中国・韓国の企業が積極的に進出していて、日系企業の進出も近年急増しています。
タイとベトナムに続き現在勢いのあるカンボジアですが、カンボジアの情報はまだまだ少ないです。
『アジア就職は物価が安く生活しやすい』と言われていますが、カンボジアはどうなのでしょうか?
結論から言ってしまうと、カンボジアの物価は安くないです。
カンボジアの物価が安くないのなら、どのくらいの年収をもらえるのかが気になるかと思います。
「カンボジアに移住を考えているんだけど、カンボジアの平均年収はいくらくらいなんだろう・・・」
この記事では、こういった疑問に答えます。
>>目次
カンボジア人の平均年収 | 首都プノンペンを中心に上昇傾向に
経済成長が右肩上がりで最低賃金も上昇し続けているカンボジア。
まず、カンボジアの気になる平均年収をお伝えしていきます!
カンボジア人の平均年収は?
カンボジア人の平均年収は約24万円です。
最低月収は現在170ドル(約1万8千円)ですが、年々上がり続けています。
最低月収は、基本的に工場の作業員などの従業員に適用されています。
英語が堪能な人材や日本語のできる人材は300ドル以上が相場になってきています。
現在も日系企業では日本語のできる人材を安く雇いたい考えがありますが、年々需要が高まるスキルのあるカンボジア人の給料相場はどんどん高くなっています。
また、大卒や院卒で外国語(英語・中国語)がビジネスで通用する並に話せるのであれば、月給が400ドル(4万円)以上をもらえます。
さらに、博士課程を終了したエキスパートの医師や技術者のエリートであれば、月給1000ドル(11万4千円)以上もらえます。
もちろん、食事付きや住宅手当がある企業の月収は下がってしまいます。
この後のカンボジアの特徴でお伝えしますが、仕事よりもプライベートを大切にするので、日本のようなサービス残業はないです。
▼ここでのポイント
- カンボジアの平均年収は約24万円以上
- カンボジアの最低月収は1万8,000円
カンボジアの物価は安い?高い?
カンボジアの物価相場をご紹介します。
- 水:約60円
- 牛乳:約275円
- コーラ:約95円
- 卵(12個):約200円
- お米(1kg):約134円
- 鶏肉(1kg):約900円
- じゃがいも:約280円
- トマト(1kg):約170円
- りんご(1kg):約470円
- オレンジ(1kg):約400円
- ビール:約180円
- 輸入ビール:約300円
外食を続けていると高くなってしまいます。
もし、外食で日本食レストランに行ってしまうと、月に6万円以上の支出になってしまいます。
家電付きの単身者向けコンドミニアムでも最低4万円以上の家賃がかかります。
家族で住む場合は、コンドミニアムもしくはマンションをオススメしますが、家賃は8万円以上で住むことが可能です。
冒頭で物価は安くないとお伝えしましたが、それはアジアの周辺国と比較すると安くないことになります。
日本からすると、物価は安いと感じるでしょう。
▼ここでのポイント
- カンボジアの物価は、日本と比較すると安い。
- 1年に収入が300万円もあれば、かなり裕福な暮らしを送ることができる。
カンボジア人の特徴は?
カンボジア人は、仕事よりも給料と家族をとても大切にする国民性があります。
少しでも給料の高い仕事があれば、すぐに転職してしまう傾向があり、家族の看病やお祝いなどで仕事を休むこともよくあります。
また楽しく働ける職場を好んでいて、職場の人間関係の良さを重視する傾向にあります。
カンボジア人の給料は年々上がってきてはいますが、物価の割にはあまり高くない印象がありますね。
それでは日本人現地採用の給料はどうでしょうか?
日本人現地採用の給料の平均!転職したら年収は下がる?
