近年では、LCCが普及したことをきっかけに、アジアへ気軽に旅行することができるようになりました。
アジアの中でも、コスパの良い旅行ができると人気なのが「マレーシア」!
「旅行のとき楽しかったから、住んでみたい!」とマレーシアに海外就職される方も多くいます。
しかし、海外で働くのだから日本にはない魅力的なところもあれば、不便をかんじるとこもあると思います。
現地に行って後悔しないためにも「マレーシア就職のメリット&デメリット」を知りたいです。
そうですね!メリット&デメリットを知ったうえで自分に合っているかどうか見極めたいですよね。
そこで今回は、そんなお悩みを解決するために、年間1000人ペースで海外就職の問い合わせを頂いているアジアマガジンが、マレーシア就職のメリット&デメリットについて徹底解説していきます!
>>目次
そもそもマレーシアは日本人が移住しやすい国?マレーシア就職に人気な地域はどこ?
まずは、マレーシアは日本人が移住しやすい国なのかどうか解説していきます。
日本人が移住したい国ランキングでマレーシアは12年連続1位!
まず先にお伝えしたいのが、マレーシアは12年連続(2006-2017年)で日本人が住みたい国1位に選ばれているということです。
日本人に人気なハワイやオーストラリアを差し置いて、マレーシアが1位ということに驚きではないでしょうか?
また、在留邦人数は20,000人を超えており、今後も増加していくと言われています。
マレーシアにある最長10年間有効な長期滞在ビザの取得は、日本人がほとんどと言われるくらい、マレーシアは日本人にとって住みやすい国なのです。
マレーシア就職では、クアラルンプールとジョホールバルが住みやすく人気!
就職で一番人気な場所といえば、マレーシアの首都クアラルンプールです。
クアラルンプールは、マレーシア最大の都市ということで日本企業が多く進出しており、多くの日本人が住んでいます。
そのため、マレーシアの中でも日本人向けの求人が多い地域なので就職もしやすいです。
日本食や世界の料理などは豊富にあり、現地の人は外国人に慣れているので住みやすい環境がすでに整っています。
また、もう一つ人気な就職先といえば、最近TVでも取り上げられたジョホールバルです。
ジョホールバルは、ここ数年で急激に発展している街です。
その背景には、シンガポールと隣接していることから、ビジネスが流れやすくジョホールバルへの巨額な投資(イスカンダル計画)が進められているからです。
外国人の移住も増えてきており、クアラルンプールに次いで日本人向けの求人が多くあります。
シンガポールに就職したいがハードルが高すぎて難しいと思っている方は、お隣のジョホールバルへの就職を一つの手段と考えるのも良いでしょう!
ジョホールバル就職に興味を持った方、こちらの記事も参考にしてみてください。
マレーシア・クアラルンプール就職がおすすめな理由!メリットと一緒に紹介!
下記以降は、項目に分けてマレーシア就職がオススメな理由を紹介していきます!
仕事・キャリア面でのメリット
一番気になる、仕事面でマレーシアがオススメのポイントから説明させていただきます!
メリット1|日本人企業がたくさんあるので日本人を必要としている会社が多い
クアラルンプールなどの大都市には、日本食や日本のスーパ、日本語が使える病院などがたくさんあります。
そのため、日本人レベルのサービスや現地での通訳など幅広い職種で日本人の需要が高まっています。
日本人であるだけで、就職できる可能性がとても広がるのは嬉しいですよね。
さらに、多くの日本人が住んでいるので日本人が働きやすい環境もすでに整っています!
メリット2|インターナショナルな職場環境で、英語を使って働ける
多民族が住むマレーシアの共通語は英語です!
マレーシアには、中国、韓国、インドネシアなど世界各国からきた多種多様な人種が存在します。そのため、仕事でも英語を使ってコミュニケーションをとる必要があります。
マレーシア就職を通して、海外経験を積めるほか、英語も上達させることができるので一石二鳥です!
また、英語に不安を感じている人もご安心ください。
なぜならマレーシアで話される英語は訛りが強かったり、文法が間違っていたりとブロークンイングリッシュに近いので、気楽に話すことができます。
中学レベルの英語が話せるのなら、マレーシアは英語を話す経験を積むのに最適な国だと思います。
メリット3|給料は基本的5,000RM(約14万円)以上で、残業なし
マレーシアで、日本人が働く条件は月給RM5,000と決められているので、最低でも約14万円の月収は保障されています。
日本の給料に比べると少ないと思うかもしれませんが、マレーシアは物価が安いので十分に生活していけます。
また、日本みたいに長時間残業などないので、仕事とプライベートの両立がしやすいのも嬉しいですよね。
生活費の内訳を参考までに紹介します!
