ベトナム転職する日本人の平均年収/給料は?賃金の推移からも解説

近年経済が成長し続けているベトナム。日本へ就職するベトナム人も年々増加しています。

日本との距離が縮まっているベトナムにはIT企業や製造業を中心とした企業がどんどん参入していて、日本人を募集している企業も増えてきました。

ベトナム就職に興味がある人は今チャンスです。

もしベトナムに就職した場合、給料はいくらになるのでしょうか?実際に生活ができるか気になるところですよね。

今回はベトナム人の平均年収から見るベトナムの現状と、日本人現地採用の給料について解説していきます!

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ベトナムの経済成長は2021年も右肩上がり!給料への影響も!

右肩上がりのベトナム経済は2021年も堅調!実際にどのように推移しているのでしょうか?

ベトナムはコロナ渦においてもGDP成長率がプラス

ベトナム統計総局の発表によれば、2021年の実質GDP成長率は前年比2.6%。
新型コロナウイルスの影響で世界格好のGDP成長率が落ち込む中、2020年の2.9%に続きプラス成長を維持しました。

業界別に見ると、特に鉱工業・建設業で前年比4.0%(特に製造業では前年比6.4%)、農林水産業が前年比2.9%で好調です。

輸出の拡大と、外資企業による直接投資の増加によって、ベトナムの経済成長はコロナ渦でも好調を維持しています。

ベトナムの物価は安く、生活しやすい

海外在住者向けのコミュニティサイト「InterNations」による2019年に行われた調査によると、ベトナムは外国人が住みやすい国ランキングで3位にランクインしました。
特に物価の安さと、住環境が評価されています。

また、香港上海銀行が同じく2019年に発表した「駐在員にとって住みやすい国ランキング」でもベトナムは10位にランクイン。
やはり経済安定性への評価が高く、その他にも友達の作りやすさや環境への馴染みやすさなどが評価の理由となっています。

世界の生活費を比較できる「Numbeo」によれば、ホーチミンで4人家族の家族が生活する場合、1ヶ月の生活費は3,800万ドン。(日本円で約19万円程度)
一方、総務省が公表すると家計調査(家計収支編)令和2年(2020年)によれば、同じく4人家族が日本で生活する場合、1ヶ月の生活費は約31万円です。

経済成長に伴い物価も上昇を続けているベトナムですが、それでも日本と比較するとまだまだ物価が安く、暮らしやすいといえます。
物価以外にもベトナムは年中気温が高く過ごしやすい、食事が美味しい、首都ハノイやホーチミンであればインフラもある程度整っているなど、移住しても住みやすい国のひとつです。

ベトナム人の平均年収・給料。GDP・経済成長の恩恵はあるのか

成長が続くベトナム。そこで働くベトナム人の給料は上がっているのでしょうか。

ベトナム人の平均月収は約2万円?!

ベトナム統計総局の発表によると、2020年の1人当たりの月間平均所得額は、423万ドン。
日本円にすると、約2.2万円程度です。
新型コロナウイルス流行の影響を受け、2019年と比較すると2%程度落ちこんでいます。
一方で2010年の月間平均所得139万ドンと比較すると10年間で約3倍に伸びており、長期的な推移でみると平均所得も堅調に増加し続けています。

平均所得が10年間で3倍に伸び、ベトナムの国民生活も豊かになっています。

ベトナムの最低賃金は毎年引き上げられている?!

ベトナムでは、経済発展の度合いに応じて、最低賃金が地域ごとに毎年見直されています。
2021年は新型コロナウイルス流行の影響を考慮し、14年ぶりに引き上げがなく据え置かれました。
しかし2020年までは毎年、平均して5~6%前後の上昇率でした。
ベトナムの最低賃金は、今後も堅調に推移するだろうと予想されています。

2021年の地域ごとの最低賃金の推移は以下の通りです。

地域 2018年 2019年 2020年 2021年
第Ⅰ区域 3,980 4,180 4,420 4,420(約2.1万円)
第Ⅱ区域 3,530 3,710 3,920 3,920(約2万円)
第Ⅲ区域 3,090 3,250 3,430 3,430(約1.7万円)
第Ⅳ区域 2,760 2,920 3,070 3,070(約1.6万円)

※単位 1,000ドン

地域の見直しも随時行われていますが、2021年の地域区分は、

  • 第Ⅰ区域|ハノイ市、ホーチミン市、ハイフォン市、ビンズン省、ドンナイ省の都市部など
  • 第Ⅱ区域|ハノイ市、ホーチミン市の郊外に加え、ダナン市、バクニン省など
  • 第Ⅲ区域|ハナム省、ロンアン省など
  • 第Ⅳ区域|上記以外の地域

となっています。

コロナウイルス流行の影響はあるものの、その影響は一時的なものだと考えられています。

同じベトナムでも都市によって平均月収が違う

都市部と農村部でも、月間平均所得額が大きく異なります。
2020年の都市部の月間平均所得額は554万ドン(約2.8万円)で、2010年の約2.6倍。
同じく2020年で、農村部の月間平均所得額は348万ドン(約1.8万円)で、2010年の約3.3倍です。
農村部の伸びがより著しく2010年と比較するとその差は縮まったものの、都市部と農村部では大きな格差があります。

なお都市部では、ベトナムを代表する工業都市であるビンズオン省が月間平均所得額700万ドン(約3.6万円)で最高額を記録
続いてホーチミン市、ハノイ市、となっています。

経済の成長が、国民の平均所得の増加につながっています。
地域による格差もまだまだあるものの、以前と比較すると是正されつつあり、ベトナム国民全体の生活が向上しています。
同じベトナムでも都市によって収入も生活レベルも違いがあるから、住んだり働いたりする都市の収入レベルも知っておくと良いですね。

ベトナムで収入の高い業界は?

