留学は就職に有利?人事が語る海外勤務も含めた留学経験者の就活事情

こんにちは、アジアマガジン です!

大学生の方の中には留学の経験を就職活動に役立てたいと考えている方も多いのではないでしょうか?短期にも長期にも関わらず留学の経験がある方の中には、国際関係の仕事に就きたい方もいるかもしれませんね。

留学の経験があれば就職にも有利だと考えている方も多いと思います。ただ、お伝えしておきたいのは留学が就職に圧倒的に有利だったのは昔の話です。

そこで人事を経験してきた私が、留学経験を就職活動に活かすための方法をお伝えしていきます。

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留学経験が就職で評価されづらくなった理由

これまで、海外での留学経験は企業から大きく評価されていましたが、年々と留学経験を評価する企業は減ってきている傾向が否めません。

その理由を2つの観点からお伝えしていきますね。

理由1:かつてほど留学は珍しいものではなくなったから

近年、フィリピンなどのアジアの格安留学が流行ってきたことによって、留学が身近で行きやすい環境へと変かわってきたことが大きな理由だと言われています。

またグローバル化が重要視されているため、経験のために留学を目指す学生も増えています。

実際に文部科学省サイト内の具体的な数字を見てみると…

2009年の日本人学生の留学者数は36,302人、2016年の日本人学生の留学者数は96,641人とこの7年で2.6倍と急速に留学している学生が増加しています。

そのため、企業側にとっても留学経験のある学生は珍しい存在ではなくなったといえます。

理由2:ライバルが多いから

留学経験のある学生は、その経験を活かせる国際関係の仕事に就きたいという方が多いかもしれません。そのため英語を活かせる仕事には、職種によっては応募が集中するものがあります。

そのため、特定の募集にTOEICの点数が高い人が集まることも多く、就職活動においてライバルが多くなってしまう原因も考えられます。

海外留学が身近になった分、留学経験者も増え、昔に比べて珍しくなくなっているのが現状!

留学に行くだけではあまり評価されなくなっているということを認識しておきましょう!

留学経験を就職活動に活かす方法!企業が留学生に求めるものは?

留学経験が就職で評価されづらくはなりましたが、留学経験は就活に有利になる面は間違いなくあります。

実際に東京経済オンラインの記事にも下記の通りに記載されています。

就職サイト「マイナビ」が昨年10月に新卒採用実績のある企業2716社を対象に行った「2016年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」によると、留学経験者を採用した上場企業は全体の19.3%と、実に5社に1社に上る。

引用:東洋経済オンライン

では、留学経験の価値が相対的に下がっている現在において、企業は留学経験のある学生にどのようなことを求めているでしょうか?

企業が留学生に求めるものは?

実は、企業は留学生が思っているほど語学力に重きを置いていません。(もちろん語学力があった方が良いですが…)

企業が最も重要視しているのはコミュニケーション能力と経験です。

英語をどれだけ勉強して話せるようになったかよりも、どうして留学をしようと思い行動したかといった点や苦労してきた経験から人柄を判断したいという意向が強いようです。

そのため、英語力+αでした経験談を重要視した方が企業には評価されやすいのです。自身の留学経験を掘り下げる時は、その+αの部分をどのように表現すればいいかを考えいきましょう。

留学以外の選択肢も!語学留学だけでなく海外インターン経験をした人は評価が高い

留学の経験を就職活動に活かすには留学+αの経験があると評価をされやすいということをお伝えしました。

これから留学をする予定の方におすすめなのは留学と共に海外インターンを経験することです。

海外ではインターンを募集している企業も少なくはない

海外では、留学だけでなく実際に働くことを体験できるインターンシップを開催している企業も少なくありません。

中には日系企業だけでなく現地企業で働くことのできるインターンシップを留学プログラムとして組み込んでいる企業もあります。

海外+αの経験としてインターンシップに参加しておくと、就活の時の大きなアピール材料になります。

英語を学ぶだけでなく仕事として使用した経験があると評価されやすい

インターンシップに参加して、英語を学ぶだけでなく実際に仕事として活用した経験があると企業にとっては大きな評価の対象となります。

そのため、インターンシップに参加するのであれば仕事で英語を使う上で苦労した経験や、どのように工夫をしてきたかなどを言語ができるようにしておくことが大切です。

海外で留学以外で経験できるおすすめはインターンシップ!

実際に海外の会社で働くという経験は企業側にとっても採用したくなる大きなポイントになります!

留学経験は、海外就職や将来の海外転職にも役に立つ

留学経験は、日本国内での就活以外に、海外就職や海外転職をする際にも評価の対象になります。語学力や外国人とのコミュニケーションスキルが評価されることはもちろんですが、他にも理由があります。

それは海外での長期的な滞在経験があると、海外生活の耐性があると判断してもらえるからです。そのため、短期の留学経験よりは1年など長期で留学していた経験がある方が評価してもらえやすいです。

実際に海外就職や海外転職に興味のある人は、下の記事で詳しく説明しているので、見てみてくださいね。

新卒で海外就職は可能?就活のプロが具体的な方法を徹底解説!

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海外就職を20代でするメリット&デメリットは?リアルな転職事情を徹底解説

2018年4月2日

まとめ|留学は語学だけでなく海外でどんな経験をしてきたかが重要!

海外留学を経験する方は年々増えていて、今後も留学の経験を就活に活かしたい学生が増えていくことが予想されます。

留学に対して珍しいということはなくなりましたが、それでもその経験は伝え方によっては大きなアピールポイントとなります。

ただ留学するだけでなく、留学にいたった背景からどのような経験を積んできたかを掘り下げて就職活動に励むようにしてくださいね!

失敗しない海外就職の方法をプロが徹底解説!未経験もOK?おすすめのステップを紹介

2017年4月29日

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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