マレーシアでの生活費の参考例
・家賃 RM1500 – 2000ほど
・光熱費 RM80 〜250・食費 RM6 〜 RM45
・通信費 RM150 〜 RM200
・交通費 RM200 〜 RM300
・衣服費 RM200 〜 RM300
合計:RM4550
これをみると少ない給料でもゆとりを持って生活できそうですよね。
生活費・物価のメリット
次に、暮らしていくには欠かせない生活費に関するオススメポイントを紹介させていただきます!
メリット1|物価が安く、金銭的に余裕が持てる
実は、エクスペディアの調査結果によると、アジア観光コスパランキング1位になるほど物価が安いんです!日本の半分以下です!
屋台のご飯だと1食100円程度、電車は50円からと生活するうえであまりお金がかかりません。
日本食や輸入品はそれなりの値段はしますが、現地に合わせた暮らしをしていけば金銭的に困ることはほとんどありません。
日本で一人暮らしするよりも早いペースで貯金できたという声も多いです。
メリット2|安い家賃でいい条件の家に住める(プール付きなど)
マレーシアでは、3〜5万円をだせば日本では考えられないような綺麗なお部屋に住むことができます。
多くの日本人は、コンドミニアム式のマンションに住んでおり、プールやフィットネスも完備されおり、セキュリティーも比較的高いです。
また、日本みたいな1年契約などのややこしい条件もなく、自分の都合に合わせて自由に家を移ることができます。
メリット3|色々な国の料理が楽しめる、しかも安い美味しい!
マレーシアは、ご飯が安くて美味しいと有名です!
多種多様の人種が住んでいるため、アジアだけでなく中東、アフリカなど世界各国の料理が楽しめるのもマレーシアの魅力の一つです。
気分に合わせて、今日はタイ料理、明日はアラビア…など世界の料理を楽しむことができ、しかも基本美味しいんです!
もちろん、各国の食材も手に入るので、自炊派の方でも世界の料理をご自宅で楽しめます。
休日・プライベート面でのメリット
実際に仕事を始めたら、もちろん休日に何をするかも大切ですよね!マレーシアだからこそできるオススメな休日の過ごし方をご紹介していきます!
メリット1|安く旅行できる
マレーシアには、AirAsiaのハブ空港があるためASEANのすべての国と、南アジア、一部中東、ロンドンまでも直行便で行くことができます。しかも格安な料金!
また、飛んでいる本数も多い近隣のタイ、ベトナム、インドネシア、シンガポールなどには週末を利用して気軽に旅行することができます。
日本からでは、アクセスが難しい国でもサクッと行けてしまうのはマレーシアの特権ですね。
メリット2|人種、宗教、国境を超えた友達ができる。
海外就職の楽しみの一つに、「外国人の友達を作ること」があげられると思います。
マレーシアは、様々な国から人が集まるため一瞬にして世界中に友達ができちゃいます。
また、他のアジアの国と比べてみてもグローバル化が進んでいるので、外国人同士がすぐに仲良くなれる環境があります。
メリット3|時差が1時間しかないから日本と連絡とりやすい
マレーシアは、日本より1時間遅くなっています。
他のアジアの国と比べると時差が1時間と短めですので、日本いる家族や友達と同じ感覚で生活することができます。
マレーシア就職には、たくさんメリットがあるんですね!でも、逆にデメリットはどんなものがありますか?
かしこまりました。次の章でデメリットについても解説していきますね!
マレーシア・クアラルンプール就職のデメリット!マレーシアをおすすめできない人もいる…
それでは、マレーシア就職のデメリットについて紹介していきます。
仕事・キャリア面でのデメリット
メリットに引き続き、一番気になる仕事面でのデメリットを一番初めにご紹介させていただきます。
デメリット1|ある程度の英語ができないと難しいことも…
マレーシアでは、ある程度の英語ができないと就職が難しいといえます。
なぜならマレーシアの共通語は英語で、多くの求人にも英語が必須条件になっているからです。
日本語のみの求人もありますが、給料や待遇面が悪くあまりおすすめできません。
マレーシアで楽しく生活するためにも、英語は今のうちから勉強していきましょう!
デメリット2|教育/研修制度が万全ではない
マレーシアでは、日本のように研修制度が充実している会社は多くありません。
マレーシアだけでなく海外では、仕事をしながら能力を身に付けていくOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)が一般的です。
そのため、教えてもらうという受け身の姿勢ではいつになっても仕事が覚えられないということも…
そうならないためにも、常に自分から仕事を学びにいくという自発的な姿勢で働くことが重要になります。
デメリット3|インターナショナルな職場環境なので、自分の意思がないと流されるこも…
日本では上司の指示に従うことが好まれるケースが多いですが、マレーシアでは上下関係が日本よりフラットなためお互いの意見を交わし合う場面が多いです。
その時に、自分の意見をきちんと主張しないと損する場合もありますし、相手に軽く見られてしまうこともあります。
「自分の中で考えて、言葉で発して、相手に伝える」ということがとても重要になってきます。
生活費・物価面でのデメリット
その土地で暮らしていくには、そこの生活面や物価の情報も同時に知れるとイメージがつきやすいですよね。いくつか生活する上での注意点がありますので、まとめてご紹介させていただきます。
デメリット1|医療費が高い。
マレーシアの医療水準は非常に高く、それぞれの地域に総合病院もあり万全に揃っていますが…
医療費が日本より高いです!
