元英会話スクールカウンセラーが体験したフィリピン留学のメリット・デメリットをまとめてみた

元英会話スクールカウンセラーのカワヨシ ジュン(@kawayoshijun)です。

今回は、自身が経験したフィリピン留学について、そのメリットやデメリットを紹介します。

結論から言うと、デメリットに比べ、圧倒的にメリットが大きいです。フィリピン留学は環境面と費用面が良く、非常にコストパフォーマンスが高いです。

そのあたりを具体的に解説していきます。

【環境面】フィリピン留学のメリット8つ

では、まず環境面に関するメリットを解説します。

①マンツーマンレッスン

フィリピン留学での学校では、基本的にマンツーマンレッスンです。
グループレッスンと比較して、マンツーマンレッスンは自分が話す時間を多く取れます。「アウトプットの機会を多く持つ」というのは、英語学習において非常に大事なポイントです。

また、スパルタ式(寮生活、門限あり)の学校も多く、自分を追い込んで集中できる環境で勉強したい、という方には、スパルタ式の学校がおすすめです。
(僕の行った学校はそうではありませんでしたが)

②英語が公用語なので、学校の外でも英語を日常的に使用できる

フィリピンは大小合わせて7000を超える島で構成されており、言語は100種類を超えます。
そのため、英語が公用語として制定されており、日常的に使用されています。
ですから、学校の外に出ても、買い物や食事、レジャーの際には英語で会話をすることになります。
学校で覚えたフレーズを、すぐに実践で使用できる環境があるんです。

③寮(ホテル)住まいで清潔、生活がらくちん

フィリピン留学の場合、基本的には学校が用意する寮、あるいはホテルで生活することになります。
ですから、掃除や洗濯などの家事に時間を割かれることなく、学習に専念できます。
ホテルの場合でも、衣類のクリーニングサービスが安く利用できるので便利です。
もちろん、転居手続きなども一切不要です。
食事に関しては、自炊は難しいですが、寮であれば食事がついてきたりしますし、外へ出ても物価が安いので、食費は日本の1/3くらいで済ませられます。

④教室がホテル直結(安心、楽)

学校の用意する寮・ホテルは、ほとんどのケースが教室と同じ建物にあるので、初めての海外で不安、という方にも安心・安全です。
また、通学にも時間がかからないため、ギリギリまで部屋で勉強したり、ゆっくり休んだりすることができます。

⑤日本から近く時差が少ない

意外と見逃せないのが距離と時差。
日本とは時差が1時間しかなく、フライト時間も羽田空港からなら4時間半です。
したがって、渡航の際の身体的負担が非常に軽いです。
渡航翌日からすぐに授業開始でも問題ありません。
また、時差が少ないことから、日本にいる家族や友人とも連絡が取りやすいというメリットもあります。
これがアメリカ西海岸だと16時間もの時差がありますので、渡航の負担も大きいですし、日本との連絡も時間帯が難しいというデメリットが生じてしまいます。
フィリピンでは、あまりにも違和感なく日本の友人と連絡を取れるので、僕は時々海外にいることを忘れそうになるときがありました(笑)

⑥学校のサポートが手厚い(日本人スタッフ)

フィリピンの語学学校で多いのは韓国人経営の学校と日本人経営の学校です。
日本人のほとんどは日本人経営の学校に行くと思いますが、やはり日本人のことをよくわかっているので、とても安心です。
英語力が低い方でも、常駐する日本人スタッフに相談できますし、緊急の場合には24時間連絡をすることも可能です(※学校ごとに要確認)。
たとえ語学力があっても、万が一病院に行く必要が出てきた場合などは不安になるもの。でも、そんなときに、現地に詳しい日本人がサポートしてくれるのは、気持ちの面でも心強いです。

⑦ビザ手続きが簡単(学校任せ)

ビザ手続きの詳細についてここでは割愛しますが、簡単に言うと、日本人がフィリピンに行く場合30日以内であればビザ不要です。
ただし、留学の場合にはSSP(就学許可証 Special Study Permit)というものが必要になります。
この申請が本来は面倒なのですが、これを学校がまとめてやってくれます。
必要な書類と費用を学校に渡すだけです。
これも学習に専念できる要因の一つです。

⑧週末はビーチリゾートで遊んでリフレッシュ

これは2週間以上行く方に限られますが、学校がない週末、自由に出かけることができます。
フィリピン留学、特にセブ島に行かれるのであれば、車で30分〜1時間の距離にビーチリゾートがあるので、気軽にリゾート気分を味わうことができます。
ビーチで遊んだり、マリンアクティビティを楽しんだり、高級ホテルのデイユースを利用したりして、たまには平日の疲れをリフレッシュするのも大事です。

