アジア版メルカリ!?Carousell(カルーセル)とメルカリの5つの違いを分析!

こんにちは、アジアマガジン代表の今(@konkeisuke)です。日本ではメルカリがついに上場しますね!アメリカへの展開も全面的に進めていくとのこと。日本発のユニコーン企業ということで、応援しております!

私自身もカンボジアで起業をしていたこともあり、「アジアではメルカリのようなサービスあるんだっけ?」と気になり、調べてみました。

メルカリさんがアジア展開するかはわからないですが、いずれ競合になりそうなサービスがありました!サービスの内容や会社の経歴についても解説していきます。

アジア版のメルカリはCarousell!

結論から言うと、アジアではCarousell(カルーセル)というフリマアプリが人気です。いわゆる「売ります・買います」をスマホから気軽に実施できることが特長です。

上記のような感じで、ファッション・小物などをスマホから気軽に売り買いすることができます。ただ、大きくメルカリと違うところもありました…!メルカリとの5つの違いを記事の後半で解説しますね。。

いまはシンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、台湾、香港、オーストラリアで展開中です。

言語も英語と中国語が使えて、インドネシアやマレーシアはそれぞれの言語でも使うことができます。これもアジア仕様になっていて素晴らしいですね。

カルーセルの説明動画は下記です。英語ですが張っておきます。

メルカリとCarousellの5つの違いとは?

下記は完全に私の独自の判断による分析になります。大きく分けて5つの違いがあると感じました!ではご紹介します!

メルカリとの違い①:不動産とか車も買える!?

上記のような感じで、小物だけではなく大きなモノまで買えちゃいます。普通に車とかマンションとか売ってるし。。ほんとスマホでマンション買うのかなー、とまだ疑問です(笑)

メルカリとの違い②:求人情報も載ってる?

カテゴリーに「Jobs」もあります。この画像のような感じで、求人広告も載せていました。売ります・買いますのフリマアプリではなく、生活掲示板アプリに近いのかもしれません。

メルカリとの違い③:出品・購入の手数料は無料?

これも驚いたのですが、いまのところ出品料も購入の手数料も0円です。メルカリな出品手数料で10%かかりますが、カルーセルでは無料で売ったり買ったりできます。

じゃあ、どこが収益になっているのか?というと出品広告です。トップリスティングと呼ばれる「物を早く売りたい場合にリストの上に表示するプロモーション」で儲けているそうです。

下記のカルーセルCTOへのインタビュー記事も参考になります。日本語記事です。

まもなく上陸?「シンガポール版メルカリ」が日本に注目する理由。シンガポールでフリマアプリを提供するcarousell(カルーセル)のCTOにインタビュー

メルカリとの違い④:値下げ交渉が基本?

これは実際にサービスに触ってもらえるとわかるのですが、商品の買い方が大きく違います。メルカリでは設定された金額に対して、買うかどうかを決定する形です。もしくは「コメント」で、○○○円になりませんか?などと交渉する感じです。

それに対してカルーセルは「チャット」と「メイクオファー」という2つのボタンがあります。チャットは個別で質問したり交渉したりする機能です。

このメイクオファーが面白いです。出品者は87ドルでカバンを出品しているところに対して、「80ドル」などとオファーを出すことができるんです。それをOKするかどうか、もしくは間の84ドルにするかどうか、などはチャットで決まります。

まさにアジアのマーケットの買い方に似ていますね!アジアの売り買いは、まず値切るのが基本ということなのでしょうか!?

メルカリとの違い⑤:アプリ内で決済ができない?

メルカリとの大きな違いは、決済機能がついていないことです。メルカリだと普通に使えるクレジットカードでの決済ができません。

カルーセルでは普通に出品者に「銀行振込」をするか、物を受け取る時に「現金手渡し」の支払いをするフローとのこと 。これはアジアではまだクレジットカードが、一般的になっていないからかもしれません。

カルーセル社はどんな会社?社長や株主は?

Image credit: Carousell

↑この方々が創業メンバーです。お名前はLucas Ngoo氏、Marcus Tan氏、Siu Rui Quek氏です。若いです!会社について調べました!

まずCarousell社は2012年5月にシンガポールで創業された会社です。Startup Weekend Singaporeに参加し優勝したサービスが元になっているようです。

NUS(国立シンガポール大学)の学生が始めたスタートアップ企業ですね。その流れがあり、シンガポール国立大学が運営するインキュベーション事業「NUS Enterprise」の支援を受けています。

Image credit: Carousell

実は日本との関わりもあり、楽天がシリーズAあたりから出資をしています。もちろん楽天以外にもベンチャーキャピタルが多く入っています。他にはベンチャーキャピタルのEDBI・500 Startups・Golden Gate Ventures・Sequoia India・DBSなどです。

2016年のシリーズBでは3500万ドルを調達しています。また、つい先日の2018年5月14日に、8500万ドル(約93億円)のシリーズC資金調達を実施したそうです。

カルーセル社の今後の戦略に関しては、下記の記事も参考になります。

楽天も出資「シンガポールのメルカリ」のAIファースト戦略

まとめ

アジア版のメルカリと言われるCarousellについて、徹底分析をしてみました。もしメルカリさんがアジア展開をする場合は、なかなか手強そうな相手になりそうです。

ただユーザーとしては非常に便利なサービスだと思うので、ぜひアジアに住んでいる方は活用してみてくださいね。アジアマガジンでは「シンガポールで働く」など海外就職の情報発信もしていますので、ぜひ今後もTwitterも含めてチェックしてもらえれば幸いです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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