医療の質も日本と同様の総合病院だと1回の診療で薬代などを含めるとRM400(約1万円)前後することもあります。
ただ、マレーシアの病院では海外旅行保険でキャッシュレスサービスが受けられるなど、現地の保険が充実しているので一度調べてみるといいと思います。
デメリット2|日本食はたくさんあるが高い
マレーシアには、日本のレストランがたくさんありますが、料金的には日本と同じだったり、お店によってはそれ以上だったりします。
マレーシア料理なら100円で食べられるが、日本食は800円だったりと高いです!
現地採用の給料で毎日日本食を食べると、食費だけでかなり高くつくことがあるので気を付けましょう!
デメリット3|お酒が高い、量が少ない、あんまり売ってない
イスラム国家であるため、豚肉や酒類を手に入れるのが思ったより難しいです。
クアラルンプールから離れた地域では、レストランにビールが置いていないというのは珍しくありません。
また、缶ビール1本の値段はRM8-RM10(約240円-300円) と、日本とあまり変わらないです。
それに加えて、1缶あたりの容量が少ない場合もあります。
お酒飲まれる方には、耳が痛い現実です。
休日・プライベート面でのデメリット
マレーシアで過ごす休日は、残念ながらメリットだけではなくデメリットもあります。いくつかご紹介させていただくので、検討のお役に立てると嬉しいです。
デメリット1|渋滞がひどい
マレーシアは都心に近づくにつれて渋滞がひどいです!
特に朝と夜の通勤ラッシュアワーは30分車が進まないということも日常茶飯事だったりします。
しかし、2017年にMRT(モノレール)が開通したことにより、場所によっては車より早く移動ができると需要がでてきています。
デメリット2|大気汚染シーズンがある
大気汚染で半島じゅうが濃い霧雨に覆われてしまうシーズンがあります。
原因はインドネシアの焼き畑で、その煙がマレーシアまでやってきて長くて2-3ヶ月は続きます。
そのシーズンは、白いもやで遠くが見えなかったり、マスクをしないと喉を痛めたりするので注意が必要です。
両方の政府間で話し合いが進み、ここ数年で改善されてきているようですが、問題解決にはまだまだ時間が掛かりそうです。
デメリット3|時間にルーズなところがある
マレーシア人は、基本時間にルーズです。
個人だけならまだしも、組織ぐるみでルーズなことが日常茶飯事。
例えば、デパートやショッピングモールが開店時間通りにオープンしないことも多くあります。
時間を守りましょうと言われて育ってきた日本人にとっては、慣れるまではストレスに感じることもあると思います。
まとめ|メリット・デメリットを踏まえたうえ情報収集をしていこう!
いかがでしたでしょうか?
マレーシア就職のメリットとデメリットを生活シーン別にみるとこんな感じになります。
メリット 〈仕事/キャリアの編〉 |
1.日本人企業がたくさんあるので日本人を必要としている会社が多い 2.インターナショナルな職場環境で、英語を使って働ける 3.給料は基本的5,000RM(約14万円)以上で、残業なし |
デメリット 〈仕事/キャリア編〉 |
1.ある程度の英語ができないと難しいことも… 2.教育/研修制度が万全ではない 3.インターナショナルな職場環境なので、自分の意思がないと流されるこも… |
メリット 〈生活/物価編〉 |
1.物価が安く、金銭的に余裕が持てる 2.安い家賃でいい条件の家に住める(プール付きなど) 3.色々な国の料理が楽しめる、しかも安い美味しい! |
デメリット 〈生活/物価編〉 |
1.医療費が高い。 2.日本食はたくさんあるが高い。 3.お酒が高い、量が少ない、あんまり売ってない |
メリット 〈休日/プライベート編〉 |
1.安くで旅行できる 2.人種、宗教、国境を超えた友達ができる 3.時差が1時間しかないから日本とも連絡とりやすい。 |
デメリット 〈休日/プライベートの編〉 |
1.渋滞がひどい。 2.大気汚染シーズンがある 3.時間にルーズなところがある |
今日はマレーシア就職の理解がさらに深まり、実際に働いてみたくなりました!
良かったです!マレーシア就職についてもっと情報を知りたいときには、大手転職エージェントを利用するとさらに詳しい情報を知ることができますよ!
こんにちは!
海外就職ノウハウの発信から実際に海外転職のサポートまで行っているアジアマガジン(@asia_maga)です。