【費用面】フィリピン留学のメリット3つ

続いて、費用面に関するメリットです。

①費用が安い

これはもう圧倒的です。
マンツーマンレッスン1日8コマ(1コマ50分)、2週間80コマで、授業料・宿泊費用含め15万円以下で行けます。(渡航費は除く)
日本でマンツーマンレッスンを受けたら、この3〜5倍くらいしますから。
渡航費・宿泊費を考えても断然安いです。

②生活費(物価)が安い

これも大きいです。
物価が安いので、よっぽど遊びにお金を使わなければ、1週間1万円で十分お釣りがきます。
欧米の場合は日本と物価がほとんど変わらないため、生活費だけでそれなりにかかりますが、フィリピンの場合は生活費がかなり安く済ませられます。

③渡航費が安い

渡航費もばかになりません。
時期にもよりますが、フィリピンなら直行便でも往復6万円前後です。
欧米なら10万円くらいはするので、これも費用面でのメリットです。

フィリピン留学2つのデメリット

これまでフィリピン留学のメリットに触れてきましたが、デメリットもありますので、きちんと理解しておきましょう。

①治安

フィリピンはだいぶ発展してはいますが、日本と比較してしまうと、治安がいいとは決して言えません。
マニラをはじめ、留学に人気のセブでも、スリや置き引きなどの軽犯罪は多発しており、地元住民も警戒を怠りません。
日本の感覚で、席に荷物を置きっぱなしにしたり(特に学校外)、スマホをテーブルに置きっぱなしにするのは絶対にやめましょう。
できればリュックタイプのカバンも避けたいです。

また、夜間の出歩きも危険です。
特に女性の一人歩きは絶対にやめましょう。
夜間21時以降は人通りも減り、街灯が少ないためとても暗いです。
もし出かけていて遅くなった場合には、近い距離でもできるだけタクシーを利用しましょう。

ただ、最低限の防犯意識をもっていれば、そこまで臆病になる必要はありません。
フィリピン人は親日家も多く、人柄がいい方が多いです。

僕は何度か一人で海外に行っていますが、常に最低限の防犯意識は持っています。
それもあって、幸いこれまでのところ一度も危ない目には遭っていません。

これはフィリピンに限らず、どこの国でも同じです。
海外に行く場合には、ほどよい緊張感を持って楽しんでください。

②フィリピン英語(訛り)

もう一つのデメリットが訛りです。

フィリピン英語はあくまで公用語であって、母国語とは違うため、いわゆるネイティブ(欧米)英語とは少し異なります。
日本人には聞き取りやすいですが、フィリピン英語に慣れてもネイティブ英語を聴き取るのはまだ苦手、という状況が生まれやすいのも事実です。

とはいえ、英語独特の発音は身につきますし、僕もフィリピン留学を通してTOEICのリスニングスコアがかなり上がったので、リスニング力自体を上げることは可能です。

それに、ネイティブ英語のリスニングについては音声教材を使用することで補えます。
その分フィリピン留学では、話すこと=アウトプットに集中する方が、英語力を高めることにつながると思います。

まとめ

僕は日本の英会話スクールで働いていましたが、今回2週間セブ島に留学をしました。
行くまでは「どっぷり英語に浸かるぞ!」という気合いとTOEIC問題集を抱き、友達など作らず夜も勉強する気でいました。
が…。
1日8コマは想像以上に疲れました。
疲れる、というとネガティブに聞こえますが、休憩挟むとはいえ、ずっとマンツーマンで8時間ですよ。常に英語を聞いて、英語で考え、英語で話すわけです。
まさに英語漬け。
この効果はやっぱり凄まじいです。日本では味わえません。英語脳になります。

その分、8コマ終わる頃にはヘトヘトになって、TOEIC問題集は結局2週間全く開かず(笑)
部屋での勉強は軽く予習復習するくらいで、授業終了後は毎日、他の仲良くなった生徒さんとごはんに行ってました。

これも当初の想定とは違いましたが、結果としてとてもよかったです。
自分とは全く違う業界で活躍されている方々と知り合うことができ、帰国してからも交流させていただいています。

そうして、最初の週末を迎える頃には、週末は思いっきりリフレッシュしよう!という気持ちに変わってました(笑)
野生のジンベエザメを見に行ったり満喫してました♪

もっと勉強をすることはできましたが、授業は全力で集中して、その分オフは息抜きする、というメリハリも大事かなと思います。
これは考え方次第ですが。

いずれにせよ、英語学習の点でも、人との出会いという点でも、また、楽しいレジャーという点でも、フィリピン留学は非常に有意義な経験となりました。

1〜2週間でも休みが取れるなら、ぜひ1度行ってみることをおすすめします♪

カワジュン(カワヨシジュン)@kawayoshijun
アラフォーのブロガー/ライター。
元スタバ店長/元英会話スクールのカウンセラー/その他2社で営業マネージャーを経てフリーランスに。 「人生折り返しの30〜40代を元気にする」をテーマに、英語学習、旅行情報、働き方などについて執筆活動中。
人生まだまだこれから!

英語学習の相談も承っています。お気軽にあそびに来てください。
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