最近、海外就職希望の相談者が増えています。特に社会人3〜4年目の方々が目立ちます。ただ、よくよく話を聞いてみると、海外に行くためにしっかり会社を選ばれていた方々でした。
というのも、先日Yahooニュースでも取り上げられた「海外勤務者が多い会社」ランキングに掲載されている、会社に勤めている方々だったからです。そこで、今回は「海外勤務者が多い会社」ランキングから、垣間見える3つの現実をお伝えしてきますね。
「海外勤務者が多い会社」ランキングから垣間見える3つの現実
1)海外勤務者が多い会社は、日本勤務者も多い
例えばですが、「海外勤務者が多い会社」ランキング1位のトヨタ自動車を見てみましょう。トヨタ自動車の海外勤務者は約2,450人ですが、従業員数は72,779人です。これは従業員全体の約4%が海外で働いているということになります。
多いと見るか少ないと見るかは個人差がありますが、約4%という数字は頭に入れておくべきではないでしょうか。
2)駐在員としての海外赴任はミスマッチがある
ベトナムのホーチミン、タイのバンコク、インドネシアのジャカルタには、現在、たくさんの日本人が暮らしています。アジアマガジンは、アジアで働く日本人とお話させていただくなかで、よく聞くお話があります。それは会社の命令で“望んでいない海外赴任をしている駐在員の方が多くいる”ということです。
また、海外で活躍したいと考えている方の中には、「この国で働きたい!」や「こういったことをやっていきたい!」とこだわりを持たれている方が多い印象を受けます。その点で、駐在員としての海外赴任は、希望とのミスマッチがあることを、心に留めておくべきではないでしょうか。
3)現地採用としての選択肢があるということ
“駐在員としての海外赴任”と比較されて、“現地採用としての海外就職”が、最近よく話題になります。現地採用のメリットとしては、『好きな国で好きな仕事ができる』ということに、尽きるのではないでしょうか。正直なところ、駐在員と比べて給与面や待遇面では劣ってしまいます。
ただ、それ以上のメリットを現地採用で享受できることも事実です。これを機に、ご自身のキャリアで何を最優先させるかを、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「海外勤務者が多い会社」ランキングから垣間見える3つの現実は下記の3つとなります。
1)海外勤務者が多い会社は、日本勤務者も多い
2)駐在員としての海外赴任はミスマッチがある
3)現地採用としての選択肢があるということ
今回は「海外勤務者が多い会社」ランキングから垣間見える3つの現実をご紹介させていただきました。正直なところ『海外で働くことを念頭に置いて、就職したが海外勤務が実現できていない人』『駐在員として望んでいない海外勤務をされている人』が多くいます。そのため、海外で働きたいと考えている人は、『現地採用という選択肢』があると考えるだけでも、今後のキャリアの可能性も広がるのではないでしょうか。
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