ベトナム統計総局の2019年の発表によれば、業界別の平均年収のランキングは以下のようになっています。

順位 業界 平均年収
第1位 金融・銀行・保険業 約55.3万円
第2位 発電・配電、ガス業 約55.2万円
第3位 情報通信業 約50.7万円
第4位 科学技術の専門活動等 約49.2万円
第5位 運輸・倉庫業 約46.8万円
第6位 製造・加工業 約45.3万円

ベトナムの金融機関(特にメガバンク)は、ほとんどが以前は国営であったことから、現在も規模が大きく事業が安定しています。
そのため、平均年収も高くなっています。

また、発電・配電・ガス等の業界の中でも、特に電力については国営の「ベトナム電力総公社」が大きなシェアを誇っています。
しかも、配電・送電事業については民間企業の参入が認められておらず、ベトナム電力総公社の独占市場となっています。

さらに民間企業の参入が可能な発電やガスなどの分野についても、新規参入には多額の設備投資が必要なため、ハードルが高い状態です。
そのため発電・配電・ガス等の事業を行ってる企業はほぼ独占状態で高い利益を確保することができ、平均年収も比例して高くなっています。

情報通信業については、特にITエンジニアの需要が高く、供給が常に追いついていないのは他国と同様です。
そのため優秀なITエンジニアの年収は右肩上がりとなっています。

業界によって平均年収に大きな差があることが分かります。
ITエンジニアの需要は、世界的に急増しているね。ベトナムでも今後、他の業界を抜いて情報通信業の平均年収がトップになる可能性も高いと言われています。

ベトナムにある日系企業の平均月収は?

ベトナムの日系企業で働くベトナム人の年収は平均より高く、日系企業の就職を目指し日本語を勉強するベトナム人も多くいます。
人材紹介サービスを展開するICONICが発表した、ベトナムにある日系企業の平均月収は以下の通りです。(2021年現在)

職種 役職 平均月収
ホワイトカラー 役員 82,783(約42万円)
ホワイトカラー 部長 58,541(約29.8万円)
ホワイトカラー 課長 35,880(約18.2万円)
ホワイトカラー 主任 20,860(約10.6万円)
ホワイトカラー 一般 10,922(約5.5万円)
ブルーカラー(製造業) 班長 10,590(約5.4万円)
ブルーカラー(製造業) 工員 7,300(約3.7万円)

※単位 1,000ドン

ベトナム人の平均月収が423万ドン(約2.2万円)であることから考えると、ホワイトカラーの一般職であっても2倍以上月収が高いことが分かります。

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ベトナムの現地採用。実際に生活していける?

実際、ベトナムで生活している日本人ってどんな生活をしているのかを解説します!

ベトナムの現地採用の平均年収

ベトナムで働く日本人現地採用の平均年収はポジションによっても変わりますが一般職であれば150万〜300万円,マネージャーなどのポジションにつけば400〜600万円ほどと言われています。

月収にすると10万円前後から60万円前後です。

日本にいた時に比べ給料は下がってしまう方も多いかもしれませんが、日本人現地採用の最低給料でもベトナム人からしたら富裕層の中に入ります。

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外務省の発表によると、2021年10月時点のベトナムの在留日本人数は約2万人。

新型コロナウイルス流行前の2018年には、前年と比較して28%以上増加するなど、ベトナムに住む日本人は増え続けていました。

今後も増加傾向を取り戻していくと考えられています。

現地採用の給料で、日本人がベトナムで生活することは可能なのか?

では、実際に現地採用の給料で生活していくことはできるのでしょうか?

結論からお伝えすると、十分可能です。

日本と同じような水準の生活を送ることは難しいですが、食事を現地の食事に合わせられることができれば生活はかなり抑えることできます。

ベトナムは物価が安いので家賃3万円の物件でも2LDKほどの快適な住居に住むことができます。

8~9万円ほどあれば十分な生活ができるので場合によっては日本にいるときよりも貯金ができるようになるかもしれません!

ベトナム就職は今が狙い目!日本人募集の求人が増加傾向に

現地採用で働く日本人は、営業職やコールセンター、ITエンジニアでの職種で採用されることが多くあります。 特に営業職の場合には対日本企業向けだったり、コールセンターの場合には対日本人向けなど、日本語が堪能であることがスキルになり、採用される可能性が高いでしょう。

ベトナムは現在ASEANの中で最も成長している国と言われています。

観光都市としても注目され、物価の安さから今後も多くの企業が参入していくことが予想されています。ベトナム就職ができれば国の成長していく様子を住みながら体感していくことができます。

ベトナムへの転職に更に興味が湧いた方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください!

ベトナム就職を解説するペンギン

【後悔しないベトナム就職】未経験や日本語のみでOK?就職事情と移住方法をプロが徹底解説!

ベトナム人の仕事観やベトナムで働く魅力とは

ベトナム人は日本人とは仕事観が大きく異なります。ベトナム人は仕事においてやりがいよりも給料を最優先する性格で転職の理由も、転職先の方が給料が高いからという理由がほとんどです。

優秀な人材でも家族関係や給料を理由にすぐ転職してしまうこともあるのがベトナム人の性格といえます。

また、仕事よりも家族や友人との時間を大切にする性格で基本的に残業はしません

また法律により残業をした場合の時間外労働は給料を上げるよう決められており、企業側も残業を避ける傾向にあります。

職種にもよりますが、一般的には17~18時には退勤し、その後はプライベートや家族との時間を楽しむのが普通の暮らしです。

そのうえ物価が安く生活に余裕をもたせやすいため、日本で生活している時よりも働く時間は短くてもプライベートは充実させられる可能性も、多いにあります。

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