要な家具などはオーナーに引き取ってもらうことも可能です。
6:日当たりの良さ
日差しが強すぎないかや西日が入ってこないかをチェックするといいです。
マレーシアは高温多湿のため、湿気がこもらず、風通しの良い部屋がいいでしょう。
7:水回り
水回りのトラブルは日常茶飯事です。
トラブルの事前対策として、トイレの水を流してみる、蛇口をひねるなど自分で確認をするか周辺に住んでいる日本人に状況を聞くといいでしょう。
なぜここまで注意を促すかというと、日本のようにすぐに修理をしに来てくれません。
また来たとしても時間もかかるのです。
物件が決まったら契約上で注意すべきこと
契約書は必ずチェックをしてください!
ここで契約上の注意点を3つお伝えします。
- 契約書は必ず細かくチェックする
- 契約途中に解約は可能か
- オーナーと連絡ができるか
上記の3つの注意点を解説していきますね。
1:契約書は必ず細かくチェックする
契約書に明記していないこと(口約束など)は効力がありません。
なので、必ず契約書に全て明記してあるかを確認してください。
※契約書にサインをする前に確認しましょう。
内容が理解できなそうなだなあという方は、地元の知り合いや会社のスタッフを連れて行くのも一つの手段です。
2:契約の途中契約は可能か
契約は日本同様、2年です。
契約更新や一時帰国の際はどうなるのかを確認しておいてください。
また会社都合などで途中契約になるかもしれません。
契約途中で解約できるかを事前に確認しておきましょう。
3:オーナーと連絡が可能か
マレーシアのコンドミニアムはオーナーが外国人で国内にいるとは限りません。
修理の連絡・手配に時間がかかってしまうこともあります。
修理の際にどちらが負担するのか、請求書を作成すべきなのか、オーナーそれぞれで対応のしかたが違うため、確認しておいてください。
まとめ|おすすめの転職エージェントで海外就職を実現しよう
マレーシアに移住は他の国と比べると比較的に簡単な方と言えます。
この機会にあなたにピッタリな海外求人を逃さないためにも、最低2つのエージェントにぜひ相談してみましょう!
【1】キャリアアップ・年収アップしたい人
- 『ランスタッド』
特徴:年収600万円〜1,200万円のハイキャリア対象
公式HP:https://www.randstad.co.jp/
【2】未経験&語学力に自信がない人
- 『リクルートエージェント』
特徴:日本人利用者No.1エージェント
公式HP:https://www.r-agent.com/ - 『doda』
特徴:転職サポートが手厚い
公式HP:https://doda.jp/
迷ったら、業界大手の『リクルートエージェント』に登録しておけば、幅広く海外求人を確認できますよ!