カンボジアの物価は、近隣アセアン諸国に比べてあまり安くないことがわかりました。
現地採用の日本人の平均月収
カンボジアの日本人現地採用の月収は、約1,000ドルから1,500ドルと言われています。
日本円にして、およそ11万〜17万円です。
マネージャークラスでの採用や経験のある方では月収が高くなります。
2,000ドルをこえることもありますが、基本的には上記の11万〜17万円が相場だと言われています。
また、手当などもあまりなく、この金額から税金が引かれることが多いです。
日本での給料に比べると・・・
日本での給料に比べると、給料が下がってしまうのが現状です。
カンボジアでは就労ビザの最低賃金などの規定がないので、低い給料だと800ドルでの求人があることも多いです。
物価的にも、凄く安くなる訳ではないので『給料を上げる』という目的で転職をするのはかなり難しいです。
日本人が働きやすい職業は?
カンボジアの経済は急成長しており、日系企業が進出してきています。
日系企業でも、日本人を雇いたいという企業も多く、現地採用で働いている日本人も少なくありません。
日本人がカンボジアで働きやすい職業は、
- 通訳・翻訳
- 営業
- 事務
- 衣料用メーカー
- 食品加工工場
- 日本人経営の飲食店
- 旅行会社(代理店)
- ツアーガイド
- ホテル
- 不動産:お客さんが日本人もある
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実際に日本人現地採用の給料で生活していけるの?
カンボジアの日本人現地採用の給料の相場についてご紹介しました。
実際、現地採用の給料でカンボジアで生活していくことは可能でしょうか?
結論をお伝えすると、1,000ドル以下の給料だと結構厳しいです。
現地採用の給料だと生活は楽ではない
お伝えしてきた通り、カンボジアの物価は他の東南アジア諸国に比べると高いです。
現地採用の給料で生活していくには、現地の生活に合わせることができるかが重要です。
日本と同等の暮らしを求めるのであれば、イオンモールなどで日本の食材を購入できますが、かなり高くつきます。
住居費は300ドルほどで広く快適な部屋に住むことができます。
現地採用の生活は、食費をいかに抑えるかで状況が変わってきます。
求人を見る時は、提示されている金額で生活できそうかをしっかり考えることが大事です。
▼ここでのポイント
- 現地採用で働くのであれば、日本のような生活は不可。
- うまく生活していくには、カンボジアの生活に合わせて、節約していく。
カンボジアの経済情報 | もう支援/協力だけの国ではない
ここ数年で多くの外資系企業の参入が相次ぎ、首都プノンペンを中心に急速に発展しているカンボジア。
これまでは支援を受けているイメージが強かったですが、そのイメージも変わろうとしています。
経済成長が著しい!
カンボジアは2011年から経済成長が約7%という状態を維持し続けています。
最低賃金も年々上昇し、経済は今後も右肩上がりを続けることが見込まれています。
ただ一方で貧困の差はかなり激しく、高級車を乗るカンボジア人もいれば、物乞いをしているカンボジア人もいるのが現状です。
経済が発展していく中で、この貧富の差を縮めていくことがカンボジアの課題だと言われています。
米ドルが主流となっている
カンボジアの特徴的なところが自国の通過ではなく、アメリカの米ドルが主流となっていることです。
カンボジアでは自国の通貨リエルよりも米ドルが普及していて、リエルはおつりを返却する時に使われることが多いです。
周辺国に比べ物価が高い
先ほどもお伝えしましたが、カンボジアは、タイやベトナムよりも物価が高いです。
米ドルが主流となっているため、ローカルの屋台の食事も1$〜ということが多く、日本円に換算すると周辺国よりも高いです。
電気もタイから輸入しているので生活費はアジアの中では高くなっています。
▼ここでのポイント
- 経済の成長が著しい。
- ドルが主流。
- アジア周辺諸国に比べ物価が高い。
カンボジアは国際協力のイメージから変わろうとしている
ポルポトの虐殺の影響で経済発展が遅れ、国際協力を必要としていたカンボジアもこの数年間で様変わりしてきました。
今後も成長は進み、いずれベトナムやタイに追いつく日も遠くはないでしょう。
日系企業の進出も活発的で日本人の需要は常にあると言われています。
カンボジア就職にさらに興味が湧いた方はこちらの記事も参考にしてみてください!
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また、カンボジアの転職エージェント情報に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事も参照ください!
こんにちは!海外就職ノウハウの発信から実際に転職のサポートまで行っているアジアマガジン(@asia_maga)です。